視点を変えてみよう!ちょとしたイライラを「ハッピー」にかえるコツ
女性はもっとハッピーに輝ける!これまで5万人以上の働く女性の成長に関わってきた「営業部女子課」/太田彩子が「営業の仕事」に関わる働き方から学んだ、日々の子育てや暮らし、人生にまで応用できる「ちょっとしたコツ」をお届けします。
はじめまして!
はじめまして。太田彩子と申します。私は「営業部女子課」という、全国の営業女子(営業職の女性)が集まるコミュニティを主宰しています。日々、様々な会社に勤務する営業女子のキャリア相談から恋愛相談まで、これまで5万人以上の働く女性の成長に関わってきました。
「営業の仕事」から学ぶよりよい人生のコツ
営業女子?
そう聞いても、あまりピンとこない方もいるかもしれません。
「営業という仕事」は、ただ物を売る仕事でありません。日々多くのお客様に接しお客様のニーズを引き出し、製品やサービスをご提案します。社内調整をして、自分自身のモチベーションや時間も管理しながら目標を達成する。結果、“全ての仕事の基礎”となるような力を養える宝庫でもあります。
このコラムでは、「営業の仕事」に関わる働き方から学んだ、日々の子育てや暮らし、人生にまで応用できる「ちょっとしたコツ」をお届けしようと思います。
大学生で出産、仕事と育児の両立…
私自身は、大学生の時に出産を経験し、現在は大学生の息子を持つ母でもあります。
仕事と子育てとの両立なんていうとカッコよく聞こえますが、仕事を始めた当初は「子どもを養うため」という現実的な理由から働いていました。でも、息子を育てるうちに、全力を注いだ仕事がいつからか「なくてはならないもの」に昇華して、今は働く女性を支援する仕事が天職となりました。
当時の私は忙しい毎日の中で、時間にも追われていました。
例えば育児で、子供に対して怒らない、子供を責めない、そう思っていても難しかった。例えば、仕事で何かが起きても、相手を怒らない、相手を責めない、そう思っていてもやはり難しかった。特に子育て期であれば様々なことに余裕がなくなり、つい小さなことにイライラしてしまいます。
【まずは視点を変えてみよう!】
与えてもらったこと、してもらったことに常に感謝をする視点をもつ
私が起業まもない頃のこと。
身を粉にして働き、社員のためと思い、様々なことを教え込んだつもりでした。ところが一向に彼ら彼女たちの能力を引き出すことはできません。挙句の果てに、社員たちは退職するというのです。痺れを切らした私はついに爆発し、「これまで私はあなたたちに、こんなにもしてあげたのに!」と、憤慨します。過去に遡って、これだけのことを私は相手にしてあげたと事細かに覚えていたことを並べまくりました。
その結果どうなったか?
例えば、動物のカメをイメージしてください。カメは驚くと萎縮して足をひっこめてしまいます。相手の立場から、「私はあなたにこんなにもしてあげた」ばかり責められると、萎縮してしまうのです。そしてそれは、言う側からすれば「こんなにもあなたに~してあげた」ということは、どこかで過度な見返りを相手に期待しているということ。去っていく社員の背中を見ながら、私が間違っていたんだと猛省しました。
子育てや大人の付き合いも同じだと思います。
ひとは、自分が「してあげた」「してやった」ことは驚くほど覚えています。けれど、どれだけの人が同時に「してもらった」ことを覚えているでしょうか?
たとえば、人は誰かにご馳走したら覚えているのに、「自分がおごられた」ことは案外忘れている。誰かにプレゼントしたことは覚えているのに、プレゼントされたときは都合よく忘れていたりする。「してあげた」、というのは勝手に上下関係をつくり、無意識で見返りを求めているのです。
それよりも、「してもらったこと」を数えて心を満たすほうが100%幸せですよね。
【イライラをハッピーに変えるコツ】
これを、子育てや日々の人生に置き換えるとどうなるでしょうか?ちょっとしたコツでハッピーな気持ちに変わるはず!
○子育て中のママ
子供や家族に対して、「こんなにも私は自分を犠牲にして~してあげてるのに!」→「誰かと楽しい人生を送ることができている」「子どもの笑顔に癒されている」
○大人の付き合い
相手に対して、「これだけ自分がやってあげてるんだから、あなたも〇〇をして、当然でしょ?」→「こんな機会をもらえ、自分を活かせる機会をもらえてラッキー!」
○自分自身に余裕がないとき
「なんでこんなに私だけ忙しいのよ」→「忙しくなるほど充実した時間をもらえている」
「してあげた」ことばかりに執着するのではなく、「してもらった」ことや「与えてもらっている歓び」に気づく視点をもつ。たったこれだけで、人生はもっと楽しくなるのです!イライラがハッピーに変わり、日々の笑顔が増える、と私は思います。
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■太田彩子(営業女子課)
早稲田大学卒業後、子育てをしながら(株)リクルート・ホットペッパーの企画営業として社内表彰であるMVP制度にて表彰を複数回受ける。その後独立し、企業内ダイバーシティプロジェクトや女性活躍支援に携わり、のべ50,000人以上の女性営業を支援。
2009年よりライフワークとして始めた営業女子のための応援コミュニティ『営業部女子課』を主宰し、(営業女子会では日本最大級)、全国27エリアに展開するほどに成長した。「女性の営業力をもって日本社会の発展に貢献する」をミッションに、全国にて営業女子の活躍のための勉強会やイベントを開催。
2015年日本政府&外務省主催「WAW!2015」では登壇者として&公式協力団体として参画し、注目を浴びた。
NHK「グラン・ジュテ」や日本テレビ「news ZERO」、日経新聞などメディア出演多数。
早稲田大学エクステンションセンター講師(2012年)、立教大学兼任講師(2014~2015年)。
【著者メディア】
営業職の女性を応援する営業部女子課のサイトです。
【著書紹介】
「売れる女性の営業力」(日本実業出版社)
「1億売るオンナの8つの習慣」(かんき出版)
「折れない営業女子になる7つのルール」(かんき出版)
など