懐かしの「ルービックキューブ」再注目!その理由とは?
ハンガリーの「エルノー・ルービック」氏によって1977年に発明された「ルービックキューブ(初期はマジックキューブ)」は、1980年7月に日本で発売されたのち、一大ブームを巻き起こしました。
見た目はただの「四角いおもちゃ」。でもこの“側面の色をそろえる”という作業、実はめ~~~っちゃくちゃ難しいんですよね……!!! 「考えて・実践して・なぜうまくいかないのかをさらに考える」というこの作業は、まさに今後必要とされる「プログラミング的思考」そのもの!
今回、ルービックキューブを販売する「株式会社メガハウス」がおこなったのは『立体パズル「ルービックキューブ」が、人間の脳活動に及ぼす影響に関する調査』。その結果、“ルービックキューブってなんとなく頭に良さそう”なイメージの、明確な理由を見つけることができましたよー!
小学校高学年を対象に「ルービックキューブ」調査!
「ルービックキューブによる脳活動への影響・創造性テスト成績の変化に関する調査」をおこなったのは、小学校4年生~6年生の男女22人(男の子11人・女の子11人)。監修は公立諏訪東京理科大学・篠原研究室の「篠原先生」です。
今回の調査がおこなわれた背景としては、2020年からスタートする「大学共通テスト」や「STEAM教育」の導入、プログラミング授業の必修化などの新たなルールや制度の導入を考慮してのもの。
今後は「時代の変化に柔軟に対応でき、自らの力で新たな価値を創造していく能力」が求められ、「知識・技能」に加えて「人間性」や「思考力・判断力・表現力」を培う教育が必要になるといわれています。
脳トレに良いといわれている「ルービックキューブ」、はたしてどんな結果が出るのか~!?
【調査結果①】ルービックキューブを解くことで、地頭力と深く関わる“前頭前野”が活性化
ルービックキューブを解いている時の子どもたちの脳活動を、「近赤外線分光法装置」を使って計測したところ、
・ルービックキューブを解いている時は、人間の“地頭力”の中核的な役割を担っていると言われる“前頭前野”が活性化
していることが明らかになったそう。
えーっと、つまり??
・レクチャーを受けているときの子どもたちは、ルービックキューブのそろえ方を覚えようと情報処理をしながら論理的に考えているので、特に“論理的思考力”に関わる左脳(青色線)の脳活動に大きな影響が出ている
・その後、独力でチャレンジしている際は頭の中で立体を想像しながら方法を模索するので、“空間的認知力”に関わる右脳(橙色線)も働いている
ということで、「前頭前野が左右ともに活性化した」という結果に。
■前頭前野は「いつもと違う動き」で活性化するらしい
仙台放送が運営する宮城県のヘルスケア情報サイト「ドクターサーチみやぎ」によると、
前頭前野は「いつもと違う」刺激や、人との関わりで活性化する
出典:miyagi.doctor-search.tv
とのこと。たとえば「料理をしない人が料理をする」「たくさんの人と話をする」なども有効なよう。また、それらに慣れてきてルーティンワークになってきた場合は「いつもより短い時間でできるよう工夫する」「誰かの良いところを探す」なども、前頭前野を活性化する効果があるそうです。
常に「新しい局面」に遭遇する「ルービックキューブ」は、考えることが非常に大切。前頭前野が活性化するのもうなずけますね~!
仙台放送が運営する病院検索サイト「ドクターサーチみやぎ」
【調査結果②】ルービックキューブ学習後のテスト成績では「3項目」が向上!
ルービックキューブの解き方を覚える学習時間の前後に「創造性テスト」を実施し、創造的思考力を“従来の知能検査とは違う角度から計ってみた”ところ、なんと3項目で「有意な向上」がみられた、との結果が!
