子どもが嫌がって目薬をさせない!そんなママにオススメの“余裕を持って落ち着いて点眼するためのコツ”とは?
泣いて嫌がる子が非常に多い「目薬の点眼」。でも点眼しないと治らないし、ママは困っちゃいますよね~!押さえつけて点眼するのはできるだけ避けたいママも多いはず。まずは子どもの気持ちになって「不安や怖さ」をできるだけ与えないようにしてみて。それでもダメなら、最終手段は“あの時”を狙いましょ!
「子どもに目薬をさす」状況は意外と多い!
子どもの目薬……といえば真っ先に思い浮かぶのは「夏のプール」での結膜炎ではないでしょうか?
それ以外にも、
・結膜炎
・花粉症
・紫外線からのダメージ
・ドライアイ
・近眼
などで目薬が必要になることも。
でも子どもって、目薬をめちゃくちゃ嫌がる傾向が。「なんとか点眼したいママ vs 全力で逃げたい子ども」は毎回バトルを繰り広げることになります……。
泣くと効果激減!?目薬「豆知識」
「子どもはめちゃくちゃ嫌がって泣くけど、点眼しないと治らないから無理やりにでもさす!」……というママも多いかもしれませんが、実はそれちょっと待った~!
大阪府池田市にある「市立池田病院」のホームページによれば、
お子さんが泣いている最中は、点眼を避けて下さい。目薬が涙で流されてしまいます。
出典:www.hosp.ikeda.osaka.jp
との記載が~!!!
子どもが嫌がって泣いているときの点眼は“双方にメリット無し”ということに。
じゃ……じゃあ!!!どうすれば!!!いいの……ッッ!?!?!?
“すんなり”子どもに目薬をさすには?
①まずは説得
赤ちゃんには効果なしですが、3~4歳以上であればまずは「説得」を試みましょう。
何も言わずいきなり目薬をさしてしまうと、子どもは驚きと不安と不信感でいっぱいになります。
「今キミはこういう状況でね、眼科でもらったこの目薬がね、目の中のバイキンをやっつけてくれてねうんぬんかんぬん」
納得してくれれば「怖い~!」と言いながらも頑張ってくれたりします!
ダメなら次の手へ!!!
②横向き or 目を閉じてさす
子どもが目薬を嫌がる理由として、
・目に液体を落とすのが怖い
・しみるから嫌
などがあります。
大人でも目薬をさす瞬間はちょっと緊張する方もいますよね。大人の手で点眼される立場にある子どもはなおさらビビります。
少しでも恐怖や不安がやわらぐよう、配慮してあげましょう。
方法としては、
・仰向けの子どもに目を閉じてもらい、下まぶたを少しだけ引っ張って点眼する
・横向きに寝てもらい、視界に入りにくい目じりのほうから点眼する
など。
点眼後は目薬を全体に行き渡らせるため1・2回だけ目をパチパチ、その後は少し目を閉じましょう。
これもダメなら次の手!行きますよー!!!(笑)
③子どもが眠ってからさす
最終手段は「子どもが寝てから点眼する」です。
さすタイミングとしては「寝始め」または「熟睡してから」がオススメ。子どもはいつかは必ず寝ます!最悪、1日に一回は点眼可能!!!(笑)
衝撃で目覚めても、睡魔に負けて寝てしまうくらいの絶妙なタイミングが狙い目です。ママの勘が、いかんなく発揮されます……ッッ!!!
目薬の「さし過ぎ」はダメ、ゼッタイ!
目の中に溜められる目薬の量は「0.03ml」ほどであるのに対し、目薬の一滴はさし口にもよりますが「0.04ml」ほどなのだそう。
一滴も入ればじゅうぶんなものであり、2滴以上は「さし過ぎ」になるそうですよ。
“念のため”とたくさん点眼したくなりますが、メリットはないどころか以下のようなデメリットがある場合も……!!!
眼球の表面は、粘液のムチン層、涙の層、薄い油の層で覆われている。ムチン層が涙を眼球の表面に保ち、涙が眼球に栄養を与えたり感染を防いだりし、油層が水分の蒸発を抑えるという役割を果たしている。
出典:style.nikkei.com
目薬を1度に何滴もさすと、この3つの層を乱すことになる。油分や涙中の抗菌成分なども洗い流してしまい、目の乾燥や異物感につながることがある
出典:style.nikkei.com
怖ッッ!!!((((;゚Д゚))))
また、目薬の容器が目やまつ毛などに当たると、容器内にバイキンが入ってしまうので×。
嫌がって暴れる子どもに無理やり点眼しようとするのも、目や顔を傷つけてしまう可能性があるので×。
子どもへの「点眼業務」、ハードルはめちゃくちゃ高めです!
オモチャや動画で気を引いても
もしオモチャやテレビなどで気を引けるなら、ぜひとも積極的に利用を。
眼科で処方される目薬などは一日に何度も点眼が必要なこともあり、ママにとっても子どもにとっても大きなストレスとなりがちです。
毎日やらないといけないことだからこそ、使えるものはしっかり使ってできるだけ簡単に!
楽に乗り切っていきましょう~!!!
子どもの目が結膜炎になったなどの理由で、親御さんがお子さんに目薬をささなければならないことがあります。 お子さんの中には目薬を嫌がって、なかなか目に薬が入れられないとお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。 今回は、目薬を嫌がるお子さんに上手にさす方法を眼科医の岡先生に解説していただきます。