「上の子可愛くない症候群」の3つの解決策。頑張り屋さんのママがなりやすいって本当?つらい気持ちはいつまで続くの?
待望の二人目が生まれてからあんなに可愛らしくて大切だった一人目がなんだか可愛くない…!?一体この気持ちはなに?戸惑うもののイライラや嫌悪感が止まらないことはありませんか。
それは「上の子可愛くない症候群」かもしれません。けれど大丈夫!解決策を探ってみましょう。
「上の子可愛くない症候群」とは?
二人目・三人目の子どもが生まれたら、何となく上の子が可愛いと思えない……。
そんな気持ちを抱くママ・パパは実は少なくありません。
「上の子可愛くない症候群」と呼ばれています。
どんな気持ちになるでしょうか。
・上の子にイライラする
・厳しくあたってしまう
・下の子と関わり方に差をつけてしまう
・上の子の甘えたいサインに気づいても無視をしてしまう
・下の子の世話をさせ、失敗すると怒りつける
・上の子に体を触れられたくない、ウザいと思ってしまう
・失敗を許せなず厳しく叱ってしまう
・ママ、パパ、と呼ばれてもそばにいかない
このような気持ちを今まで抱いたことがなかったのに、二人目・三人目が生まれるとこのような気持ちになってしまうことを「上の子可愛くない症候群」と呼びます。
「上の子可愛くない症候群」になる原因は?
出産後の女性のホルモンバランスは崩れやすく、気持ちが揺らぐもの。
感情の起伏が激しくなったり、ちょっとしたことにイライラしたり、涙もろくなったりしますね。
日常の育児に追われ、自分の時間が持てず、疲れ果てているにもかかわらず、実家が遠かったり頼れなかったり、夫の帰宅時間が遅かったり協力的でなかったりすることもあるでしょう。
それでも、頑張るのは自分しかいないんだ!と、一生懸命に育児をし過ぎてしまい、辛くなることも。
ついつい上の子に頼る気持ちになり、まだ小さいにも関わらずお兄ちゃん・お姉ちゃんに仕立ててしまったり、ママの期待に応えてくれる行動をしなかったとき叱り飛ばしてしまったり、下の子に手がかかることを理由に、上の子の要望や呼びかけに答えようとしなかったり、可愛い盛りの下の子に比べ、反抗期の上の子が可愛いと思えなくなったり…
上の子にはできるだけ手伝ってほしい、手を煩わせないでほしいと思いがちです。
下の子が眠っていたり落ち着いていたりするときは、上の子に構うことなくゆっくりしたいのに、話しかけてくることでイライラ…
「上の子可愛くない症候群」に陥る理由は人それぞれ。
下の子の成長と共に、上の子への可愛くない気持ちがエスカレートしてしまうのです。
「上の子」は一体どんな気持ちなのでしょう…
下の子ばかり可愛がるママ・パパに、上の子どもはどんな気持ちでいるのでしょうか?
これまでは家庭内に子どもは自分だけ。
抱っこしたいときに抱っこしてもらい、ママ!みてみて!といえば見てもらえたはずです。
まだ小さな年齢の上の子は、下の子が生まれたからお兄ちゃん・お姉ちゃんになってしまいました。
まだまだ甘えたりママやパパを独り占めしたい年齢です。
それでも下の子を可愛がり、できることをしたり優しい気持ちでいてくれたり、ママやパパの言いつけやお願いを聞いてやってくれようとします。
ママやパパにかわいがってもらいたい一心なのでしょう。
下の子が生まれるまでの数年間、ママやパパに大切に育ててもらった愛情を土台にしながら耐えているのです。
可愛いと思ってもらえていないのは、ママやパパが言葉にして伝えなくてもはっきりと感じているでしょう。
子どもにとって親に可愛がってもらえないことほど辛く悲しいことがあるでしょうか…。
「上の子可愛くない症候群」から抜け出すには?
育児は親も子も一緒に育ちあうもの。
だから、失敗してもいつでも取り戻すことができるのです。
もう、遅いということはありません。
今日からすぐできる、上の子も可愛い!と思い出せる方法を3つご紹介します。
1.上の子の写真を見返そう
上の子が生まれたときから最近までの写真を見返してみましょう。
下の子のように小さな赤ちゃんの可愛らしい頃があったはずです。
その時、どんな気持ちだったでしょうか。
仕草や声、動作や抱っこしたときの感触も思い出してみて下さい。
そして、最近の写真も見てみましょう。
上のお子さんに触れ、目を見て話を聞いたり、こちらから話していますか?
こんなに大きく育ちましたね。誰が育てたのでしょうか。
それは、ママやパパです。
よくここまで育てましたね!上のお子さんはこれまで自分たちが頑張った証なのです。
上のお子さんの成長と、ご自分の頑張りをぜひ褒めてあげましょう。
このように写真を見て上のお子さんのことやこれまでの頑張った育児を考える時間を持ってみませんか。
寝かしつけながらでもいいですね。
2.上の子と2人だけで過ごす時間を作ろう
家族に協力してもらったり、保育園で見てもらったり、一時預かりを利用するなどして、下の子を預けてみませんか。
上の子とママ、またはパパだけの時間を作り過ごしてみましょう。
どこかへお出かけしなくてもいいんです。
家の中で一緒にゆっくりお昼を食べたり、絵本を読んだりして過ごすだけでもOK。
なるべくママ・パパから話しかけたり絵本を読むなど遊びに誘ってあげましょう。
きっととても喜ぶはず。そして、ママやパパも上の子も可愛いという気持ちを少しずつ取り戻していけるでしょう。
3.意外と上の子優先でも大丈夫
下の子は手がかかるけれど、上の子には心を掛けなければなりません。
下の子は何もできなくて自立ができていないことから、おのずと手がかかります。
上の子は、少し自立ができているけれど、まだまだ心は自立していません。
思い切って上の子を優先にした育児をしてみませんか。
もちろん下の子に手がかかるから、優先しなくてはならないこともたくさんあるでしょう。
上の子には、上の子にわかるように優先的にするのです。
例えば、
・食事やおやつ、飲み物などを上の子に先に渡す
・何が飲みたい?テレビ何見たい?と要望を聞くようにする
・お散歩どこに行く?〇〇ちゃんの行きたいところへ行こう
など。
上の子が優遇されていると感じられるようになると、
「〇〇ちゃんはお姉ちゃんだから、赤ちゃん先でいいよ」
などと言ってくれたり、赤ちゃんのお世話を率先してやってくれるようになります。
上の子自身の心が満たされ、安心感を得ることで、下の子にも優しくなれるのです。
上の子、ママ・パパ、下の子、みんな幸せな気持ちになるには、上の子を一番にすることが大きなポイントなのです。
上の子も下の子も"可愛い症候群"に!
「上の子可愛くない症候群」と、その解決策をご紹介しました。
子育ては一人ではできません。
周囲に頼るひとがいなければ、ママ友やSNSで愚痴を言うだけでも気分が違うはず。
同じ境遇の人と話しているうちに解決策が見つかったり気分転換ができるかもしれません。
育児は自分の時間がなく、大変ストレスの大きいものです。
家族や子育て支援などを上手く利用しながら、完璧を目指さない育児をするのもポイントですね。
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『上の子可愛くない症候群』聞いたことがありますか?「ドキっ!」としますよね?私自身も2児の母であり、「そうか、これだったのか!」と、ハッとさせられました。一体どんな症候群なのでしょう?