小学生の夏休み、有意義に過ごすには!?満足度を上げるなら「子ども自身が楽しめる」ようなメリハリづくりを!
長い夏休み、親は食事を作ったり遊びに連れて行ったりと大変な日々ですが、子どもにとっては「最高のお休みシーズン」です。
子どもの“夏休み楽しい!最高!”の気持ちを尊重しつつ、学びのある充実した夏休みを過ごせるようにしっかりとサポートしてあげたいですね~!
夏休み、小学生は特に「だらだら」してしまいがち!
1ヶ月以上もある長~い「夏休み」。1学期にがんばってきた反動や暑さなどで、ついつい毎日をだらだらと過ごしてしまいがちですよねー!
学童に預ける場合はそれなりに毎日のリズム作りや宿題の管理もしやすいのですが、親子共にずっと家にいる場合は時間のメリハリがとっても難しかったりも。
でも長い夏休みは宿題や生活習慣の改善を含め、「普段できないこと」をやるチャンス! 計画的&有意義に使いこなしましょう。
まずは宿題などをぜんぶ確認、カレンダーなどを使って振り分け“日割り計算”を。途中や最後にゆとりを持たせておくと、何かあっても安心です。
夏休みのメリハリをつくるのはやっぱり「早寝早起き」
子どもも大人も睡眠はとっても大事。睡眠不足だと疲れがとれないしイライラするし、集中して何かをするのも難しいですよね。
「理想の睡眠時間」は年齢によって変わるそうですが、
・小学生……9~11時間
・大人……7~9時間
ほどなのだそう。まずはたっぷり寝てもらいましょう。話はそれからだぁぁぁ!!!
……とはいえ、なかなか寝ない子どもを早起きさせるのは至難のワザ。まずは「朝起きたらしっかりと体を動かす」ことから始めましょう!
夏休みは「ラジオ体操」がオススメです
小学生が夏休みにやることの定番、といえば「ラジオ体操」ですが、最近は「場所がない」「近所迷惑」などの声もあり、集まってラジオ体操をする地域は減ってきているよう。でも早起きして朝一番にゆっくり体を動かすことで、目も覚めるし体の“エンジン”がかかります。
朝は6時25分頃から、Eテレのラジオ体操がやっているのでそれに合わせてレッツ体操! 難しければ、何時に起きてもとりあえず「起きたらラジオ体操」にしてみても。スタンプカードや達成のご褒美を準備すると、続けやすくてgoodです。
計画通りに任務遂行するには「集中力」が必要
いくら計画を立てても、いざその日になって業務がはかどらなければ意味ナシ! あるあるなのが、
・あとでやる~ → やらない
・机に向かっても何かで遊んでしまってやらない
・宿題を始めたけど全然進まない
などなど。
「毎日コツコツ」には“集中力”が必要です。もしかすると“子どもが集中しにくい状況”になっている可能性もあるかも?
まずは大規模な「お片付け」を!
夏休みは時間がたっぷりあるので、最初の数日を使って大規模な「お片付け」をするのがオススメです。大人にもいえることですが、視界に入るモノが少なくなると頭もスッキリして回転が良くなり、集中力もUP。
「乱雑な環境は人の認知能力と集中力を低下」させることは、研究の結果としても発表されているそうですよ~!
2009年にサウジアラビアで放映された『改善』という番組では、日本の学校で子どもたちが自ら校内を掃除する姿が紹介され、「すばらしい!」と大絶賛されました。 日本では当たり前の光景ですが、欧米など
子どもまわりの片付けのコツは「子どもと一緒に確認しながら片付ける」こと。
・もう使わないもの
・しばらく使わなかったもの
・何度でも作れるもの
・おまけのオモチャ
などは、「ママはこういう理由でもう処分してもいいかなと思ってるんだけど、いかがでしょうか」など聞いてみましょう。理由を説明すると、意外とすんなり捨ててくれたりします。
お片付けが苦手な子は「モノがあるところにさらにモノを置く」傾向があるので、机の上にはほぼ何も飾らないのがベター。スッキリ何もない机にすると、意外と自分から「宿題しよっかな~」なんて始めちゃったりするんですよね~!
週1~2回程度で「決まった活動」を入れてみる
小学生になると習い事をしている子も多いと思いますが、実は決まった曜日の習い事って生活にメリハリをつけるのにとっても良いんですよね!
何も習い事をしていなければ、「火曜日はスーパーへ行く」「木曜日はプールへ行く」など決めて、計画に入れておいても。
学校へ行かないと日にちや曜日感覚がなくなりがち。毎日を意識しながら過ごすことで充実感がUPするし、新学期への心の準備もできます。
何かひとつ「やりたいこと」へのチャレンジを
せっかく時間がたっぷりある夏休みなので、何かひとつでもいいので子どもが「やりたい!」と思っていることにチャレンジさせてあげてみるのもgood。
たとえば、
・段ボールで巨大迷路を作ってみる
・憧れのアイドルになりきってムービーを撮ってみる
・気が済むまでゲームをやりまくる
・とにかく寝まくる
とか。いつもは親子共々忙しいので「ダメです」となりがちですが、夏休みくらいはやりたいことをやりたいだけやらせてあげても。
「毎日きちんと規則正しく」も大切ですが、大人だって疲れたら休みたいし休みの日はたっぷり寝たいし、好きなことやりたいですよね~。子どもは特に「毎日、親のいうことを聞かざるをえない」状況にあるので、ガチガチの生活を強いてしまうと子どもは息苦しさを感じてしまいます。
夏休みは“お休み”で、メインは子ども。どんな夏休みを過ごさせても、結局どう感じるかは子ども次第です。
「夏休み、最高だったわー!!!」とニコニコで新学期を迎えられるよう、“充実感のあるお休み”をお子さんと一緒に計画してみてくださいね~!
関連記事はこちらから
小学校に入ると必ずやらなければいけないもの、それが「勉強・宿題」。遊びたいし面倒だし大変だしやりたくなーい! というお子さんは多いと思いますが、短時間でサクッと済ませる“成功体験”を積めば勉強や宿題が苦じゃなくなるかも!?小1にベストな勉強時間の目安や、集中力を高めるための“3つの条件”などをご紹介します!
「読書感想文」って大変だよね~……と思いがちですが、コツさえ掴めばそんなに難しくないんですよ~!小学1年生はまず「面白いと感じる本を読むこと」から始めてみましょう! だからこそ大切になるのは“本選び”!オススメの本を5冊ご紹介するので、ぜひぜひ参考にしてみてくださいねー!