健康診断と人間ドッグの違いとは?両方受けるべき?子育て世代だからこそ自分の健康も大切に!
会社に勤めていると、健康診断は毎年経験しますね。さまざまな検査が行われるので、健康チェックはこれで十分!と思う一方、これとは別に人間ドックも受けるべきという声もよく聞きます。
健康診断をしたのに人間ドッグも受けるべき?その違いは?それぞれの特徴など詳しく解説します!
健康診断と人間ドッグ、実は全然別モノ!
会社で受ける健康診断は、血液検査や視力検査、聴力検査、メタボチェック…といろいろな検査項目がありますね。ちょっと面倒ですが、年に1回自分の体をチェックする貴重な機会とも言えます。ただし、検査項目は最低限の健康に関する項目だけ。
病気の早期発見や原因を見つけたいといった希望がある場合は、人間ドッグでの検査も必要です。まずはそれぞれの明確な違いについて、詳しく見ていきましょう。
会社での健康診断は法律で義務付けられている
まず、会社での健康診断は「労働安全衛生法」で年に1回以上行うことが義務づけられています。その目的は社員の健康状態を把握すること。正社員はもちろん、パート社員でも勤務時間によっては検診必須となる場合もあります。
パート社員の場合、1週間あたりの労働時間が正社員に対して4分の3以上であれば、検診が義務付けられている=必須です。つまり、フルタイムパートの方はほぼ確実に検診が必要となりますね。
時短パートやアルバイトの場合、上記と同じ条件で2分の1以上4分の3未満だと、義務ではありませんが検診を受けるのが望ましいとされています。それ以下の労働時間では特に規定がないため、検診を受けない人も多くいるでしょう。
詳しい検査で病気の早期発見・予防に役立つ人間ドッグ
人間ドッグの目的は病気の早期発見や予防で、受けるかどうかは法的な決まりがなく個人の自由。健康診断は多くても15項目程度なのに対して、人間ドッグは50項目以上とより広範囲で細かいです。
検査内容は医療機関によって異なりますが、健康診断にはない項目として例えば以下のような検査が挙げられます。
・胃カメラまたは胃のバリウム検査
・大腸カメラ
・より項目が多い血液検査(例えば腫瘍マーカーやピロリ菌検査など)
・腹部超音波検査
・心電図検査
このほか、医師から直接診断結果について説明を受けることができるのも人間ドッグの特徴です。
悪いところを見つけたいなら人間ドッグ!ただし費用はやや高額…
健康診断でもおおまかな健康状態は分かりますが、見つけにくい病気の早期発見や予防をしたい場合は人間ドッグ受診も検討する必要があります。一方、ここでネックになるのがその費用。
人間ドッグは任意で受ける検査で、健康保険適用外となるため費用はやや高額です。日帰りドッグであれば3万円〜、1泊2日で調べるなら10万円以上かかってしまう場合も。
ただし、多くの人はもう少し自己負担を安くできる可能性があります。
健康保険の補助金や生命保険の優待を利用しよう!
人間ドッグは自由診療ではありますが、健康保険の助成金制度などを利用すれば自己負担額がかなり抑えられます。
職業が自営業者などで国民健康保険に加入している場合、住んでいる自治体によっては人間ドッグの助成制度が利用可能です。住んでいる自治体に制度があるかどうかは、「人間ドッグ 助成 自治体名」で検索して自治体の該当ページがあるか探してみてください。
また、会社の健康保険でも助成金制度や割引制度がある場合があるので、調べてみると良いでしょう。このほか、契約している生命保険に人間ドッグの優待が付いていることもあります。
自分の健康と向き合う機会を作ろう!
子育て中のママ・パパは、子どもを優先するあまり自分の健康は二の次になりがちです。会社の健康診断で微妙な結果が出ても放置したり、ちょっと不調があっても気力で乗り切ったり…。
健康で元気に過ごせるのはありがたいこと!若いからまだ大丈夫と思わず、自分の健康としっかり向き合いましょう。
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