目には見えない、子どもの「生きる力」。その正体と大切にしたいポイント&育て方のコツとは?
遊んで食べて、しっかり寝て。何気ない日常を繰り返すだけで子どもの体はどんどん成長していきますが、その「内面」は目に見えないため、分からないものです。
今回ご紹介するのは、そんな「内面の成長」に関するマンガ。きちんと理解して、上手に伸ばしていってあげたいですね!
正解のない「子育て」って、難しいよね~!
保育業界に関する研究をおこなう「きしもとたかひろ(@1kani1dai)」さんがツイートしたのは、人が生きる力の基礎となる「非認知能力」に関してのマンガです。
見えないからこそ育てにくい「内面」ですが、結果よりもその過程・姿を大切にすることで、ゆっくりと育っていきます。きしもとさんのマンガにとても分かりやすく描かれているので、ぜひぜひチェックしてみて!
「子どものどこが育っているのかを見るときに、ぼくが大切にしたいこと」
【子どものどこが育っているのかを見るときに、ぼくが大切にしたいこと】
— きしもとたかひろ (@1kani1dai) October 17, 2020
ダイの大冒険が再アニメ化して話題になっているということで再掲です。 pic.twitter.com/xGDzMkIx49
子どもたちがそれぞれに持っている、考える力や興味・関心、自己肯定感などを含む「非認知能力」。これをしっかり育てることで、お子さま自身が進むべき道・やるべきことを自信をもって選びやすくなります。
これには日常のなかで、お子さまの個性を尊重した対応で“自信を持てる”ように促すのが大切。でも……なかなか難しいんですよね~!
「非認知能力」はどうやって育てる?
子どもは成長するなかでいろんなことを経験し、「自分は何ができるか、得意・不得意は何か」を知り、自ら個性を発揮できる環境を選び取っていく必要があります。その「選び取るための後押し」をしてくれるのが、非認知能力。
すべての子どもがもって生まれてくるものですが、環境によっては上手に伸ばせないこともあるんです。
人間の資質は、「認知能力」と「非認知能力」の2つに分かれるといわれています。このうちIQ(知能指数)テストや試験で測定できるものが「認知能力」とされ、いわゆる”頭の良い人”や”学力の高い人”、という現代社会の基準になっています。しかし近年では、特に幼児教育において、IQでは測れない「非認知能力」が注目されているんです!
■叱るより伝える&チャレンジさせてあげられる環境作りを
子どものうちは、やはり保護者の言うこと&判断がすべてになりがちです。言い方次第では子どもを委縮させてしまうし、お子さまが「叱られないように行動しなきゃ」と考えてチャレンジをやめてしまう可能性だってあります。
とはいえ人の気持ちを考えることや社会のルールなどはしっかりと教えていくべき。なので「叱る」のではなく、できるだけ「理解してもらえるように伝える」ことを心がけ、お子さまが考えて行動することを妨げない工夫を。
そして意外に大切なのが、困ったときはちゃんと誰かに頼る勇気を持たせてあげること。親や友人はもちろん、学校の先生や公的なサポートなど、相談すれば助けてくれる場所が必ずあります。
長い人生には、ひとりでは抱えきれない困難もあるはず。頼る勇気は、そんなときにしっかりと乗り越えるための支えになります。
保護者が「今日はしんどいので、夕飯はぜんぶ買ってきたお惣菜でーす!」なんて“前向きに休む姿勢”を見せるのも大切ですよ~!(ここ重要)
まずは保護者の「ゆとり」が必要!
いろんなチャレンジ・経験をさせてあげることが大切な「非認知能力」を育てるための育児は、やっぱり保護者に体力・気力ともにゆとりがないとムリな話。
現在の忙しい核家族の場合はなおさらです。そのために必要なのは、パパの家事・育児分担。
これね、やるかやらないかで本当にママの負担が全然違います。以前ワンオペだった我が家は今現在、夫がかなり家事を担ってくれている状態。
それだけで私全然イライラしなくなったし、なんなら4kg太りましたからね……?
ホントに。世のパパたち、みんな分担してみて。すんごい平和になるぞ!!! もうそれだけで子育て環境が向上するから!!!
新たなチャレンジはいつからでも遅くありません。大切な家族がみんな幸せに生きるために、未来を変える小さな変化に一歩踏み出してみましょ~!
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