おやつに!離乳食に!「蒸し器」がいま大活躍のわけ
いま忙しいママの間で「蒸し器」が見直されているわけをご存知ですか?離乳食も、こどものおやつも、もちろん大人のおかずにも大活躍。ヘルシーで手間いらず、見た目も可愛く、毎日役立つ「蒸し器」をさっそく使ってみませんか?
こどもがいると毎日の献立に頭を悩ませますよね。健康を考えると、油はあまり使いたくないし野菜も増やしたい。味付けも濃すぎないものを食べさせたい….そこで蒸し料理!いま忙しくて賢いママ達に見直されてています。油を使わないし、茹でた場合に比べうまみや栄養分が逃げず、食材もふんわりやわらかくなり食べやすくていいことづくめ。乳幼児から大人まで、みんなに愛される蒸し料理のいいところをご紹介します。
「蒸す」調理法のいいところ、とは?
蒸す方法(Steaming=スチーミング)は、水を沸騰させて出た水蒸気の熱で材料を加熱する調理法です。
出典:kumamoto.lin.gr.jp
材料を生のままで火を通す、硬いものを軟らかくする、軟らかいものを固める、膨らませる、温めるなどの目的にこの方法が使用されます。
1.特徴
●材料が崩れず形を保つ
蒸し器内は水蒸気の対流が起きるだけで、食品が動くことがないので形の崩れがありません。
軟らかいものや形の崩れやすいしゅうまいや肉だんごのもち米蒸しなどに向く調理法です。
●栄養の損失が少ない
水の中で加熱しないので、たんばく質、無機質やビタミンなど栄養素の損失が少なくて済みます。
また、うまみが溶け出すことも煮ものよりは少ないです。蒸し汁の出るものは、器にのせて蒸しましょう。
おいしい汁の場合は、これを利用することが可能です。
●材料が軟らかく仕上がる
加熱温度が100度以下なので、火当たりが弱く、肉汁の流出が少ないのでふっくらと軟らかく仕上がります。
●焦げる心配がない
蒸し水がなくならない限り焦げる心配がありません。また、材料は薄い下味をし、蒸し上がった後で
調味液やソースで食べるようにします。蒸し器内の温度を保つためにも途中で蓋は取らないようにし、
火に任せて他の仕事が出来るので気が楽です。
離乳食に大活躍!
毎日の離乳食作りって手間がかかります。大量に作って冷凍し、ずっと同じものを食べさせてしまっている!なんてこともあるのでは?調理器具ひとつでお粥も野菜も作れちゃう蒸し器は、実はとっても便利。素材そのものの味を壊さないので、味覚が繊細な赤ちゃんに優しいんです。茹でるより栄養分が逃げないのも嬉しいポイント。
離乳食もせいろで作れば、エコで見た目もオシャレ。テンション上がります。
こどものおやつに大活躍!
蒸すおやつといえば、プリン・蒸しパン・お団子・おはぎなど、ヘルシーなものばかり。あまり積極的におやつを与えたくない幼児期には、蒸して甘みを引き出したさつまいもやかぼちゃを、おやつ代わりに食べさせるのもおススメ。蒸し料理は形が崩れないしべたつかないので、外出時の持ち歩きにも便利です。
こどものおやつの代表選手蒸しパン!身体に良くておかずにもなりそうなレシピが沢山紹介されています。
大人のおかずにも大活躍!
冷蔵庫にあるあり合わせの野菜を蒸して、せいろに入れたまま盛り合わせて食卓に出せば、ずぼら料理なのに見た目もとっても素敵でヘルシーです。筆者のおススメは、ベーグルを短時間蒸し器であたためてから食べること。もちもち感が増して最高です。日にちが経って固くなってしまったパンも、出来たてふかふかの柔らかさを楽しめます。騙されたと思って試してみて下さい!
蒸し器の代表「せいろ」を初めて使う方にわかりやすく説明しています。
家に蒸し器がない場合は、深いフライパンやタジン鍋、レンジなどで代用できます。でも1度ちゃんと蒸し器を使って調理してみると、その手軽さと美味しさで大活躍すること間違いなしです。蒸し器を使って料理の幅を広げてみましょう!