驚き①教科書がない!
これは本当にびっくり!!
イギリスの公立小学校には、教科書がありません。教科書がないので、今どういうことを学んでいるのか親たちもわからないのです。
その訳とは、そもそも、日本の小学校のように「皆で同じ授業を聞く」という授業スタイルではない為。
生徒の習熟度に応じて、グループに分かれ先生の作ったプリントや個別学習を行います。
皆の理解度は違って当然
例えば国語(英語)。様々な国のこども達が集まるロンドンでは、英語の理解度も本当にそれぞれ。
その為、理解度別に色分けされた本を毎日持ち帰って読んだり、先生が読んでくれたりします。
算数も、グループに分かれて行います。あるグループは文章題、あるグループは九九のおさらいなど、それぞれに応じた学習。
「生徒個人」の理解度がかなり重視された授業だからこそ、逆に教科書がない!これは驚きです。
驚き②自分の席がない!
こちらも驚きますが、前述のとおり、皆で一つの授業を行わないスタイルの為。
日本で言う「班」のような形でグループで授業を行い、先生のお話を聞く時間も床に座って数分聞くだけだったりします。
全員が同じ方向を向いて授業を聞く、という光景はイギリスでは見られません。
日本ではランドセルに何を入れてるの?
教科書もなく、また必要な道具や文具も学校にあるため、(ノートも持ち帰りません)生徒が持ち運ぶものは本やランチ、スナック程度。
日本の小学生がお道具箱を準備し、教科書やノートを毎日の時間割に応じて持ち運んでいるというとかなり驚かれました。
「何故?毎日家に帰って見ているわけじゃないでしょ?」
・・・確かに、言われてみればそうですね。
驚き③親へのプリントがない!
基本全てはメールで連絡
こちらはとてもシステマティックで便利な制度。
持ち物や予定など、お知らせがメールで送られてきます。
どの学校もホームページとアドレスを持っており、入学の申し込みや問い合わせなどもメールを通して行われます。
その為、「こどもがお知らせをなくした!」という事故は皆無。じゃんじゃん送られてくるので、ちょっと見るのが大変ですが…。
あまりに日本と違う、自由で生徒の個を尊重したイギリスの小学校システム。
お道具箱やおはじき、給食袋が少し懐かしいです。