ANA国際線CAママのベビーシッター活用術—全日本空輸株式会社 松村亜美さん
子どもの頃から夢みたCAとして、ANAでバリバリとキャリアを積んでこられた松村さん。出産を機に生活は大きく変わったとのことですが、新たなステージでもワークライフバランスを大切にしながら、等身大で仕事も子育ても生き生きと楽しんでいらっしゃいます。その秘訣についてお聞きしました。
CAとしてキャリアアップを一心に目指す日々から一転、子育てとの両立を楽しむように。
—松村さんのご経歴についてお聞かせください。
「小学生の時からずっと、CAになることを夢見ていました。2007年に新卒でANAへ入社。元々負けず嫌いな性格もあり、早く一流のCAとして認められ、キャリアアップしたいという一心で、文字通り仕事漬けの毎日。CAの社内資格はスキル別に細かく分かれているので、上の資格を目指して日々努力してきました。上司も同僚も女性ばかりの職場で、入社前は女性社会に対する不安がゼロではありませんでしたが(笑)実際入ってみると、面倒見の良い素敵な女性達ばかり。管理職もほぼ女性で、2人・3人と複数のお子さんを子育てしながらバリバリと働くたくましい先輩方が多く、社内にロールモデルがたくさんいる、本当にありがたい環境でお仕事させていただいています。2013年に出産。妊娠中はフライトができないため、産休・育休でトータル約2年間休職し昨年復職しました。」
—出産を機に変わったことはありますか?
「生活も考え方も、180度変わりました。ANAのCAは出産後、通常のフルタイム勤務・7割勤務・5割勤務という3つの働き方を選ぶことができるのですが、私は5割勤務を選択しています。出産前までは完全に仕事中心の生活でしたが、今は時間の使い方などあらゆる優先順位が、家族1番になっています。もちろん仕事を頑張る気持ちは全く変わっていないのですが、仕事においても、これまでより一歩引いて、客観的に考えられるようになったと感じています。
また夫も、出産後すごく協力的になりました。特に休日の育児は全面的に任せていますが、娘との時間を楽しんでいるようで、非常に頼もしく感じています。子どもが産まれてから、夫婦の関係性はいっそう良くなったように思います。」
元々ベビーシッターさんに依頼する考えはなかった。今ではなくてはならない存在に。
—キッズラインはどのように活用されていますか?
「国際線のフライトを担当しているので、出勤時は大抵、数日間の連続勤務となってしまいます。朝、保育園へのお見送りは夫の担当なのですが、夕方以降のお迎え・食事・お風呂など、夫が帰宅するまでの時間の保育をキッズラインのベビーシッターさんにお願いしています。実は元々ベビーシッターさんに依頼するという考えがなく、私の実母と夫の在宅勤務を組み合わせ、家族だけで何とか乗り切ろうと思っていたのですが、復職前に上司と面談した際に、復職までに必ずシッターさんを数名見つけておきなさいと諭されたんです。実際復職してみると、上司の言う通り、家族だけでは乗り切れない場面に多々直面。今では仕事をスムーズに続けていくうえで、シッターさんは、なくてはならない存在になっています。」
—実際に依頼してみて、率直な感想はいかがでしょうか?
「キッズラインのベビーシッターさんは、皆さん丁寧で、気遣いのプロ!といえる方が多く、いつもシッティング終了後のレポートを読んで感動しています。例えばあやさんは、毎回必ず依頼前日に連絡をくれ、子どもの状況について確認してくれます。私が『最近寝つきが悪くて』とか『お風呂に入るのを嫌がって』など、子どもの様子を事前に伝えると、いつも対応策を考えてきてくれるんです。そして終了後のレポートを読むと、私が寝かせるよりも早い時間に寝かしつけしてくれていて本当に驚いた、というエピソードもありました。他にも、洗濯物を部屋に置いていると、何も依頼していなかったのに、全て畳んでくれていたことがありました。後で『すみませんでした。』とお伝えしたところ、『遊びの一環として娘さんと一緒にやったんです!』とおっしゃってくださった時には、さすがプロは違うと実感しました。子どもの扱い方について、シッターさん達の引き出しの豊富さには、毎回驚かされています。
※キッズラインで予約をするとサポーターの本名が公開されます。キッズラインのサポーターは全員本人確認書類を提出しています。
—今後のキャリアプランについてのお考えをお聞かせください。
「今は子供が一番大切な時期だと考えています。現在保育園に通わせていますが、来年からはどうしても幼稚園に通わせたいので、今以上に時間の制約は大きくなると思います。
同時に、仕事はずっと続けていきたいですし、やっぱり仕事で成長したいという気持ちもすごく大きいです。現在月10日間勤務なので、以前のフルタイムの時と比べて勘が戻らず、思うように動けないこともあって、もどかしさを感じる場面も、正直あります。一方、自身が出産・育児を経験したことにより、復職後は、お子様連れのお客様のニーズを場面場面で察知し、寄り添う気持ちとスキルを得ることが出来たと感じています。ビジネスの方だけでなくご家族連れのお客様にとっても、より快適なおもてなしが出来るよう努め、これからも成長していきたい。そのためには家族やベビーシッターさんと上手く協力し合って、子育てとキャリアアップのバランスをどう取っていくのか、自分自身のこれからの課題です。」
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