見たことない…!日本の絵本にしか登場しない意外なもの3選
こどもの成長に欠かせない絵本の読み聞かせ。そんな絵本には、その国の文化や生活習慣と深く結びついているのです。海外に暮らしてみて分かった、日本独特の絵本の中の世界。日本では当たり前の、意外なものが海外ではとても新鮮なのです。読み聞かせの大切さが改めて分かります。
①野菜
日本にある野菜の半分は、絵本の中でしか見られない欧米
何気なく絵本の中に登場する野菜も、日本独自のものが実はたくさん!
大根、レンコン、ゴボウなどアジアの根菜などがその代表。
カボチャやサツマイモも、欧米に流通しているものとは少し見た目が異なります。
海外に暮らしていると、3割程度は日本では流通していない種類の野菜に出会います。
食文化の違いが絵本にも大きく出ていることが分かりますね。
筆者の息子は、「おべんとうばこのうた」に出てくる食べ物で実際見たことがあるのは、おにぎりとさくらんぼのみです。
②乗り物
こちらもまた、見た目でお国柄が出るものの代表格。
日本が誇る新幹線を始めとして、電車などの公共交通機関の乗り物も見た目が少し違います。
サイレン、ランプの色も異なる
特に違いが大きいのが救急車、パトカーなどの働く車。
写真はイギリスの救急車ですが、日本のものと色や模様がかなり違います。
日本の救急車や消防車は光るランプは赤色ですが、ヨーロッパでは青色の国がほとんど。
筆者の息子はまだ絵本で乗り物を覚えている段階なので、日本の乗り物の色や形で覚えていますが、街中で見ることができないのでいつも少し不思議そうにしています。
③あいさつ
日本の絵本や幼児向け通信教育に頻出の「生活習慣」。
こちらも、改めて日本の文化と密接にかかわっていることが海外暮らしで再認識できます。
代表的なのが食事の際の「いただきます」と「ごちそうさま」。
英語ではジャストな表現や慣習がない為、こちらも絵本の中でしか見ることのできない挨拶習慣です。
繰り返されるあいさつをカラフルな絵で学べます。
お辞儀や会釈、手を合わせるなどの基本的な動作もまた同じ。
親以外でやっている人がほとんどいないので、なかなか定着しないのですが絵本の力を借りて繰り返し教えています。
絵本でしか見たことがない、聞いたことがない。
生活習慣や昔話など、絵本の中身はその国の文化と密接に結びついていることに海外で暮らしてみて改めて気付きました。
逆に、見たことがなくても、絵本に繰り返し親しんでいれば、こどもは少しずつそれを理解し自分のものにしていくのです!
改めて絵本の素晴らしさを感じます。