二年保育&三年保育。幼稚園に預けるならどっちを選ぶ?違いやメリット・デメリットまで徹底比較!
子どもが生まれてからは考えることがとにかく山積み! 特に頭を悩ませるのが「保育園か幼稚園か」「幼稚園なら二年保育か三年保育か」ですよね~!
今回は幼稚園に着目して、「二年保育&三年保育」のメリット・デメリットを比較。大切なのは「ママとパパにメリットが大きい預け方」をすることですよ~!
子どもがもうすぐ3歳に。幼稚園に入れるなら?
子どもが1歳を過ぎるあたりから、ふと頭をよぎりはじめるのは「保育問題、どうする?」ということ。フルタイム並みに働く場合は「保育園」ほぼ一択となりがちですが、主婦専業を続ける・パートで働くなどなら「幼稚園」に預けるのも手です。
しかし「幼稚園」に入園可能となるのは満3歳から。また、
・3歳から預ける「三年保育」
・4歳から預ける「二年保育」
・保育園とは内容が違う
などもあり、頭を悩ませるママたちも。
今回はそんな「違い」や「メリット・デメリット」を詳しくチェックしていきましょう。
幼稚園には「二年保育」と「三年保育」がある
以前は幼稚園の「二年保育・三年保育」のいちばんの違いといえば「預ける料金1年分の差」が主でした。しかし2019年10月からは「幼児教育無償化」が始まり、多くの家庭の毎月の出費はかなり減ることに。
園にもよりますが、2019年10月以降の毎月の基本的な出費は
・バスを利用するならバス代
・給食費
・延長保育(場合によっては申請してこれも一部負担に)
・冷暖房費
などのみになりました。
園によって金額は変わりますが、我が家の支出でいえば「バス利用無し・延長保育利用無し」で子ども1人、1ヶ月9千円弱ほど。
■4歳からの「二年保育」、メリット&デメリット
【メリット】
・三年保育よりも1年分、保育料の支払いが少なくてすむ
・子どもと一緒の時間を長く持てる
・3歳時点で幼稚園へ通わないため、たくさん病気にかかる心配が減る
【デメリット】
・三年保育(年少)から持ち上がりの子が多いため、二年保育(年中)は入園枠が少ない場合も
・関わる人が限られる、同年代と遊ぶ機会が少ない
■3歳からの「三年保育」、メリット&デメリット
【メリット】
・小さなころから生活にメリハリ、習慣がつけやすい
・友達との関わり方を自然に学びやすい
・「トイレトレーニング」や「お箸の持ち方」「偏食」など、改善のための幼稚園のサポートが得られる
・先生たちも毎日一緒に子どもを見てくれているため相談しやすく、的確なアドバイスをくれたりする
【デメリット】
・行事や役員の仕事など親の負担が1年分多い
主流は「三年保育」。その理由は?
まだ親から離れたがらない子も多いうえ、お金もかかる「三年保育」。それでも「三年保育」が主流なのは、実際に預けてみると分かる“理由”があります。ちなみに我が家は娘2人とも三年保育(というか年少より下の満三歳児クラスもあり、3歳になってすぐ入園したので実質三年半保育)です。
■子どもが体力を持て余すから
幼稚園入園は「3歳から」ですが、多くの子どもたちが3歳を前に“家庭保育では体力を持て余す状態”になるのではないでしょうか……? 「早く……幼稚園入園、早く!!!」と数ヶ月前から祈るような日々!(´;ω;`) 毎日どうやって子どもを満足に遊ばせようか、頭の中はそればかりに……!
逆に幼稚園に入園したとたん、子どもは毎日緊張と遊び疲れでクッタクタ。「こんなに疲れて……(´;ω;`)ウッ」と思う反面、「きょうは、“すなば”したよー!」とか教えてくれたり、昔ながらの童謡・いろんな歌や踊りなどを覚えてきて嬉しそうに披露してくれるのを見て、やっぱり三年保育にして良かったなぁと感じたりも。
■親のフリーな時間が持てるから
次女が幼稚園に入園するまで、ずっっっっっっっと「常に子どもが一緒!」な毎日だったのが、半日「1人でいる状態」になるだけで全ッッ然違うんですよね!!! もうね、「うわーーーーーーっ!!!!」っていう気持ち!!!(雑)
パートに行くもよし、資格の勉強をするもよし、満足いくまで家事をするもよし! 自分一人だとなんでもできるんですよね! ちなみに私は次女の登園初日、丸々半日を「ボーっとする」に費やしました。HP・MPが回復したので、園から帰ってきた子どもたちを笑顔で迎えられたのが良かったなぁ……!
