秋になるとなんで紅葉するの?子どもに分かりやすく解説してみよう♪
「なんでこの葉っぱ赤いの?」
「(えーっと…)みんなに見られて照れてるんだよ」
親子の微笑ましい会話ですね♡
でも、どうせなら「ママ(パパ)なんでも知っててすごい」って思われたい!
今回は、秋のお出かけで必ず目にする紅葉について、子どもにも説明しやすい内容で解説します♪
紅葉スイッチは寒さでON!緑の葉の中で何が起きる?
葉っぱの緑の色素は、太陽からの光エネルギーを受けて木の養分を作っています。
暑い夏もバテずに、大量の光エネルギーを養分に変えて木の健康と成長を支える頑張り屋さんです!
ただ、この緑色には弱点が…。
暑いのは平気でも、寒いのが大の苦手なんです。
寒くなると養分をうまく作れなくなってきます。夜の冷え込みが特に堪えるそうです。
ついには、太陽からのエネルギーに耐えられず壊れてしまいます。
養分は送れないけど水分は蒸発させるし、葉を枝に付けておくだけでもエネルギーが必要…。
そうなると、木は当然「葉っぱ、そろそろ落ちてね」となってしまいます。
この葉っぱを落とす準備=紅葉スイッチです!
スイッチがONになると緑の色素は分解され、自らが養分となり木に運ばれます。
その後、養分を運んできた管は葉の付け根で断たれ、葉を落とす準備が整うのです。
緑の色素の生き様(?)は大変ドラマチックでしたが、紅葉はここからが本番!
バナナと同じ♪イチョウが黄色に変わる理由
紅葉と言っても、イチョウやポプラは黄色になりますよね。
黄色の色素は、実はもともと葉の中に入っています。
でも、緑色が圧倒的に多すぎてひっそり隠れていました。
そんな中、紅葉スイッチが入ったことで緑の色素が分解されて黄色が目立つようになってきます。
葉が落ちるまでの短い期間ですが、黄色が主役になれる時がきたのです!
ちなみに、葉の黄色はバナナの皮の黄色と同じ色素です。
緑色から黄色に変わるしくみも、バナナと同じなんですよ♪
子どもたちが大好きなバナナも、熟す過程で緑色が分解されて黄色くなります。
大好物の話が出れば、子どもがもっと興味を持ってくれるかも⁉
モミジの紅葉はイチゴの赤色♡ルーツは意外なところに!
もみじの鮮やかな赤色は、実はいちごの赤色と同じ色素です(味は違いますよ)
この赤色は、黄色のようにもともとあるものではなく、後から作られるものです。
赤色を作るもとになるのは、意外にも緑の色素。
管を切り離された後も、葉にはわずかに緑の色素が残されています。
太陽を浴びるといつも通り養分を作り出しますが、送り先がない…(泣)
そこで、養分は葉の中で変化して、赤色を作るもととなります。
その過程で緑色は分解されてしまうので、徐々に赤色が鮮やかになっていくのです。
紅葉が美しくなる条件。今年はどうかな?
赤色が鮮やかで美しい紅葉となるためには、天気が大きく影響します。
まず必要なのは、紅葉スイッチを入れる急激な冷え込み。
さらに、赤い色素を作るためには太陽の光が必要です。
朝晩が冷え込み、日中は爽やかに晴れる秋晴れは、葉の色づきを後押しします!
それに加えて、適度な湿度も美しい紅葉には必要不可欠。
たまには雨も降らないと、葉っぱはカラカラに枯れてしまいます。
渓谷や川沿いの紅葉が美しいのは、紅葉するうえで最適な湿度が保たれているからだったんです。
天気の悪い日が続いたり暖かい秋だったりすると、葉の緑色はいつまでも残ります。
赤と緑、混ぜるとお世辞にも綺麗な色とは言えませんよね…
今年の秋はどうでしょうか?
晴れマークが続き、最低気温が一桁になったら綺麗な紅葉のチャンス!
天気予報をチェックして、紅葉の色づきを予想してみてくださいね♪
今年は自信を持って紅葉解説をしよう!
知れば知るほど奥が深い、紅葉のしくみ。
バナナやイチゴなど、子どもの大好物も利用して楽しく紅葉のしくみを解説してあげてくださいね。
なんだか難しそうな話で、親の威厳アップ間違いなし⁉
この秋は、いつも以上に紅葉狩りが楽しめそうです♡
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