「専業主婦(主夫)」でいることに対して“罪悪感”がある?“共働き当たり前”の、現代の生きづらさが浮き彫りに
“家でマッタリしている”と思われがちな専業主婦(主夫)。専業でいることに“罪悪感”を感じてしまう。
ワーママから見れば「そんなに暇を持て余してどうするんだろう」と思われがちですが、人にはいろんな事情があります。
マッタリしてもいいじゃない、主婦業だけに専念してもいいじゃない。よそはよそ、うちはうち、ですよ!
30代以下の「罪悪感あり」、なんと7割!
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』がおこなった調査によると、
・専業主婦・主夫であることに、後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことが「ある」…25.4%
という結果が出たのだそう。
これだとあまり多い感じはしませんが、なんと「年代別集計」をおこなったところ、
・30代以下「ある・少しはある」…70.1%
という結果になりました!
「共働き」「給料少ない」「頼れるところがない」に苦しめられがちな30代以下の家庭が、「専業の罪悪感」にも苦しめられているというこの状況!
どういう…ことだーーー!?!?!?
子どもの有無によっても大きな差が
「主婦(主夫)であることへの罪悪感」は“子どもがいない”家庭でかなり感じられているよう。
そして“子どもがいる”家庭でも6割弱の方が「罪悪感」を多少なりとも感じているようです。
30代以下だと「罪悪感」を感じたことがある方は7割ほども。
「がんばれば働けるくらい体力があるのに…」ということなんでしょうかねぇ……。
「共働きが増えてきた」という背景も
「女性は家庭を守るべき」という考え方から「女性もいきいきと働ける環境を」に徐々にシフトしてきた現代の日本。
特に女性は、働く女性が増えてきたことで「キラキラと働く女性がこんなにも多いのに、私は全然キラキラもしていないし働いてもいない。こんなことでいいのだろうか」と考えてしまうのかも。
また、周りに共働き家庭が多い場合は働くママから「普段何やってるの?」とか聞かれることも。
働くママからしてみればただただ純粋な疑問かもしれませんが、専業ママにしてみたら軽くdisられているように聞こえることもあるんですよね。
昔の「働かないのが当たり前」から「働くのが当たり前」な風潮にシフトしてきた今。
しかし「専業でいる」という選択肢も、もちろんあって良いんですよ!
よそはよそ!うちはうち!
まわりに何といわれようと、どのように生きるかは自分次第。
もちろん夫婦2人で収入を得られれば家計はさらに安定するでしょうが、それによって家庭内に問題が生じるなら無理に働く必要はありません。
また、子どもまだ小さな家庭は基本的に「共働きは無理ゲー」だと私は思っています。
熱は出すわ行事は多いわ子どもに向き合う必要があるわで仕事なんてムリムリムリ!
パートナーが協力的であればかろうじで可能かな!?くらい。部屋の中は常に大惨事ですよ……。
世の中には子どもの世話すらろくにせず、家事育児すべて妻に丸投げしたうえで「働きに出てよ」っていう夫もいます。ぐぬぬ!!!
「共働きが当然」という環境で育ってきた、30代以下の世代の“良くないところ”だけが強く出たパターンですね。このやろーーー!!!!
子どもの有無に関わらず体調の面で働きに出るのが厳しい場合だってありますよね。
「働きに出るのは厳しいけれど、お小遣いくらいの収入は欲しい」そう考えるなら、今はインターネットさえあればいろんな働き方を模索することもできます。
いろんなことに「板挟み」になり、非常に大変な状況の今のママ達。ママがツラい思いをせず生きられることが、きっと子どもにとっても幸せなハズ。
周りになんといわれようと「専業主婦(主夫)」でいることに罪悪感……なんて思わないで。
「自分らしい生き方」で毎日を楽しみましょう!
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