ハーネスを子どもにつけるそもそもの目的は「命を守るため」
子どもにリード・ハーネスと呼ばれる散歩用のひもを付けていると、
「犬じゃないんだから…」「自分の子どもさえ管理できないの?」「手をつなげばいいことでしょう」
というご意見がまだ多いのかもしれません。
では、なぜ幼児用のリードやハーネスが販売されているのでしょうか。
ハーネスを付ける年齢や発達段階として最も多いのは、歩き出した頃から3歳前までの時期。
歩くのが楽しく、好奇心がいっぱいで、目にするもの全てに歩み寄り確認したい時期でしょう。
大人の指示や声掛けは、聞こえていても従うことは少なく、行動を制御したり禁じれば泣いたり暴れたりする子どももいるのではないでしょうか。
それが家庭内や室内などある程度安全が確保できる場所であれば、好きなように動くのを見守っていても良いのですが、戸外や人の多い場所であれば、危険が伴います。
保護者の手を振り払い、行きたいところへパッと駆けだしたり、所かまわず寝転がって駄々をこねたり、混雑していてもお構いなしに歩き回ります。
子どもに合わせた動きをしていたら、保護者は買物などの用事を果たせませんね。
大変な疲れとストレスを感じることでしょう。
子どもを連れて行かなければならない用事や買い物、子どものためのお出かけや散歩など、様々な場面で子どもの命を守りながら保護者も安心して戸外で過ごせる、そんな目的がハーネスにあるから、多くの商品が販売されており、使っている人も多いでしょう。
使ってるママ・パパの声をピックアップ♪
賛否両論のご時世の中、実際にハーネスを使っているパパ・ママはどのような思いでいるのでしょう。
SNSのつぶやきから実際の声を探してみました。
今日お散歩してたら「子どもの手位繋いだら?」って言われたけど、繋げるなら繋ぎたいですけどね。素直に繋いでくれる子だけじゃない。うちの子は手を繋ごうとすると逃げ出すから危険。そっとフードを捕まえるか、ハーネスリュックしか無理なんです。
出典:twitter.com
自分の足で歩き、好きな場所へ行きたい…
そんな成長発達段階の子どもは、親の手を振り払って一人で歩きたがるものです。
手をつなぐこともしないのか?と、育児怠慢のような視線を向けられたり、実際に言われたり。
色々な思いをしながらも、子どもの命には代えられないと、仕方がない気持ちで使っている人もいます。
子どもにつける散歩紐、あれもお子によっては必需品。多動っていう症状がある。しっかり握った手を一瞬のスキで抜き、一秒後には手の届かない距離まで離れ、決して振り向かず、呼びかけに反応しない。恐ろしいよー
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中には保護者をはじめとした、人とのコミュニケーションがとりにくい子どももいます。
多動や呼びかけに応じないなど、様々な悩みを抱えながら育児をしている保護者もいますね。
特別に配慮が必要なお子さんであれば、なおさらある一定の年齢に成長するまではハーネスのようなものが必要になるでしょう。
手を繋いでおけば→無理です!振り切ります!手は滑るものです!親の手と子どもの手がぴったり噛み合うわけないです!
あんな犬みたいにみっともない→今はリュック型とかかわいいのもあるし、第1子どもの命を守ることを考えたらみっとも良いも悪いもあるか!!
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何回も言ってるけど、子供用迷子紐は周りのクソみたいな意見を気にしなければメリットしかないから全力でオススメしたい①
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子どもの意志を尊重しながら、保護者も多少の安心感を持って外出ができることが重要です。
見た目が良くない、きちんと子育てをしていないと感じる人がいたとしても、わが子の命を守れるのは保護者だけですよね。
命を守るアイテムの一つとして考えれば、必要な親子は胸を張って使っても良いのではないでしょうか。
やっぱり…こんな意見もあります
子どもの様々な個性や発達、特性などによって、必要と感じる人は気にせず使っていいのではないでしょうか?
むしろ命を守るためなら積極的に使ってほしいと思う人もいますね。
子どものいない人でも、「運転中に子どもが飛び出してきた」「駐車場で子どもが飛び出してきてドキッとしたことがある」など、手をつながないのならハーネスを使ってほしいという意見を持つ人もいます。
逆に、子育ての様々なことをイメージできず、その場面だけで判断し、育児をしていないと親の責任感を責める意見もありました。
衝撃の風景。
3歳くらい子どもに紐をつけて、母親が引っ張っていました。犬を散歩している飼い主のように。
「迷子ひも」と言うみたいです。効率や便利だけを追求した成れの果てですね。これを使う感性が信じられない。
非効率だけど、親が子に目をかけることで、子どもは安心して育ちます。
出典:twitter.com
色々な意見や見解があっても良いでしょう。
ですが、時には様々な想像力や優しさをもって、育児している保護者やお子さんを見るような温かな社会であってほしいですよね。
決して「効率や便利だけを追求した成れの果て」ではないこと、こういった意見がどれだけの保護者を追い詰めるかなど、ぜひ違った視点からも考えて頂けたらと願ってやみません。
かわいい!スタイリッシュ!おすすめのハーネス3つ
様々な意見がありますが、安心・安全に育児をする上で必要と感じる場合は使っても良いのではないでしょうか。
おすすめのハーネスやハーネス付きのリュックなど、ご紹介します。
親子でお出かけが楽しくなるようなカラフルでオシャレなリュックに虹色のハーネスが付きました。
もちろんハーネスは取り外し可能だから、リュックとしても長く使えそう!
みんなだいすきな絵本「はらぺこあおむし」のリュックなら、子どもも喜んでくれそうです。
かわいらしいカラーの迷子紐は手首につけるタイプ。最長2メートルまで伸びるので、子どもの自由は奪いません。
手首につけるのを嫌がるときにはリュックなどでもいいですね。
おうちの中で少し遊んで練習してから使うという方も。
体につけるハーネスと、手首につける迷子紐がセットになったタイプ。2通りの使い方が可能です。
体につけるハーネスはサイズ調整が可能なのでアウターの上からでも大丈夫。
迷子防止紐PUのチューブの中は頑丈なスチール製なので、切れにくく安心です。
気軽にハーネスを使ってみませんか。
周囲のひとはさまざまな意見があるかもしれません。
けれど一番大切なことは、子どもの命をしっかり守りながら、親子が快適に外出できること。
せっかくのお出かけも子どもを追いかけまわして疲れてしまうなんて残念ですよね。
使ってみようかな?と思ったら、ぜひ参考にしてみてください。