子どもの性教育っていつから始める?どうやって伝える?親が知っておきたい知識
子どもの性教育ってどんな風に伝えたらいいのか悩みますね。学校では男女の体の違いや妊娠のしくみについてのお話しはあっても、セックスまでの過程やセックスの仕方について、また自慰行為・オナニーについてまでの教育はないと言われています。今回は素敵な本をご紹介しながら、保護者から子どもへの性教育について考えます。
性教育は何歳から?5歳くらいから少しずつ伝えて行こう
スマートフォンやパソコン、タブレットなどを使う年齢が低年齢化している現代。
小さな子どももそういったIT機器を使う中、選択する・しないに関わらず情報が降り注いでいます。
特に性的な表現については、正しいのか間違っているのかもわからないまま、知識として覚えてしまうこともあるでしょう。
保護者は子どもの年齢が低いほど、得ている情報をしっかり把握し、インターネットの情報が全てではないことを伝えていかねばなりません。
中でも性の情報については、しっかりと伝えていきたいですね。
5歳くらいになると大人と対等に会話ができるようになるとともに、男女の性差についても少し違いを感じたり、異性を意識する子どもも出てきます。
5歳くらいから少しずつ性教育を始めてみるのが良いタイミングかもしれません。
性別について、性欲についての基本的なことをわかりやすく
5歳の小さな子どもにどんな性教育ができるのでしょうか。
まずは人間には男女がいること、体のつくりの違いや、赤ちゃんのできる仕組みを伝えましょう。
イラストを描きながら話すのも良いですね。
女性には生理があること、赤ちゃんのお布団の元で、赤ちゃんができなかった月は出血があり、
おなかが痛かったり倦怠感があるからゆっくり温かくしなければならないこと。
男性には精子ができ、勃起し、女性と性器をすり合わせることで、赤ちゃんができることなど、
具体的に隠さず伝えます。
また、性行為については、お互いの気持ちを合わせた合意の元でなければならないこと、
年齢も少し進まないとできないこと、体の変化は小学校の高学年くらいから始まることなどを伝えましょう。
思春期が始まる頃には、性行為についてもきちんと話そう
日本では性交同意年齢は「13歳」。性行為の同意能力があるとみなされる年齢の下限が13歳という意味です。
13歳以上であればお互いの同意があれば、性行為があってもおかしくないということです。
その年齢に達する頃は中学校1年生から中学校2年生。
性教育についての話を親から素直に聞ける年齢ではありませんね。
特に男の子はママからそんな話しを聞くのが照れ臭く嫌がるかもしれません。
小学校の高学年あたりになったら、少しずつセックスの意味あい、セックスに向かうまでのこと、
そしてセックスの意味や、仕方などをイラストや本を使ってでも良いので伝えておきたいものです。
また、自分の体を知る上で大切な自慰行為についても、マナーやルール、気を付けたいことなどを話しておきたいですね。
話すのは親も恥ずかしいものですが、まだ親の話しを素直な態度で聞けるうちに、話しておきましょう。
その時に大切にしておきたいことは、以下のようなことです。
・思春期は心や体が成長する時期であり、誰もが通る道である
・話したくないこと、人に言いたくないこと、けれど疑問に思うことは親に聞いて欲しい
・インターネットなどは間違った情報なのか正しい情報なのか判断が付かないことが多い
こういったことを前提にしながら伝えていきましょう。
伝えにくいときは本も活用しよう
言葉選びが難しいことも多い性教育。
インターネット上では、性教育についてわかりやすく、やさしいイラスト付きの本が公開されています。
「性の絵本」著者:たきれい
また、実際に本としても販売しているので手元に置いておきたい、子どもに渡して読ませたい場合は購入することもできます。
年齢によってどんなことをどのように話したらよいのか、大変すばらしいヒントにもなります。
まずは保護者がインターネット上で閲覧してから、子どもに話したり本を渡してもよいですね。
ぜひ参考にしてみてください。
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