【1月18日は118番の日】海の事件・事故の通報は「118番」へ!適切な使用方法&119番との使い分けはどうする?
海上保安庁では毎年1月18日を「118番の日」に制定しています。
制定された理由や適切な118番の使用方法について詳しく解説します。
目次
1月18日が「118番の日」に制定された理由とは?
日本には3つの緊急通報電話番号があります。
警察に通報するときの【110番】、消防車や救急車を呼ぶときの【119番】、そして海の事件や事故の時に海上保安庁に連絡できる【118番】です。
【110番】や【119番】に比べて認知度が低い【118番】への通報の重要性を広く国民に認知してもらうことを目的に、海上保安庁では毎年1月18日を「118番の日」に制定しています。
海にまつわる事件や事故の通報は【118番】へ
【118番】へ通報すると各管区本部の運用指令センターに繋がり、最寄りの海上保安官が直ちに対応します。
携帯電話、固定加入電話、公衆電話、船舶電話などから通報が可能です。
その際には、「いつ・どこで・なにがあった」などを簡潔に落ち着いて通報しましょう。
通報の事例・参考動画
具体的な通報事例をいくつかご紹介します。
①海難、人身事故に遭遇したとき、または目撃したとき
②密漁、密輸、密航事犯等の情報を得たとき
③油の排出等を発見したとき
④不審船、漂流、漂着木造船を発見したとき
海上保安庁の公式YouTubeチャンネルでも詳しく紹介してるので、ぜひ参考にしてみてください!
「緊急通報位置情報システム」についても知っておこう
平成19年4月からは【118番】通報時に音声通報と合わせて位置情報通知を受信し、電子地図上に表示させて迅速に把握する緊急通報位置情報システムを導入しています。
そのため、携帯電話のGPS機能を起動した状態で【118番】通報をした場合、同通知システムにより通報者の正確な位置を瞬時に把握することができます。
ちなみに「緊急通報位置情報システム」は、【118番】以外の緊急通報(【110番】、【119番】)でも機能します。
もし正確な住所がわからない・パニックになってうまく伝えられなくても、これなら安心ですね!
【118番】と【119番】の使い分けは?
海の近くでの事故や事件に遭遇した場合、【118番】と【119番】どちらに通報すればいいのか悩むこともあるかもしれません。
悩んだ時には、思い出した方どちらでもいいので、まずは一刻も早く通報することが重要です。
しかし、海上保安庁は海上を巡視船が巡回しているため、要救助者のいる場所が沖であるほど消防よりも早く要救助者にアクセスできる可能性が高くなります。
少しでも早く救助が行えるように海での事故や事件は【118番】という認知を広めていきたいですね。
海の「もしも」は118番へ!
聴覚や発話に障がいを持つ方を対象に、スマートフォンなどを使用した入力操作により、海上保安庁への緊急時の通報が可能となる「NET118」というサービスを運用しています。
海上保安庁の公式ホームページからQRコードの読み取りで簡単に登録も可能ですので是非ご活用ください。
海へ出かける際には、安全に楽しい時間を過ごせるよう家族や仲間と【118番】について必ず確認をしておきましょう!
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