おうちでぜひ!「感情カード」で子どもの豊かな表現力や感受性を育もう!
幼児教育から言語療法やセラピーにまで使用されている感情カード、ウチの子も学校でやってます。おすすめですよ!
感情カードって知ってる?
感情カードとは、エモーションカード、フィーリングカードなどとも呼ばれる、人間の感情を簡単なイラストや写真で表したカードです。
この感情カード、ウチの次男もイタリアの小学校で先生とお友達と作ったものを使っているんです。
基本は「喜怒哀楽」ならぬ「喜怒哀恐」の4つ
息子は小学校に上がって3ヶ月経ちますが、「喜怒哀恐」のカードを使って、その日の朝の気持ちをみんなに話すんだそうです。小さな子でも分かりやすいこの4種から始めて、そのうちに嫉妬とか後悔とか恋しいとか懐かしいとか、色々な感情に広げていっているようです。
この前は「嫉妬」がテーマだったんだとか。ええっ、6歳児に嫉妬って、先生はどうやって説明したの?と聞いたところ……。
「ぼくは〇〇くんと遊びたいのに、〇〇くんはXXくんとばかり遊んで、XXくんいいなーってなる気持ち」
なんだそうです。
自分の感情の呼び名を知り、その感情を認識する
先生との個人面談では、
・どんな時にどんな風に感じるのかを見つめる
・その時の自分の気持ちを表す呼び名があることを知る
・言葉で表現することで、改めてその自分の感情を認識する
・他にどんな時に同じような気持ちになったか話し合う
・いろいろな状況で、他の子がどう思うか、どんな気持ちになるかを考える
・過度な感情をコントロールする術を学ぶ
というプロセスで、子どもたちの感受性や想像力を育み、他者を思いやれる子になってもらいたいというお話でした。
実はこうしたカード、幼児教育の中で使われる他にも、顔の表情を認識し自分の感情を言葉で表現したり話したりするのが難しい子供たちのためのカウンセリングやセラピーに使われています。ADHDなどの特別なニーズがある子にも適切で、言語療法や心理学治療にも使用されているのだとか。
親子の会話もはずむよ!
カードは、写真やイラストを使ってお家で簡単に作れますよね。親子で楽しみながら作ったカードを使って、まずは分かりやすい4つの感情から、「今この気持ち!」というのを見せ合いっこすると良いと思います。
私は、叱らなくちゃ行けない時に「怒」のカードでにじり寄ります(笑)。
市販のものでは、多くは50種類もの感情をかき分けたカードセットがあって、ゲームが出来るようにもなっています。早速試してみてください!