ベビーカーの選び方!A型・B型・3輪の違いや失敗しないためのコツまとめ!
小さな赤ちゃんと快適に移動するための手段「ベビーカー」。いろんな種類があるから迷ってしまいますが、ポイントを押さえれば「ライフスタイルに合ったもの」がきっと見つかります!
便利?必須?「ベビーカー」
赤ちゃんをお迎えする前に、ぜひ前もって準備しておきたいのが「ベビーグッズ」。赤ちゃんに快適な環境で過ごしてもらうために欠かせないものです。
よく「出産準備アイテム」として一覧になっていますが、なかにはライフスタイルや環境によって“不要”や“あれば便利”ぐらいの立ち位置的アイテムも。
特に「ベビーカー」は種類が多く、住んでいる場所や車のあるなしによってどうするべきか悩んでしまいがち。まずはいろんなタイプを見て、子育てを楽にしてくれるかどうかチェックしてみて☆
ベビーカー、タイプ別の違いや特徴は大きい!
一言に「ベビーカー」といってもタイプはさまざま。基本的には「A型(AB型・新基準A型)、B型・バギー」に分かれますが、そのなかでも「4輪タイプ、3輪タイプ、トラベルシステムタイプ」があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ベビーカー・バギーの対象年齢は長くても3歳から4歳(体重15kgから22kg)頃まで。ないよりあるほうがいいけれど、「ちょっと奮発して買ったのに、全然使ってない……!」ではちょっと悲しいですよね~!
だからこそしっかりと吟味して、最適な1台を選びましょ!
■まずは知っておきたい「ベビーカーSG基準」
自転車やライター、スポーツ用品などにときどき「SGマーク」が貼ってあるのを見かけたことはありませんか?
実はあのマークこそ、日本の一般財団法人「製品安全協会」が“基準を満たしている・安全性が高い”と認めたものだけに表示されるマークなんです。
そしてそのSG基準はベビーカーにも適応されており、製品によってはSGマークがついているものも。ベビーカーSG基準に対応する基準としては、
【A型】
・リクライニング機能150度以上(4ヶ月からのものは130度以上)
・寝かせた状態で使用できる
など
【B型】
・リクライニング機能100度以上(または無くてもよい)
・座った状態で使用できる
など
【共通】
・車輪の外径115mm以上
・ベビーカーの開閉時に、子どもが手や足を挟む隙間が生まれない構造
・電車の扉に挟まれたときに検知されやすい構造
など
となっています。
もちろんマークがついてなくても、安全でないわけではありません。特に海外ブランドなどは海外独自の安全基準を満たしているのでご安心を!
ベビーカー選びの際はひとつのポイントとして、「SGマークがあるかどうか」も一緒にチェックしてみるといいかもしれませんね!
■A型ベビーカー(AB型・新基準A型)
以前はA型とB型、そして2つの機能をあわせ持った「AB型」に分かれていましたが、現在AB型は「新基準A型」とも呼ばれ、A型ベビーカーに分類されています。
「A型ベビーカー」の特徴は、
・生後1ヶ月頃から使用可能
・ほとんどが両対面式
・寝心地の良いしっかりしたシート
・ほぼフラットまでリクライニングできる
などがあります。
小さな赤ちゃんが快適に過ごせるよう装備・設計されているため比較的重量があり、畳んだ時もあまりコンパクトにはならないものが多め。
タイヤも衝撃を吸収する工夫がされているものが多く、値段は「数万円~」と高くなる傾向に。
逆にいえば安定感は抜群で、赤ちゃんにとっては非常に快適な空間に。外出中のご飯からお昼寝まで、すべて心地よくこなせます。
なかにはAB型タイプの側面が大きく、
・シートのつくりはシンプルだけどフラットまでリクライニングできる
・折りたたむととってもコンパクトで軽く、低価格
なものも。
A型ベビーカーを選ぶ「決め手・ポイント」としては、
・基本的に徒歩移動・電車移動が多い
・上の子を公園などに連れていく機会が多い
・腰痛や肩こりがひどい
・使う頻度が少なそう&短時間であればAB型タイプでも
など。
ちなみにベビーカーSG基準の“望ましい連続使用時間”は「2時間」。途中で抱っこに変えるなど、長く使いすぎない工夫を。
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■B型ベビーカー・バギー
「B型ベビーカー・バギー」の特徴は、
・生後7ヶ月頃から使用可能
・B型は少しリクライニングできるものが多い
・バギーはリクライニングできないものが多い
・背面式のみも多い
・軽くてコンパクト
など。
ひとりで座れる月齢の赤ちゃんを想定しているため、シートは薄めで通気性ばっちり。最低限の装備のため軽くて取り回しがラク、そしてA型よりも低価格です。
バギーはB型ベビーカーよりもさらに簡素化され、必要最低限の機能のみなアイテムがほとんど。非常に価格が安くかなりコンパクトになるため「ときどき使う」くらいのご家庭にオススメですが、もちろんヘビーユーズしてもOK!
