こいのぼりの意味や本当の名称、知ってる?子どもに聞かれても困らない、説明の仕方を覚えておこう
5月の子どもの日が近づくと「こいのぼり」を目にすることが増えますが、そもそもなぜ子どもの日に「こいのぼり」を飾るのでしょうか。また、鯉のぼりは大きさや色などの違いにどのような意味合いがあるのでしょう。
もうすぐ子どもの日。知っておいても損はない!「こいのぼり」の意味についてご紹介します。
こどもの日に「こいのぼり」を飾るのはなぜ?
5月5日は子どもの日。
この日に向けて「こいのぼり」や「五月人形」を飾るご家庭があるかもしれません。
保育園や幼稚園でも、この時期の工作は「こいのぼり」にちなんだものを制作することが多いですね。
こどもの日に「こいのぼり」を飾るのはどんな意味合いがあるのでしょうか。
その歴史は江戸時代にまでさかのぼるのだとか。
大空を悠々と泳ぐ大きな鯉のように、伸び伸びと大きく元気に育ってほしいと言う願いが込められていると言います。
また「鯉」という魚は、きれいな水でなくても育つことができる魚。
どんな環境でもたくましく生き延びる「鯉」のように、大変な環境でもすくすく育ってほしいと言う周囲の大人の気持ちが込められているようです。
こいのぼりの各名称や意味を知ろう
こいのぼりには、それぞれに名称や意味があるようです。
一つひとつご紹介していきましょう。
1.一番上の「回転球」
一番上についている回るものは「回転球」といいます。
別名「招代」(おぎしろ)とも呼ばれ、神様を招くという意味合いがあるのだとか。
神様に見つけてもらうため少しでも空高くに飾りたいという気持ちから、一番上についているようです。
2.二番目についている「車輪」
「回転球」の下についているのは二つの車輪です。
この車輪は「矢車」という名前。
よく観察すると、矢羽根がいくつかついているのが見えるはずです。
そこから「魔除け・厄除け」の意味があると言われています。
3.その下についているヒラヒラしたカラフルな布は「吹き流し」
矢車の下についているカラフルな布は、「吹き流し」という名前です。
鯉が上るための流れる滝を表現しているのだとか。
どんな困難にも立ち向かい、打ち勝てるようにという意味合いがあるのだそうです。
4.一番大きな黒い鯉は「真鯉」(まごい)
その昔、こいのぼりは真鯉1匹だけを飾っていたそうです。
時代が進みカラフルでデザインも豊富となり、赤や青の鯉が増えたのだとか。
童謡「こいのぼり」の歌詞には、
~大きい真鯉はお父さん、小さい緋鯉は子ども達~とありますね。
ということで、一番上にある黒くてお大きな真鯉は「父親」を表現しているようです。
ですが実はこの童謡は昭和の初期に作られた歌。
それまでは鯉は全て子どもを意味していたようです。
この歌には「お母さん」が出てこないので、ママはなんとなく微妙なきもちになってしまうかもしれませんね。
本来はこいのぼりの鯉は全て子どもを表しているようです。
5.その下のこいのぼりは「緋鯉」(ひごい)
赤いこいのぼりから下にあるのは「緋鯉」と呼ばれています。
子どもの姿を表現しているようです。
黒い真鯉はお父さん、赤いこいのぼりはお母さん、その下の青などのこいのぼりが子どもというわけではなく、本来は全てのこいのぼりが子どものを表していました。
まとめ
元気に泳ぐこいのぼりを見かける季節になったら、ぜひお子さんとこいのぼりの各名称や意味について話してみませんか。
きっとそれぞれの意味を知ることで関心も高まるはず。
そして、こいのぼりの歴史についても学ぶことができますね。
こいのぼりの始まりから、童謡の流行による言い伝えの変化、現代のこいのぼりのカラフルさや豪華さなども話題にのぼることでしょう。
いずれにしても、昔から今も変わらず大人は子どもの健やかな成長を祈ってやまなかったのは変わりありませんね。
子どもの幸せを祈って、折り紙や切り紙でもこいのぼりを作りおうちに飾ってみませんか。
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