【令和元年・名づけに関する意識調査】誰が決める?胎児ネーム付けてる?キラキラネームはアリ?ナシ?まとめ
令和元年の「子どもの名づけ」意識調査まとめ
Q1.お子さまの名前を決める際に意識したことや気をつけたことは?
■字画へのこだわりは、我が子の幸せを願う親心
ほとんどのママ・パパは音の響きを最初に決める方が多いようですね。音が決まると、次に漢字を探す。そこで字画を見るというパターン。たしかに今回のアンケート結果でも、字画を意識している方は多いようですが、実はその前につけたい名前の「響き」が先にあることが多いような気がします。
出典:baby.mikihouse.co.jp
日本に限らずどこの国でも子どものことになると親は保守的になるものです。日本ではいつもは神社やお寺には縁のないママ・パパが、赤ちゃんのことになると安産や健やかな成長を祈願しに行きますよね。字画へのこだわりはそれと同じで、わが子の幸せを願う親心なのでしょう。字画にこだわった結果、赤ちゃんの名前が見慣れない漢字の組み合わせになって、キラキラネームと言われてしまう…というのもありがちなのではないかと思います。
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Q2.名づけの主体は誰?
Q3.名づけに元号の漢字や読み方を使うことを検討した?
・平成から令和へと変わった年に生まれてきてくれたわが子に、元号という日本文化を海外にいても感じられるように。(30代女性)
出典:prtimes.jp
・新しい元号の歴史のはじまり、子どもにとっても新しい人生の始まりだから。(40代女性)
■「グローバルを意識した名前」は本当にグローバルか?
しかし、みなさんがお考えになっている「グローバルな名前」というのが、実はグローバルでは通用しないケースも少なくないように思います。例えば「トム」。
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ママ・パパはそれぞれの思いがあって名前を考えるので決して間違いではないのですが、英語を母国語とする私たちにとって理解が難しい場合があります。この場合も、「TOM」(tɑ’m | tɔ’m)なら伝わるのですが、「トム」という日本語の発音だと「?」となるんですね。グローバル風につけても、むしろ世界にいくと(音が)近いからこそ紛らわしいという問題もあるということです。そういう意味では、「ルイ」もそうですね。“RUI”、“LUI”のどちらかがわかりづらかったりします。日本語の場合、“RUI”、“LUI”のどちらでもないわけでして…。
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逆に日本語とまったく同じ発音で伝わるグローバルな名前というのもあります。例えば、「はな」や「なおみ」がそれですね。これなら何も変えなくても世界の多くの地域で通用するグローバルな名前と言えます。
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Q4.「胎児ネーム」を知っていた?付けていた?
■欧米でもメジャーな「胎児ネーム」
日本のように周産期医療が整っている国ですと、ママ・パパは赤ちゃんが無事に誕生することを信じられるから、生まれてからつけるつもりの名前で呼べるんでしょうね。一方で、国や地域によっては、無事に誕生することを前提とできないところもあります。名前をつけると、そこにアイデンティティや個性が認められてしまうことになります。妊娠や出産は命に関わる大変な出来事なので、もしかすると何かが起きて赤ちゃんを失ってしまうことがあるかもしれません。そんな時名前がついていなければ、辛さもいくらかは軽くなる、という考えなんですよね。
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Q5.「キラキラネーム」についてどう思う?
■「キラキラネーム」に関する先生の見解は?
まずキラキラネームという概念に一貫性がないので、避けるか避けないか、好きか嫌いかという問いの前提が違う場合もあると思うんですね。ただいろいろと分析をしてまとめると、「普通には読めない当て字的な漢字を使う」とか「漢字を見ても読めない」というのが大きなポイントだと思います。
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米国でも最近は個性的な名づけがよく見られるようになりました。よくあるのが、音は同じでスペルを工夫するというやり方です。「CRYSTAL(クリスタル)」という名前なら、同じ発音をするKRISTALやCRYSTELとスペルを変えて個性を表現するママ・パパは確実に増えていますね。
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ここで私が強調しておきたいのは、ママやパパは9か月以上悩みに悩んで子どもの名前を付けているということです。仮にちょっと変わった名前や読み方でも、そこには親の思いが詰まっているんです。他人にはその理由が伝わらなくても、きっととても素晴らしい経緯があるはずなんです。他人にはそれが見えないから、時には評価できないこともあるけど、その理由が見えたら違う評価ができるかもしれません。
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