えっ、アレも無いの!?日本との違いに仰天!もうすぐ始まる、長男の小学校 in イタリア!!
今年の9月から、いよいよ長男の小学校生活がスタート!始まってみないと分からないことも多々ありますが、イタリアの小学校は、話に聞くだけでも日本の小学校とびっくりするほど違いが!特に、「ないことづくし」で親としては面食らっているのが本音。「ある」のが当然と思っていた日本の小学校のアレコレ、ご紹介します。
1. 入学式がない!
幼稚園もそうでしたが、入学式・卒業式・始業式・終業式といった類のセレモニーが皆無なんです!これにはビックリ!親として子どもの節目節目の晴れ舞台を見られないのかー・・・と日本人的にはちょっと残念なのですが、フォーマルな服装を準備しなくても良いので楽は楽!親が見学できる機会としては、学期末に子どもたちの一年間の活動を振り返るため、歌や演劇、詩の朗読などの発表会が行われます。
2. ランドセルがない!
ランドセルがあるのは日本だけ、なのは有名な話。では、イタリアの小学生が使うバッグはどんなもの?特に規定はないのですが、ポリエステル素材で軽く、長方形をしたリュックサックが主流です。
ノートやペンケースなどと合わせて、男の子、女の子とそれぞれ好きなキャラクター物で入学準備。親は大変です。
リュックのお値段は、一番安いもので5000円くらいからです。キックボード付き、トローリータイプなどは13,000円を超えるものもあります。
3. クラス替えがない!
イタリアの小学校は、6~10歳までの5年間。その間クラス替えは一切なし!なんと担任の先生2名も変わりません(定年退職や産休などの場合を除く)。仲の良いお友達と一緒で、良い先生のクラスに入ることができれば万々歳ですが・・・。こればかりはどうにもならないかというと、入学前に「○○君と一緒のクラスにしてください」「XX先生のクラスを希望します」などのリクエストを申請できるのです。中には校長先生に直談判しに行く親御さんもいます。必ず叶えてもらえる訳ではありませんが、できることはしておいてあげたいのが親心・・・。ちなみにイタリアでは、同じクラス出身の友だちが大人になっても親友だったり、幼馴染同士が結婚したり、というケースを多々見ますが、それも5年間の小学校生活が起因しているのかもしれません。
4. ○○当番がない!
子どもたちが自身で教室やトイレまでを清掃する掃除当番があるのも日本だけ!他にも、給食当番や飼育当番などもありません。イタリアでも給食はありますが、給食のおばさんが配膳してくれますし、動物を飼っている小学校というのは聞いたことがありません。掃除も、用務員さんや専門業者が行います。実際、子どもにトイレ掃除をさせるなんて!と欧米のパパママは日本の小学校習慣に仰天です。でも子どもの教育上、自分たちが使う空間をキレイにするという作業はやってもらう方がためになるのでは、と個人的には思います。
5. プールがない!
日本の小学校には必須のプール・・・。イタリアの小学校では、私立でもプール併設というのはまずありません。日本では水泳の授業が小中学校で必須ですが、こちらでは水泳は個人的な習い事で覚えるしかありません。こんなに海でのバカンスを主流とするお国柄なのに、義務教育で泳ぎを教えてくれないのですね。
・・・こんな感じで、始まる前から既に色々な違いにビックリ。学校生活がスタートすれば、他にもいっぱい驚くことがあると思うので、いずれまたお伝えしたいです!