寒い日こそポカポカ柚子湯で子どもとあったまろ♪効能・効果&ポイントはコレ!
「冬至に柚子を浮かべたお風呂に入ると一年中風邪をひかない」という言い伝えをご存知でしょうか。柚子湯は体を温め、リラックスできる効果があると言われています。けれど柚子湯はどのように入ると効果的なのでしょう。また、子どもも入っても良いのかな?とわからないことも…。子どもと一緒に楽しむ柚子湯のポイントをご紹介します。
柚子湯(ゆずゆ)って?いつからあるの?
古来の日本では冬至の日に柚子を輪切りにし、湯舟に浮かべる「柚子湯」に入る習慣があったと言われています。
冬の柚子は香りが高く、強い香りの元には邪気が起こらないと言い伝えがありました。
また、至→湯治(とうじ)、ゆず→融通(ゆうずう)との語呂合わせから『お風呂に入って融通良くことが運ぶように』という意味合いもあったようです。
様々な言い伝えをもとに、江戸時代の銭湯で冬至の日に柚子を入れたのが柚子湯の始まりなのだとか。
柚子を丸ごと入れて浮かばせたり、輪切りにしたりとスタイルも様々だったようです。
柚子湯はいつ入るの? おすすめの時期は冬
柚子湯は寒さが厳しく乾燥しやすくなる冬がシーズン。
血行を促進し体を温めたり、肌に潤いを与えてくれる柚子は、このほかにも多くの効果・効能があるようです。
昔からの名残りで冬至に柚子湯を楽しむひとが多いのかもしれませんが、冬至に限らず寒く乾燥する冬に入るのが良いでしょう。
ちなみに、2020年の冬至は12月21日月曜日です。
柚子湯の効果・効能は?
柚子湯の効果や効能は、どのようなものなのでしょうか。
・血行を促進し、体を温める
・肌ビタミンCの含有量が高く美肌を期待できる
・香りによるリラックス効果
・有効な抗酸化能により、かゆみの原因となるヒスタミンの放出を抑える効果
このような多くの効果が期待されています。
眠る前に肌にかゆみがある、乾燥肌に悩んでいるひとにも効果が期待できそうですね。
柚子湯の入り方のポイント&子どもと入るときの注意点は?
柚子を丸ごと入れる場合は、香りや効果を感じられるようできるだけ多く入れましょう。
また、さらに香りや効果を楽しみたい場合は、半分にカットしたり輪切りにしたりしてお湯に入れます。その際は果肉がくだけてお掃除が大変になるので、洗濯ネットなどに入れて使用しましょう。
また、皮をむいて皮だけをお湯に入れる方法や、少しだけ切れ目を入れてからお湯に浮かばせる方法も、香りが高まります。
子どもと入るときは、痛がったらやめるようにしましょう。
ちょっとした切り傷・擦り傷でも、柚子のような柑橘系のエキスは沁みることがあります。
また、肌の敏感なひとやお子さんは、ぴりぴりとした痛みを感じることがあるかもしれません。
痛い場合は、我慢させず中止しましょう。
シャワーで肌を洗い流すことをおすすめします。
柚子湯であたたかな冬の夜を楽しみませんか
冬におすすめしたい、柚子湯についてご紹介しました。
柚子をふんだんに使って風邪予防が期待できる柚子湯。
あたたまることはもちろん、日本古来の風情やイベントを子どもと一緒に話しながらお風呂タイムを楽しんでみませんか。
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