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親の何気ない一言が、子どもに見えない足枷をつける。知っておきたい「ゾウの鎖」の話

親の何気ない一言が、子どもに見えない足枷をつける。知っておきたい「ゾウの鎖」の話
参照 : twitter.com
”ちいさなゾウの足に鎖をつけると、大きくなってもそれを引きちぎろうとせず、従い続ける”。 そんな「ゾウの鎖」の話を知っていますか?頭が良く、学習能力の高いゾウだからこそ身についていく「諦め感」。もちろんそれは、人間でも起こる事なんです。 我が子が生き生きと社会生活を送る為に。一度しっかりと考えてみませんか?
親の何気ない一言が、子どもに見えない足枷をつける。知っておきたい「ゾウの鎖」の話
参照 : twitter.com

あるツイートの”教育方法”への疑問が事の発端

「ムーチョ@mucho」さんは、WEB漫画家として活動している、主夫歴約10年の育児中パパ。 「カタルエ」(http://www.katarue.com/)というブログで育児・家事についての4コマ漫画を描いているムーチョさんは、今回の”一撃必殺!急にマンガ家だの声優だの絵師だのになりたいと言い出した子どもや大人を止める、オススメの方法 ”というツイートに対して「教育方法としては全く賛同できない」との見解を示しています。

ムーチョさんがツイートした「サーカスの象の話」

小さな頃から鎖で繫がれ、もがいても外せなかった鎖。「鎖は外れないけれど、人間の言うとおりにしていればご飯も食べられるし生きていける」と知ったゾウは、大人になっても鎖を引きちぎろうとせず、人間に従い、言われるままに芸を覚え、披露しながら生きていきます。 考えれば、チャレンジすれば、いつかは外れるかもしれない鎖。 やってみたい気持ちはあるけれど、どうせ自分には無理。失敗したら嫌だし恥ずかしい、だからチャレンジすらしない。そんな心の鎖。 もし我が子がこんな状態にあるとしたら…ゾッとしませんか?

「気力のない子ども」を作っているのは、実は周囲の大人たち

子どもはまだいろんな事を知らない為、いろんな事に興味を持ちますよね。小さな女の子なら「プリキュアになりたい!」男の子なら「仮面ライダーに!戦隊シリーズのレンジャーに!」。ママもパパも、子ども時代に一度はキャラクターに憧れた事があるのでは? でも実際に、本当の「プリキュア」や「仮面ライダー」になる事はできません。 そんな時、あなたは我が子に対してどんな言葉をかけるでしょうか。 その一言が、実は子どもの可能性を狭めてしまっているかも…?
出典:pixabay.com
「プリキュア?なれるわけないじゃん~アニメなんだから」、もしくは「そうだねーなれるといいねー(無関心)」なんて、言っちゃいませんか? もちろんその返答が良くない訳ではありません。 しかし、子どもが興味や関心を持つ事に対して、ことごとく反論・無関心を示してしまうと、いつしか子ども心に「諦め」や「無気力」が生まれてしまいます。 「どうせ言ってもダメだし」「本気で聞いてくれないから言ってもしょうがないし」 一番信頼できるハズの親や周囲の大人に不信感を持ってしまった子どもは、果たして社会に希望を持って生きていけるでしょうか。

子どもの興味・関心をしっかりと応援してあげる姿勢を

子どもが興味・関心を持ったものなら、一番身近にいる親や大人がしっかりと応援してあげましょう。 子ども一人ではできない事でも、大人が少し手を貸してあげれば達成できることもたくさんあります。その小さな「できた!」の積み重ねが自信になり、やがて大きな目標を達成するための原動力となります。 子どもは分かりやすいもので、「できた!」を褒めてあげると、嬉しくてどんどん進んでやるようになります。しかし子どもによって得意・不得意はありますよね。なので自然と、得意なものをやる時間が増えていきます。 そして、その得意なものを突き詰めていった結果、その仕事や職業に就いたり、関連のある分野で働いたりする事も。 そうなる過程で大きな壁や難関にぶち当たる事ももちろんあります。 でも自分をしっかりと肯定され、ある程度自信を持った子どもは簡単にはへこたれません。もしくは簡単に進める道をサッと探して方向転換する強さも持っています(笑)

まずは我が子を精一杯信じてあげましょう

あなたの大切な我が子は、自分とは違うひとりの人間。パパやママと性格も違えば、考え方も興味を持つものも、生きている時代もフィールドも全てが違います。 自分の子どもだからと親目線でいろんな事を判断してしまうのは、親の価値観の押しつけであり、我が子の足に鎖を繋いでしまうようなもの。 インターネット環境が整い、どんな情報も手軽に得られる今だからこそ、どんな職業へのハードルもとても低くなったと感じます。 まずは子どもを信じて応援し、チャレンジさせてあげる。もし失敗してしまっても、それを踏まえて新たなチャレンジに活かせるよう、促してあげましょう。 「うちの子、ほんとダメで…」「なんでうちの子はああなのかしら」 そんな風に思ったら、少し立ち止まって考えてみて。親が先へ先へ、レールを引きすぎていませんか?過干渉になっていませんか? もしかしたら、子どもが自分で考える力を失ってしまっているかもしれません。 大切な我が子が「サーカスの象」にならない為に。 「子どもの気持ち」を何よりも大切にしてあげてくださいね。

「カタルエ」

ムーチョさんのブログ。「30代後半の主夫が育児や家事の情報を、語りと絵で発信するブログ」