3歳の娘と乗る通勤電車…現代の“親子”をそのまま描く話題ショートフィルム『美知の通勤電車』とは
3歳の娘を持つワーキングマザー沙織は、職場の保育園へ娘を預けるために毎朝通勤電車に乗ることに。
まだまだ小さな3歳の美知は、見たこともない大勢の人々や駅の雑踏におびえてしまいます。冷たくて人の波にのまれてしまいそうになる恐ろしい場所。しかしそこで美知に優しく接してくれたのは、同じ通勤電車を利用する温かい人々でした。
初めての日々が始まる母と娘
駅を急ぎ足で歩く母親と3歳の娘。
母の沙織は人にぶつかってしまい、謝ります。そして見たことのない場所と人の数に圧倒され、不安な表情を浮かべる娘、美知。
「絶っっっ対、離しちゃだめだよ。」
沙織は美知に言い聞かせます。
3歳の子どもが人混みの中ではぐれてしまったら…。想像するだけで恐ろしいし、子どもはどんなに不安になるでしょうか。
不安を隠しきれない美知
急ぎ足で出入りする人々。
自分よりも大きな大人ばかりが早足で通り過ぎる駅の中。
まだ小さな3歳は不安と恐怖で足が止まってしまいます。
手を差し伸べてくれたのは、通勤中の人々
そんな美知を、優しく気にかけてくれる人々が現れます。
それは同じ通勤電車を利用する人たちでした。
「この亀さんみたいに首をすぼめて自分を守ればいいんだよ」
美知は勇気を出して首をすぼめ、沙織と一緒に電車に乗り込んでいきます。
他にも美知が押しつぶされないよう守ってくれる人や、美知に優しく声をかけてくれる人。
さまざまな人たちの優しさに触れながら、美知は成長していきます。
「ママ、明日もあの電車に乗ろうよ。」
大変な毎日だけど、素晴らしい人たちに出会えた「通勤電車」。
成長していく美知の強さと人々の優しさに心打たれる、素敵なショートフィルムです。
都会で働く母親の姿をリアルに描いた作品です
こちらのショートフィルムはまだ「予告編」ですが、さまざまなことを感じ取ることができます。
3歳の我が子を「通勤電車」に乗せる、ということ。
大人だけでも大変な通勤電車に、毎日大切な我が子を連れて乗らなければならない毎日。
働く母は自分の支度や子どもの支度に加え、朝の家事や子どもの送迎、帰宅後の食事づくりなどやることがとてもたくさんあって忙しいうえ、電車を利用することでさまざまな危険がふりかかる可能性もゼロではありません。
ショートフィルム「美知の通勤電車」では素晴らしい出会いと成長がありましたが、本当は通勤電車に乗せなくても預けられるところを利用したい、というのがリアルなママの本音ではないでしょうか。
待機児童やパートナーの家事・育児分担。収入のことなど、現代はさまざまな問題があります。
多くのママやパパ、子どもたちが安心・安全にいきいきと暮らせる社会になるよう、このショートフィルムをきっかけに何かが変わっていけばいいなぁ、と感じますね。
「本編」がとても楽しみです!
動画についての詳細はこちらから
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