大切なのはキレイに洗って乾燥させないこと!現役看護師が教える、傷口の手当方法|人間まお
Twitterで話題の漫画をご紹介します!
エッセイ漫画をTwitterやブログで公開している人間まおさん。
現在、リイドカフェにて「私、オペ看なんですけど異世界で役に立ちますか?」を連載中です!こちらも覗いてみてくださいねー!
外遊びやお散歩をしていると、子どもが転んで怪我をしてしまうことはよくありますよね。
大きな怪我だと即病院を受診するのがベターですが、小さな傷口だとしょっちゅう病院へ連れて行くのも大変です。
看護師として、皮膚科で働いている人間まおさんが「クリニックで説明している傷の手当方法」をわかりやすく漫画でまとめてくれました!
前回ご紹介した漫画はこちら
大切なのはキレイに洗って乾燥させないこと!現役看護師が教える、傷口の手当方法|人間まお
クリニックで説明している傷の手当て方法
— 人間まお (@ageomao) March 17, 2020
お子さんが転んだときはキレイに石鹸の泡で洗って軟膏を塗り傷を乾かさないのが大切✨ pic.twitter.com/bSgBG8oFpY
私が小さい頃は消毒していましたが、今は「傷口を直接きれいに洗う」ことが薦められているんですね。
これについて、佐賀県医療センター好生館のホームページによると、以下のような理由から変わってきているようです。
消毒薬は傷を治そうとする皮膚の細胞に害があること、消毒薬で細菌を完全になくすことができないこと、皮膚に少し細菌がいても傷は治っていくことなどが分かってきて、消毒することで傷の治りを遅くすることが分かってきたため、消毒薬はほとんど使われなくなってきました。
出典:www.koseikan.jp
それに代わって、傷にいる細菌や老廃物などを洗い流すことが傷の治りを促進することから、水道水や生理食塩水、時には石鹸などを使って傷を洗うことが行われてきています。
そして「乾燥させないこと」も、早く治すために重要なポイント。
そこで傷を乾燥させない湿潤(しつじゅん、しめっていること)状態をつくって傷をおおう被覆材がいろいろ開発されてきました。
出典:www.koseikan.jp
湿潤状態では細胞は生き生きと増え、けがでえぐれた部分も埋めて皮膚がおおわれていきます。
そのような理由で、最近は直接ガーゼを傷に当てることはあまり行われなくなっています。
これまた私の小さい頃の話ですが「傷口を乾燥させること」がいいとされていたので、よく傷口をうちわであおがれていました(笑)
いろんな研究や発見の結果、今と昔とでは治療法が違ってきているんですね。
やっぱり傷口はできるだけ早めにきれいに治してあげたいもの。
もし転んで怪我をしてしまった場合は、ぜひ参考にしてみてください!
漫画の中にもありましたが、以下のような場合は病院へ!
・出血が止まらない時
・腫れや痛みが強くひかない
・傷が深い
・傷口に泥や砂が入ってとれない
・膿んできてしまった
フォローよろしくおねがいします!
漫画はこちらからも読めます!
連載中の漫画。無料で読めます