ちなみに「創造的思考力」とは、知識や学力とは別の独立した能力で「自主性・積極性・指導制・向上心」などに関わると言われているそうです。
「有意な向上」がみられたのは、「応用力・思考の速さ・思考の深さ」の3項目。それぞれどんなものなのかというと、
・応用力……既にある知識を自分なりに工夫し、新たな事柄に対応する能力のこと
・思考の速さ……一定時間にどのぐらい速く、アイデアを発展させることができるかという「思考のスムーズさ」のこと
・思考の深さ……物事について、見えている表面的な情報だけではなく、真の意味や内容について深くじっくり考えたり分析すること
ということです! 勉強はもちろん、生活や遊びなどすべての面において役立ちそうな能力っぽい! 高ければ高いほど「人生がより深く楽しめそう」ですね~! これはルービックキューブ、遊んで損はないぞ~!
ベーシックだけじゃない!いろんな「ルービックキューブ」をご紹介
現在では説明書やネット動画で「6面の揃え方」など公開されていて、簡単に“答え合わせ”ができる「ルービックキューブ」。自分の考え方で合ってたんだ! とか、やったー、完成したー!!! という満足感や自信をつけることができるので、ぜひぜひチャレンジしてみるのがオススメです。
とはいえコツが分かれば飽きてしまうもの。それなら、ぜひ「別タイプのルービックキューブ」にチャレンジしてみるべし!!!
■ルービックキューブ ver.2.1
こちらは言わずと知れた「3×3・ベーシックタイプ」のルービックキューブ。2013年よりシール配色からカラープレート成型になりました。専用スタンドと6面完成攻略書付き。
■ルービックキューブ4×4 ver.2.1
こちらはベーシックタイプよりマスがひとつ多い、4×4のルービックキューブ。「ルービック氏がルービックキューブ攻略者へリベンジする為に作られたルービックキューブ」とのこと(笑) なんか楽しいな!?!?!?
■ルービックキューブ5×5
こちらはなんと5×5の、見た目からしてムリ感が漂いまくるルービックキューブ。発売元の株式会社メガハウスが「ルービックシリーズで最も難解なパズル」と説明するとおり、最も難解だそうです。(大事なので2回言いました)
難易度は爆上がりしても、価格はそんなに上がらないルービックキューブ。さすが……(?)
■ルービックスネーク
こちらはブロックに少し近い感じで遊べる、直角二等辺三角形型のピースが24個つながっているルービックキューブ。さまざまなモチーフを作ることができ、ひらめき力が養えそうです。
■白いルービックキューブ
こちらはなんと全面「白」で、異なる6種の手触りをてがかりに触覚で解くタイプのルービックキューブ! 新しい…これは新しいぞ!!! 手触りだけで遊べるから、視力が弱い子でも楽しめそうですね~!
■ルービック ケージ
そして注目なのが、2020年5月発売予定の新製品「ルービックケージ」。なんとこちら2~4人で楽しめる「対戦ゲーム」で、6色のキューブパーツを横に回転するケージ本体に入れ、同色を3つ並べて遊ぶのだそう!
外見はルービックキューブですが、色を揃える手法は「ルービックケージ」ならでは。今までとは違う“ルービック感”が楽しめる、新感覚アイテムですよ~!
希望小売価格は2,500円、税抜。(予定)
40周年記念の「メタリックルービックキューブ」にも注目!
さらにさらに、2020年夏には発売40周年を記念した全面メタリックカラーの限定モデル「40周年記念メタリックルービックキューブ」も発売予定~! シリーズ初の6色メタリック仕様、台座付きでインテリアにもオススメ~! マニア心をくすぐるぜぇ~!!!
こちらの価格はさすが限定メタリック、お高い……かと思いきや、まさかの2,800円、税抜~! (希望小売価格)ベーシックよりちょびっと高いだけ! 良心的かよ~! 欲しくなってまうやろ~!!!(絶叫)
子どもから大人まで、電池不要・場所も選ばずいつでもどこでも遊べて「脳トレ」にもなる「ルービックキューブ」! ぜひぜひひとつずつ攻略して「前頭前野」を活性化させちゃいましょ~!!!
「完成攻略サイト」や「ルービックキューブ世界大会」のお知らせ、世界にひとつだけのオリジナルデザインルービックキューブを作れる「ルービックマイデザイン」も!
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