「早くから預けるのは子どもがかわいそう」なんて言う人もいますが、親がフリーな時間を確保するのだって、子育てをしていくうえでめちゃくちゃ重要です。子どもも園で新しい刺激をどんどん受けられるしね。
■「二年保育」の入園ハードルが高いから
三年保育をおこなっている園では「年中」組は「年少」組からの持ち上がりがほとんどのため、二年保育の入園枠がかなり少ないところが多め。その年により応募人数が多い・少ないもあるので、希望通りに入園できない場合もあります。
そのため全体的に「年少」で入れられるなら年少から、さらに下の「満3歳児クラス」で入れられるなら満3歳児から……の流れとなりやすく、希望の園があるなら早めに入園しておいたほうが確実だったりも。
ちなみに、幼稚園と保育園の違いは?
幼稚園は文部科学省の管轄であり「教育」の場所、保育園は厚生労働省の管轄であり「保育」の場所です。こう聞くと「幼稚園のほうがお勉強をしっかり、保育園のほうがのびのび遊べそう」なイメージになりがちですが、実際はそれぞれの園の方針次第。
ただし、預かってもらえる時間や親の参加頻度などに違いがあるので、下の子のお世話や仕事があるならしっかりとチェックしておきましょう!
■「幼稚園」の時間・親が関わる行事など
・利用時間……朝8時頃~午後14時頃まで(預かり保育という名の延長保育の利用可能)
・お昼ご飯……給食がある園やお弁当持参の園などさまざま
・長期休み……春休み、夏休み、冬休みあり(ほぼ小学校と同じくらい)。夏休みは預かり保育を実施する園もあるけど、春と冬は預かりはなし
・PTA……だいたいの園が基本的には加入
ウチの娘たちが通った幼稚園は私立で、「基本的に全員PTAには参加してもらいたい」という形をとっています。妊娠中・または下の子が小さいママや働いているママが多く、パパや祖父母の出入りも多くみられます。また、役員ができない理由がある場合は「免除」という制度も。
PTAに関してはやはり年少よりも年中、年中よりも年長のほうが役が大変で、年長の保護者から会長・副会長なども選ばれるので選出の際はわりとピリピリします。私は長女が年少の時に役員をやりましたが、知らないママとも仲良くなれて楽しかったなぁ……という感じ。集まりはそんなに多くないと感じましたが、同じ時期に保育園へ子どもを預けていたママからは「多いな!」と言われました。
親が働く場合は「春休み・冬休み」をどうするかが最大のポイント。
■「保育園」の時間・親が関わる行事など
・利用時間……朝8時頃~午後16時頃まで(延長保育の利用可能)
・お昼ご飯……給食あり
・長期休み……お盆、正月程度
・PTA……だいたいの園が基本的には加入
基本的に働いているママばかりのため、役員の集まりも比較的少なめなようです(園やそのときの役員さんのタイプによるけど)。運動会も午前中だけでサッと終わるなど、あまり親に負担をかけない配慮をしているところが多め。
給食は栄養を考えたオヤツまで出るので、幼稚園から帰って家でスナック菓子を食べるよりめちゃくちゃいいよなぁ……と常々思っています(個人的な感想です)。幼稚園よりも預かってくれる時間が長い&長期連休がほぼ無いため、働くけどお迎え・預かりなどを周りに頼れない……という家庭はやっぱり保育園が安心。
家庭のスタイルに合った方法を選ぶのがベスト
幼稚園や保育園、二年保育や三年保育を選ぶうえでいちばん大切なことは、やっぱり「当事者であるママ(パパ)が納得できるか、メリットが大きいかどうか」です。私個人的には早くから「親の自由な時間が持てる・子どもが新しい刺激を受けられる」という意味で三年保育がオススメ。
でも、
・預けられる園までが遠いうえに下の子もいて毎日の支度、送迎が大変
・子どもが小さなうちはずっと一緒にいてあげたい
・金銭的に負担
・入園して制服を揃えたりしても、すぐ転勤になる可能性がある
などママやパパ自身が「預けるほうが負担」「メリットがない」と感じるなら二年保育を選ぶという手も。
「年少さん」は基本的に“遊び”メイン。読み書きや姿勢、箸の持ち方など積極的になってくるのは「年中さん」からだし、子ども同士はすぐに打ち解けるので「三年保育じゃないと……」なんて焦らなくてもOKです。子ども同士の“仲良しの友達”もしょっちゅう変わりますしね。
とっても大切な時期だからこそ、それぞれの家庭のスタイルに合った方法を選んでみてくださいね~!
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