結婚している人はエライ…!?パートナーや子どもを「持つか・持たないか」を題材にした漫画に考えさせられる
結婚する・しない、子どもを持つ・持たない。人生において分かれ道はたくさんあるもの。どんな生き方を選ぶかは、その人次第。
今回、話題となっているのは「さわぐち けいすけ」さんが描いた”『まとめられる筈の無いこと』について4ページにまとめた漫画”。たくさんの人の意見や共感を巻き込み、大きな話題となっています。
「独身・結婚・出産」。あなたはどう考えますか?
ひとり身の人に「まだ結婚しないの?」、既婚者には「子どもはまだ?」。そんな言葉を投げかけるシーンは、よく目にする光景です。しかし、その人の人生はその人のもの。必要以上に圧力をかけてくる人が多い中、自由に人生を謳歌している独身者もいる。
今回話題になったのは、そんな社会の圧力に疑問を持った「さわぐち けいすけ」さんの漫画です。
独身の20代や30代なら、誰でも一度は親や年配者から投げかけられるであろう「結婚はまだ?」という言葉。そもそも、”結婚”自体、するかしないかはその人の自由。
作者の「さわぐち」さんは、”フリーで仕事をする”という経験を通してさまざまな人に会い、「結婚にも子どもにも関わらず、幸せに生きる人たち」を見て”心底楽しそう”に見えたとの事。「本当の幸せは結婚・出産をする事で得られる」という昔からの考え方に、疑問を投げかけています。
ひとりで好きなように生きる、子どもを持たず夫婦だけで生きる。そんな選択肢を選んだのは、ただ自由を選んだだけかも知れないし、そうせざるを得なかった大きな理由があるのかも知れない。
自分の「幸せの物差し」が他人にも当てはまるとは限らない。その人が幸せを感じて生きられるのなら、あれこれ言わずに見守ってあげるのが、身近にいる人間としてのスマートな生き方なのかも知れません。
結婚して子供を育てる人は本当に「凄い」し両親を筆頭に尊敬している。けど、だからと言って独り身の人に何言っても良い訳じゃない。それぞれ事情もあるだろうし。って意味で言おうとしてマンガに収まらなかった。マンガなのに文字だらけになっちゃうんだもん。結婚出産育児についてはまた別の機会に。
— さわぐち けいすけ (@tricolorebicol1) 2017年6月3日
本当の正解などあるはずもない話題なので、やはり完全に漫画に収まりきった訳ではない様子。次回作にも注目です。
ツイッターでは様々な意見が
意味もなく生きる事を楽しむ。ステキです!結婚したいも子供が欲しいも全部なくして、今を楽しむように考えたら息がしやすくなりました。幸せの基準は自分の中にしかない。
— nayuta (@ankoanko0712) 2017年6月3日
FF外ですが、本当に、経験則攻撃は逃げるに限りますね!子供産んだら産んだで、抱いて外出してたら見知らぬおばあちゃんに突然話しかけられ「ちゃんと母乳で育ててる?母乳が一番よ」と言われたり、エレベーター同乗しただけのおばさんに「1人でやめないでたくさん産んでね!」と言われたり笑笑
— さおたん (@sao318feetapart) 2017年6月3日
それぞれに楽しみがあり、それぞれに幸せのかたちがあり、それぞれが家族、社会、国家、世界に貢献しているんですよね。正解はいくつもあって強制されるべきではなく、ただ、子供を作る人がいなくなると、どれだけ富や楽しみを生み出しても、世界の担い手そのものがいなくなるということなんでしょうか
— 櫻童子龍牙 (@Sakuradouji) 2017年6月3日
昔は結婚して子供を産むのが当たり前な社会だったから、考え方の違の溝ができるんだと思う。
— 謎少女 (@CPGLIOaEcIKiSfS) 2017年6月3日
これ見てすごく不安になった。
— あ (@rira106) 2017年6月4日
多様性な生き方が増えた今、幸せの方法を一括りにするのは窮屈だろうけど…。
これから自分達が年を重ねるにつれて病院や公共施設でお世話になるのは誰かが生んでくれた子ども達なんだよな…。
次につなげる命を育むチャンスのある人達が目を背けてしまうのは悲しい。
この漫画に共感し、生きやすくなったと感じる人や、結婚や出産を選ばない事で少子化が進み、結果的に子どもに負担が掛かるのではと将来を懸念する人など。
賛否両論が巻き起こるのは当然の事と言えますし、多くの人がこの話題について真剣に考えている証拠であるとも思えます。
「幸せ」と「社会」。答えは自分自身の中にあるのかも
いかがでしたか?
「幸せ・自由・社会」のバランスはとても難しいものかも知れません。どれかひとつに偏れば他に負担が掛かる可能性は高くなりますが、時代や社会・技術も日々進歩していきます。
少しでも多くの人がこのような話題を取り上げて考え、議論することで、より多くの人々がより生きやすい世界になっていくのかもしれませんね。