数字で見る!本場イタリアのジェラート事情!人気テイストから食べ時・食べ方、ジェラートへの愛までオモシロ情報を集めてみた
イタリアは、文字通りジェラート天国!夏はもちろん冬だって、ジェラートは老若男女みんなが愛するまさに国民的スイーツなのです。そんなイタリアのジェラート事情、改めて調べてみました!
人気テイスト ランキング
イタリアジェラート協会エウリスコによると、イタリア人の実に95%がジェラートが好き♥と回答しているそうです。さすがジェラート大国…!そんなイタリア人に人気のテイスト・トップ7は何でしょうか?早速見てみましょう!
1位 チョコレート
2位 ヘーゼルナッツ
3位 レモン
4位 イチゴ
5位 カスタードクリーム
6位 チョコチップ入りミルククリーム
7位 ピスタチオ
しかもイタリアでは、9割の人が2~3種類のテイストを組み合わせて1つのカップまたはコーンに乗せてもらうので、そのコンビネーションも重要というわけ。単品ではどんなに美味しいテイストも、組み合わせが悪いと微妙な味わいになってしまいますから大変です!大抵はジェラート屋さんがおすすめを教えてくれますが、我が家の子どもたちが大好きなのは、チョコ&イチゴやレモン&イチゴ、クリーム&イチゴなどです。我々大人は、チョコ&ヘーゼルナッツやチョコ&ピスタチオなどのマリアージュを楽しみます!!
カップかコーンか(Coppa o Cono)?
イタリアでジェラートを注文するときに必ず聞かれるのが、「カップかコーンか(Coppa o Cono)?」。シンプルにジェラートのみを味わいたいときや、まだ上手に食べられない小さな子どもなどはカップ+スプーンですが、やはりコーンに乗せたジェラートをほおばりながら食べ歩きするのがイタリア流!またコーンには、冷たい口の中を一休みさせてくれる効果もあります。カップでも、チャルダと呼ばれる固いウェハース生地のビスケットを乗せてくれるので、これでほっと一息つくことができます。
生クリーム乗せる(Con pannna)?
カップかコーンか、と同じように、必ず聞かれるのが「生クリーム乗せる(Con pannna)?」。しかも生クリームは無料サービス。た、ただでさえジェラートでカロリー満点なのに、さらに生クリーム!?と最初は不思議でしたが、まあ、アイスクリームパフェのようなものですね(笑)。しかも、生クリームにも口の中を温めてくれる効果が!つめたーいジェラートを食べた後に生クリームを口に含むと、なんだか安心しちゃうのです。イタリア人でももちろん生クリームを乗せない人もいますが、機会があれば一度は試してみたください。
食べるのはどんな時?
夏はやっぱりジェラート・ハイシーズン!94%のイタリア人が、この季節にジェラートを食べると回答しています。さらに、5割以上の人が、1週間に1回以上はジェラート食べているんだとか。週に4~5回(ほぼ毎日?)食べるという人も、3割以上いるそうです。いつ頃食べるのかというと、午後~夕食後に食べる人が半数です。朝食やランチ替わりにする人も!
さらに、頻度は多少さがりますが、春・秋・冬にもジェラートを食べるイタリア人は74%にのぼります。冬は暖かい家の中で、ゆっくりのんびりつめたーいジェラートを楽しむようです。
ジェラートはスローフード!?
食べ歩きできるジェラートは、「ファーストフード」のような印象ですが、いえいえ!イタリア人は、じっくり時間をかけてジェラートを味わうのが好き。80%のイタリア人が、平均所要時間7分をかけて食べているそうです。幼稚園生くらいの小さな子がコーン片手に、垂らさず上手に食べているのでびっくり!コーンをくるくると回し、360度周囲をぺろぺろとなめながら、垂らさず食べるのがポイントのようです。
イタリア人に聞いた!「あなたにとってジェラートとは?」
アンケートに回答したイタリア人は、「ジェラート」を「味覚への喜び」や「陽気なもの」、「連れ添い」、「自由」、「自己充実感」、といった言葉で表現しています。中には、ジェラートとは「人生最高の喜びのひとつ」で「癒しの最適な手段」だと考えている人が3割以上にものぼるそう。海辺やバカンスタイム、日が暮れてからの友達との散歩など、夏と結びつける人は7割以上いますし、2割の人は、幼少時代を思い出す懐かしいアイテムと思っているようです。
お分かりいただけたでしょうか。イタリア人のジェラートに対するこだわりや思い入れは、生半可なものではありません!機会があればぜひ本場で、本格的なジェラートを味わってみてください。