「B型・バギー」は赤ちゃんが7ヶ月以上で、
・メインは抱っこひもだけど、ときどき使いたい
・車移動が多く、コンパクトなものがいい
・ベビーカーは準備していなかったけど、やっぱり欲しい
などの場合にオススメ。
ベビーカーSG基準の“望ましい連続使用時間”、B型は「1時間以内」。ちょっとした移動で使う、子どもの休憩用に使うなどが適切かも。
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■3輪ベビーカー
タイヤが3つで取り回しが楽な「3輪」は、基本的に「A型」で生後1ヶ月から使えるものが多め。
メリットとしては、
・おしゃれなデザインのものが多い
・小回りがきく、取り回しが楽
・畳むと4輪よりもコンパクトになるものが多い
などがあります。
こちらの「エアバギー ココ フロムバース」は、ハンドルにブレーキがついているから下りの坂道でも楽々安心。さらに「トラベルシステム」にも対応しているから、別売りの「マルチバスケット」や「マキシコシベビーシート」、「ブリタックスベビーシート」の取り付けもOK!
そしてさらには、上の子が一緒に乗れる「2WAYボード」のオプションもあるんですよー! 便利すぎるな!?
3輪を選ぶ「決め手・ポイント」は、
・とにかく便利がいい
・ベビーカーもおしゃれにこだわりたい
・エレベーターなど狭くて方向転換が難しい場所をよく使う
など。
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■付け替え型
「付け替え型」のベビーカーは海外ブランドのものが多く、とっても機能的でおしゃれなのがポイント。上記の「3輪」でもご紹介した、ベビーシートだけ取り外せてチャイルドシートにもできる「トラベルシステム」も付け替え型に入ります。
こちらのAB型ベビーカー「ベビーゼン ヨーヨー2」は、生後1ヶ月頃からの「0+(ゼロプラス)」仕様と生後6ヶ月頃からの「6+(シックスプラス)」仕様を“取り替えて”使うタイプ。
トータルで0歳から4歳頃(体重約22kg)まで使えるうえ、おしゃれなデザインが魅力的です。
また衝撃的なのが折りたたんだときのコンパクトさ! なんと「トートバッグ」ほどの大きさまで小さくなるので、肩にかけての移動のほか、電車や飛行機の荷台に積むこともできちゃいます!
価格は高めですが、この便利さはメリットが大きいぞ~!
付け替え型を選ぶ「決め手・ポイント」は、
・赤ちゃんの年齢に応じて最適な環境にしてあげたい
・ひとつのものを長く使いたい
・ベビーカーから電車や車、またはその逆など乗り換えが多い
など。
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ベビーカー選びのポイント!
ベビーカーを選ぶポイントは、やっぱり「一番多く利用する人のライフスタイルに合わせる」ことです。ママがメインであればシート性能は少し落として重量は極力軽いものにする、パパがメインであればシート重視で多少重くてもOK、などなど。
もちろんマルチに使える多機能ベビーカーは便利だけど、付け替えが苦手な人であれば「使いにくい」と感じるでしょう。
少しの使いにくさも、毎回だとどうしても使うのが嫌になってきます。ひとつのものを長く使うのか、手頃な価格のものを子どもの年齢に応じて買い替えるのか。そもそもベビーカーは必要かどうかも、“レンタルを利用する”という手も含めてしっかり考えてみて。
ここはチェックしておくと絶対後悔ナシ! というポイントとしては、
・駅の通常サイズ自動改札幅が平均「55㎝」なため、それ以下の横幅だと便利
・ホコリや暑さから守るためシートは高めがオススメ
・別売りオプションが充実していると、ちょうど合うものを探す手間がはぶけて便利
などがあります。
いろんな種類があるベビーカー。使うたびに「これ買って良かったな~!」と思えるものが選べるといいですね!
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