都心から日帰り!穴場・茨城を巡るマニアック子連れ旅①
魅力ない県ワースト1位の名を欲しいままにする茨城。これといった特徴が無く、都心から訪れるには近すぎる距離感でスルーされがちですが、そんな茨城だからこそ!お子様連れのお出掛けにはピッタリなのです。知られざる魅力をシリーズでご紹介します!
[第1回]石岡市で出会う、巨大獅子頭とダチョウの王国
茨城へ移り住んで、すぐに気付いたことがあります。
それは、巨大建造物の多さ!
有名なのは牛久大仏(ギネス認定)ですが、他にも巨大ハニワ、巨大な壺、巨大獅子頭など…
県内の至る所に、巨大な何かがひっそりと佇んでいるのです。
ものすごく自己主張の強いサイズにもかかわらず、何故か地味。何故か目立たない。
こうした自己矛盾が、なんだかいかにも茨城らしくてホッコリ…とはいえ、折角の面白スポットが埋もれていては勿体無い!
今回は、茨城県の真ん中あたりに位置する石岡市から、巨大獅子頭とその周辺をご案内いたします。
巨大獅子頭が鎮座するのは”常陸風土記の丘”!まずは、施設ホームページをご覧ください。
……お気づきでしょうか?
こんなにもインパクトのある、国内トップクラスの大きさを誇る獅子頭が…恐ろしくサラッと紹介されている事実…。
確実にセンターを張れるビジュアルだというのに、トップページに影も形もないなんてストイックすぎる!
紹介文もあっさりとしたものです。
「石岡のおまつり」に巡行する獅子頭を日本一の巨大サイズにしました。常陸風土記の丘の見守り役として人気です。
出典:business2.plala.or.jp
●台座からの高さ:14m
●獅子頭部
幅:10m 奥行き:10m
そして、ちょっと悲しいお知らせがあります。
実は、日本一の巨大獅子頭は、大阪にもあるみたいなんです…(小声)
高さ12m、幅11m、奥行き10m…獅子頭をかたどった、巨大な絵馬殿。パワフルなご利益がありそう!
あっ、でもよく見たら高さでは石岡が2mも勝ってますね!
(台座を含めれば、ですけど)
真横から見た図。車や人と比較すると、流石のスケール感!
獅子頭の前は芝生広場。これからの季節、お花見がオススメ!
常陸風土記の丘は、花の名所。
4月上旬から約1ヶ月かけて、種類の異なる桜が次々に開花します。
桜のあとには、ツツジや紫陽花、菖蒲、蓮の花など、季節ごとに様々な花を楽しむことができます。
狙い目は、来園者が少なめの4月上旬
いくら穴場と言っても、桜のピーク時には近隣道路が渋滞することもあるようです。
子連れ観光にオススメなのは、桜シーズンが始まったばかりの、ソメイヨシノが咲く頃!
この時期は比較的訪れる人も少なく、広い園内をゆったり回ることができます。
筆者の一押しは閑散期の冬!巨大獅子頭を独り占めする贅沢…
寒い時期には閑散としがちな園内。年度末の三連休に訪れたところ、来園者はまばらでした。
広々とした景色に、ポツリと佇む獅子頭…超巨大なはずなのに、比較対象が無いせいか非常に奥ゆかしく感じられます。
そして、展望台だという獅子頭の中へ入ってみると。
そこに広がっていたのは…のどかな芝生広場の風景…
あまり高さが感じられないから、高所恐怖症の人にも優しいですね☆
とりあえず顔を出して、外から写真を撮ってもらいましょう!
獅子頭から車で約20分、”ダチョウ王国”
石岡へ来たら是非寄っていただきたいのが、ダチョウ王国です。
常陸風土記の丘からは、車で20分ほどの距離。「王国」というだけあって、ダチョウ飼育数は日本一!
(日本一ってワード、さっきも聞いたような?)
ダチョウ以外にもアルパカや羊など、沢山の動物たちと触れ合うことができます。
たとえ獅子頭では喜ばなかったお子様も、ここでは文句なしに笑顔になれるはず!
身長182センチの成人男性が見上げるほどの大きさ…!
がっしりとした身体つきは、映画で見た恐竜を彷彿とさせます。
ダチョウの大群を横目に…BBQで焼く禁断の食材
ダチョウ肉は、赤身の肉で一番健康にいいお肉です。低脂肪低カロリー低コレステロールで、高タンパク高鉄分というスーパーお肉。まったくクセがなく、さっぱりとしているが、お肉の甘みは濃く、小さなお子様からシニアまで、身体に優しいお肉です。ダチョウは草食なので、Grass fedのビーフに一番近いかもしれません。広大な牧場でのびのび健康的に育ったダチョウのお肉を是非ご賞味ください。
出典:dacho.co.jp
のびのび遊んだあとのお楽しみ、BBQ!
産地直送の新鮮なお肉や、見たこともない超巨大な目玉焼き。
お子様も大人も盛り上がること間違いなし、ですね!
……これ、人によっては抵抗を感じるシチュエーションかもしれません。
けれど、普段自分たちが何気なく口にしている食べ物が、どこから来たのか。
そういったことを教えてあげるのも、大事だと筆者は思うのです。
いのちをいただき、自分の糧にするということ。貴重な食育の機会です。
『ダチョウ肉より美味しいお肉があればお知らせ下さい』という強気の文言!
自信のほどがうかがえますね…子どもがもう少し大きくなったら、家族みんなでここでBBQをするのが筆者の密かな夢です。
日本最大のダチョウ観光牧場「ダチョウ王国」
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この記事の中だけで、日本一だとか超巨大という言葉は一体何回出てきたのでしょう。
茨城人の“巨大好き”を改めて実感してしまいました。
今後も、県内のB級観光地を親子で巡ってレポートしていきます。
どうぞお楽しみに!