前から気付いてたけど…イタリア男をラテンラバーたらしめる、あるジェスチャーとは!?
女性とみれば口説くとまで言われるイタリア人男性。いやいや、本当は真面目な方もとても多いのです。が、そんな真面目な人でも、イタリア人なら必ずと言っていいほどマスターしているイケメンな仕草があります。どうやら幼稚園児でもしている様子。それは一体...!?
イタリア人男性は、その名もラテンラバー(Latin Lover、すなわち”ラテン系の色男”)の代表として挙げられるほど、モテモテな民族というイメージで広く知られています。
とにかくキザで女性と見れば口説く…という良いのか悪いのか、そんなイタリア人男性のイメージは、日本だけでなく他の国の人々にとっても浸透しているよう。実際、イギリス人、フランス人、ドイツ人、アメリカ人に聞いた話です!
ハンサムさんでなくてもモテる秘訣!?
さて、そんな定評のある(笑)イタリア人男性ですが、なぜ、こんなにモテモテと言われるのでしょうか??開放的で情熱的、甘いセリフに褒め言葉が上手だから・・・など、色々あるかもしれませんが、シャイで奥手な人だっています。
そしてもちろん、全員が全員テレビや雑誌に出る俳優やモデルのようにかっこいい訳ではありません。ですが、普通の人も、さらにはかなりのおじいちゃんや丸々としたお腹のオジサマでさえ、一瞬だけ、とっても魅力的に見えてしまう必殺技があるということに気が付きました!それは、とある仕草。私の知る限り、ほぼすべてのイタリア人男性がマスターしているジェスチャー!一体何でしょうか?
それは…ウィンク!
知人同士なら、朝夕の挨拶にもウィンクを盛り込む人がいます。八百屋さんや肉屋さん、魚屋さんなどは、女性客にお会計をおまけしてパチッとウィンク。さらに全く知らない人に対しても、例えばエレベーターの扉を手で抑えてあげる時や、閉まりそうな電車の扉に手を添えて、飛び乗りしようとした女性を助けてあげた時に、さり気なくウィンク。
これ、女性を口説く時にだけ使う訳ではないのです!なんですが、ちょっとした秘密やイタズラを共有する感覚になる魔法のアイコンタクト。押し付けがましくなく、離れていても、言葉が無くても、2人だけの意思疎通が図られる一瞬・・・と言ったら大げさですが、パチっとウィンクされるとどんな相手でも可愛らしく見えてしまう気がするのは私だけでしょうか?
意外と難しい・・・
ところがこのウィンク、やろうとすると結構難しいのです。まずは、ウィンクをするようなシチュエーションを見極めなければいけません。そして、いざするとなってもその絶妙なタイミングを見計らうのが至難の業。さらに、一瞬ながらちゃんと相手に分かるように、まばたきとは明らかに違う「目配せ」をしなければなりません。ほんの少しだけ、小首を傾げたり、肩をすくませながらするとより効果的。なーんて分析している私は生粋の日本人だからでしょうか、照れくさくって恥ずかしくって、同性同士にだってウィンクで合図することはできません。
幼稚園児も!
この仕草、なんと5歳の我が息子も幼稚園で覚えてきました。3歳の弟にはナイショで、母である私と何かするときにウィンクしてきます。まだ下手っぴなので、「パチッ」と軽やかに片目をつむるというより、数秒かけて思いっきり「バチッ」と目を閉じるウィンクですが、それでも流石イタリアっ子。内容は、朝、幼稚園に持って行くおもちゃの取り合いを避けるために弟に隠れてリュックを用意するとか、弟はまだ食べられないガムを食べるとか、そういうシチュエーションなんですが…。ともかく、弟の前で言えないことを母親に伝える手段として、ウィンクを使うあたりが、「使い方分かってる!」と関心させられました。そして、幼稚園時代から鍛えていれば、大人になってウィンクが上手になるのも当然、と納得してしまいました。
このウィンクですが、もちろん女性から男性にすることだって、男性同士・女性同士ですることだってあります。友だちや同僚がしているのを見たり、されたりすると、ほんの数秒の小さな合図ですが、とってもチャーミングな仕草だなと毎回思います。イタリア男のモテの原点は、幼稚園時代に体得するウィンクに繋がっていると言っても過言ではないのでは??