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インドでメイドに家事・育児をサポートしてもらって思うこと

インドでメイドに家事・育児をサポートしてもらって思うこと
日本でも増えてきている家事代行やベビーシッターサービス。とはいえ、実際に使っている人はあまり多くないのが実情でしょうか。でも、日本の外をみてみるとごく一般的に普及していて、各家庭のニーズに応じてさまざまな使い方がされています。今回は、インドに住んで一年半になるわたしがメイドを雇って思うことをご紹介します。
インドでメイドに家事・育児をサポートしてもらって思うこと

■インドのメイド事情

約13億人の人口を抱えるインド。ひとまとめに語ることが非常に難しい多文化・多民族国家ですが、今回は中間層~富裕層における家事・育児という面で、わたしの目から見た姿をご紹介します。
インドで生活をしていて感じるのは、各家庭に家族以外のたくさんの使用人が出入りをしているということです。掃除人、メイド、子守り、料理人、門番、庭師、運転手など、必要に応じて複数の使用人を雇っている場合が多いです。ショッピングセンターの遊具コーナーに行くと、子供の相手をしているのは親ではなく子守のメイド、という光景は当たり前のようにみられます。その間に親はゆっくり買い物をするようです。買物だけでなく、病院やレストランにも子守は同行します。 家事全般を担うメイドについては、家族用の部屋とは別に、住み込み用の部屋があります。多くは6畳未満のこじんまりした部屋に、シャワーとトイレ、ベッドが付いている、というものです。近年都市部を中心に開発が進んでいる大型マンションや高級住宅街においては、同一コミュニティ内で複数の家庭を掛け持ちして働くメイドも増えています。

■我が家のメイド兼ベビーシッターをご紹介します

2人の子を持つ37歳のインド人女性に、パートタイムで来てもらっています。月曜日~土曜日の週6回、16時~19時までの3時間の契約です。インドの祝日や、私たちが旅行や一時帰国をしている期間は彼女の仕事はお休みです。簡単な日常会話は英語も通じるほか、日本食も作れるので非常に助かっています。 基本的な仕事内容は以下の通りです。

①洗濯

家に来たらまずは洗濯機を回します。メイドに洗って欲しいものは事前にカゴに入れて用意しておきます。前日に洗濯して乾いているものにはアイロンを掛けたり、畳んでクローゼットに戻してもらいます。週に1回シーツの交換もお願いしています。

②掃除

洗濯機を回している間に部屋の掃除をしてもらいます。インドの空気は非常に埃っぽく、また建物は室内の暑さを逃すためもあって気密性が低い作りなので、毎日拭き掃除をしないとあっというまに家中埃まみれになってしまいます。 各部屋の床をほうきで掃いたあと、モップ掛けをします。(我が家もですが、インドでは掃除機がない家も多いです。)また、家具も丁寧に拭きます。

③料理

掃除が終わったら必要な時は食材の下ごしらえをしてもらったり、夕食のおかずを一品作ってもらうこともあります。食材はこちらで事前に用意しておきます。キッチンを使ったあとは、食器洗いやコンロ周りの掃除もしてもらいます。

④子供の散歩

家の中の仕事が終わったら、マンション内の公園に娘を連れて30分程度散歩にいってもらいます。メイドは子供好きで娘を可愛がってくれていて、娘も懐いているので非常に助かります。その間にわたしはゆっくりお風呂に入ったり、つかの間のひとり時間を楽しみます。

⑤その他

必要に応じて、契約時間外でも別途給料を支払うことで外出時の子守役として連れていくこともあります。

■メイドに家事・育児を手伝ってもらって思うこと。

私は元々はインドでの出産直後のサポートをしてもらうことを目的に、妊娠中からメイドを雇い始めました。最初は何をどこまでやってもらうか、メイドの仕事がこちらの望む水準まで届かないときはどうするか、など、メイドの使い方に試行錯誤しました。正確には、今も試行錯誤を続けています。それでも私はメイドを雇って良かったと思っていますし、今後も雇い続けようと思っています。それは、家事育児を手伝ってもらって自分が楽になるということだけではなく、子育ての楽しみや大変さを共有したり、家事負担が減ることで子供と向き合う余裕を持つことが出来るという面が大きいです。メイドに大きな価値を感じているので、日本でも必要に応じて家事育児サポートのサービスを利用しようと思っています。 必要なときに必要分だけ家事や育児をヘルパーを頼めるサービスが日本でも始まっています。ライフスタイルや価値観は人それぞれですが、家事育児を家族以外のひとにサポートしてもらうという選択肢を持つことは、家族や自分自身の生活を安定させ、充実させることにつながるのではないでしょうか。