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ちょっと気になるインドの離乳食事情をご紹介♪

ちょっと気になるインドの離乳食事情をご紹介♪
インド人は赤ちゃんのときからスパイスの効いた離乳食を食べています。といっても、インド料理店で出てくるような辛~いカレーではなく、ターメリックやクミンなど、身体をあたためたり消化を助けるスパイスを使ったやさしいおかゆのようなものが主流です。そんなちょっと気になるインドの離乳食事情をご紹介します。
ちょっと気になるインドの離乳食事情をご紹介♪

目次

インドの赤ちゃんはどんなものを食べているの?

生後半年を過ぎたら離乳食開始。最初はスパイスを使わない、おかゆや果物、ゆで野菜などを与えています。チャパティ(全粒粉でできた薄いナンのようなもの)をミルクに浸してあげることもあります。インドの赤ちゃんの最初のひとくちは、意外にも日本とあまり変わらないですね。
市販の離乳食もあります。NestleとHEINZのベビーフードがスーパーやドラッグストアなどで入手できます。月齢に合わせてたくさんの種類が展開されています。

生後8か月を過ぎたらスパイスOK!

生後8か月を過ぎたころから、ターメリックやクミンなどあまり辛くないスパイスを少しずつ赤ちゃんに与えていきます。スパイスはただの調味料ではなく、おなかの調子を整えたり身体をあたためたりする効果があるので、インド人にとっては積極的に取り入れたい食材です。赤ちゃんがスパイスに慣れてきたら、一歳半ごろを目安にチリやブラックペッパーなどの辛みのあるスパイスも少しずつ与えます。こうやって徐々にスパイスの種類や量を増やしていき、二歳になるころには辛~いカレーを食べていたりします(もちろん、各家庭や赤ちゃんによって辛い物を食べ始めるタイミングはさまざまです)。
スパイス入りのインド風ベビーフードもあります。写真は生後6か月からOKのものです。

インド人とスパイスの深~い関係

スパイスは古来の医学体系であるアーユルヴェーダにも取り入れられており、インドの猛烈な暑さを乗り切る身体を作るために生まれた医食同源の食文化です。辛みのあるものだけでなく、甘みや苦み、また香りもさまざま。その日の気候や体調、使う食材に合わせて各家庭でブレンドするスパイスを使った料理が各家庭に自然と根づいています。
辛いだけじゃない、身体にもいいスパイスを使ったインド料理。そんなスパイスを取り入れたインドの離乳食の定番「キチョリ(お豆のおかゆ)」のつくりかたをご紹介します。キチョリに使われる緑豆は良質のたんぱく質を含み、豆の中でも最も消化しやすいお豆です。宗教上肉をあまり食べない人やベジタリアンも多いインドにおいて、豆は貴重なたんぱく源で、インド料理ではさまざまな種類の豆がとてもよく使われています。 見た目はまるでカレーだけど全然辛くありません♪

インドの離乳食、キチョリ(お豆のおかゆ)の作りかた♡

■材料はお米、豆、野菜と少量のスパイス!

野菜は人参、かぼちゃ、ほうれん草などを合わせるのが一般的。じゃがいもやサツマイモを合わせるとおなかの不調やコリックの原因になるとされています。 最初は消化の良い白米だけで作りますが、一歳を過ぎるころから徐々に玄米に置き換えていきます。
調味料は塩コショウ、スパイス(ターメリック、クミンパウダー、カレーリーフ)、ギー(精製バター)。ターメリックとクミンは消化を助けるスパイスです。赤ちゃんに初めてスパイスを与えるときは、一種類ずつ慣らしていくのが良いそうです。

■とっても簡単な作り方!

1. お米と豆は30~60分水に浸し、カットした野菜を加えて圧力鍋で加熱します。
2. 炊き上がったら、熱いうちにマッシュします。写真はかぼちゃを加えたものです。ここでギー、塩、スパイスを入れます。
3.よく混ぜて、必要に応じてお湯を加えたら出来上がり♪

いかがでしたか?

見た目はまるでカレーだけど、食べてみるとお豆の甘みをほんのり感じるやさしい味のキチョリ。うちの娘もだいすきな料理です。スパイス抜きでもおいしく食べられるので、ぜひ作ってみてください♪

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