創刊から66年!長い歴史の少女マンガ誌『りぼん』
『りぼん』は、集英社から発売されている少女向け漫画雑誌です。
1955年に創刊され、66年の歴史がある漫画雑誌!
対象年齢は、小学校〜中学校とされていて、まさに思春期に差し掛かった時にぴったりの漫画雑誌ですね。
内容はちょっとドキドキするような淡い恋愛漫画から、ギャグ漫画、アクションものまで幅広く掲載されていて、創刊当時から少女たちを夢中にする魅力がいっぱい詰まっています。
その『りぼん』の、歴代作品の中で特に人気がある漫画のTOP7をランキングにして発表します!
ママ世代には懐かしく、子ども世代には目新しい作品がいっぱい♡
今回のランキングは、日本最大級ドラマ口コミサイト「TVログ」内の、ドラマ情報Webマガジンである「TVマガ」が、“漫画読者の男女500名”を対象として、2021年8月18日から8月20日までの間に「歴代りぼんでいちばん好きな漫画」の調査をWebで行った物です。
その調査の中から、TOP7をご紹介します。
早速ランキングに行ってみましょう!
第7位:『赤ずきんチャチャ』
彩花みん先生作の『赤ずきんチャチャ』は、1992年から2000年まで連載されていた、大人気コメディ。
コミックスは全13巻。
2011年からは、続編の『赤ずきんチャチャN』が雑誌『Cookie』で連載され、こちらも全5巻のコミックスが発売されています。
赤ずきんをかぶった小さな女の子チャチャは、魔法使いのたまごとして世界一の魔法使い・セラヴィー先生のところに弟子入りし、毎日失敗しながらも狼男のリーヤと3人で楽しく暮らしています。
うりずり山にはセラヴィーの地位を狙う魔女、どろしーが弟子のしいねちゃんと暮らしていて、何かとセラヴィーの邪魔をしてきますが…。
怖い魔法使いや魔女が出てきそうなストーリーですが、子どもでもゲラゲラ笑えるコメディ作品です!
アニメも放送されていて、リーヤ役の声優は香取慎吾さんが担当したことでも話題に。SMAPが歌う主題歌『君色思い』とあわせて放送当時はすごく人気がありました。
この作品のおすすめポイントは、少女漫画雑誌のりぼんに掲載されているほのぼの漫画…と思いきや、ふっきれたギャグセンス!
大人でも絶対に大笑いできる内容だと思います!
「とにかく笑えて面白い!少女漫画には珍しく、しっかりギャグを入れてくれているので、少女漫画というジャンルという枠を超えてとても楽しめます!」(jyuri)
出典:prtimes.jp
第6位:『神風怪盗ジャンヌ』
種村有菜先生作の、『神風怪盗ジャンヌ』は1998年から2000年まで連載されていた、主人公の日下部まろんが“怪盗ジャンヌ”として活躍する、ファンタジー。コミックスは全7巻。
1999年には、アニメ化もされています。
ジャンヌ・ダルクの生まれ変わり、日下部まろんは高校生でありながら、“怪盗ジャンヌ”として美術品に乗り移っている悪魔をチェックメイト(回収)するために日々活躍中。
ところが“怪盗シンドバッド”を名乗る男性が現れ、ジャンヌに怪盗をやめるよう説得しはじめ今までのようにはいかなくなってしまいます!
同時期にまろんの周囲に現れた、名古屋稚空という男子生徒は実は…
連載当時、キラキラ華やかな絵柄とハラハラさせるストーリーで、女の子はみんなジャンヌに夢中でした!
かわいらしく綺麗な作画とはうらはらに、話の内容はかなり緊張感がある物で、目が離せなかったのを覚えています。
「まず種村有菜先生の美麗な画風に目を奪われます。さらに読み進めていくと、魅力的なキャラクターがどんどん登場してきて、全てのキャラクターのことを好きになってしまいます。主人公のまろんと稚空の、敵対関係からのラブラブぶりも可愛くて、きゅんとします」(momo)
出典:prtimes.jp
まろんと稚空のラブストーリーにも、ドキドキした方は多いのではないでしょうか!?
ワクワクドキドキにプラス、淡いラブストーリーも楽しみたい方におすすめですよ〜
第5位:『こどものおもちゃ』
小花美穂先生作の、『こどものおもちゃ』は1994年から1998年まで連載されていた、学園物の作品。
コミックスは全10巻。
子役タレントとして活躍する小学校6年生の倉田紗南は、人気作家の母親と楽しく暮らしていましたが、通っている小学校には問題が山積み。
紗南が通う6年3組は、羽山秋人という男子生徒を中心にいじめが横行していて、クラスの担任までを追い詰め学級崩壊のような状況に…。
紗南は秋人がクラスを荒らす原因を探っていくうちに、2人の関係にも徐々に変化が出ていきます。
『りぼん』で連載されているとは思えないほど、子ども達の抱える事情や不安はリアリティが強く、荒れたクラス内の様子はすごく緊迫していて読んでいても緊張感がありました!
テレビアニメにもなり、荒れる小学生の描写が話題になりましたよね。
でもネガティブなだけでなく、窮地から脱するために頑張る子ども達はたくましくかっこいいんです。
「りぼんで掲載される漫画にしては異色なストーリーだと思います。小学生が登場する話ですが、大人が読んでも引き込まれるような深いストーリーで、考えさせられます」(ときこ)
出典:prtimes.jp
かわいいタイトルからは想像もつかない、読み応えばっちり。子ども達の抱える問題を漫画を通して考えられる、おすすめの作品です!
第4位:『天使なんかじゃない』
矢沢あい先生作の、『天使なんかじゃない』は1991年から1994年まで連載されていた、学園物。
コミックスは全8巻。
郊外の新設校に通う主人公の冴島翠は、生徒会長候補に選ばれてしまいます。スピーチを始めようとした途端、翠はピンチに襲われますがリーゼントがトレードマークの須藤晃が助けてくれて、事なきを得ますが…そこから始まる翠と晃をはじめとした、生徒会として活躍していきます。
生徒会のメンバーのそれぞれの事情や、ラブストーリーから目を離せない傑作です。
当時、翠と晃のカップルに憧れた!というママもいるのでは?
明るくかわいい翠と、リーゼントでちょっとミステリアスな晃の進む先は、今読んでもドキドキする事間違いなしだと思います!
「高校生が主人公の青春少女漫画ですが、心理描写が子供っぽくなく、30代の今読んでも全く色褪せません。矢沢あい先生独特の抜群のファッションセンスも発揮されていて、連載時から30年ほど経つ今でも古くさく感じません。間違いなく矢沢あいの最高傑作だと思います」(minako)
出典:prtimes.jp
矢沢あい先生のスタイリッシュな絵柄は、今も色褪せない魅力がありますね。
第3位:『ママレード・ボーイ』
吉住渉先生作の『ママレード・ボーイ』は、1992年から1995年に連載されていたラブストーリー。
コミックスは全8巻。
高校生の小石川光希は、両親が”お互いパートナーを交換して再婚する”という衝撃的なダブル再婚によって、松浦遊と同居する事に。
複雑な関係の光希と遊は、家庭の事情に振り回されながらも気持ちを交わしていき、だんだんと距離が縮まっていきますが、それぞれの家庭の事情はなかなか一筋縄ではいかず…。
お互いの両親が夫と妻をそれぞれ交換して再婚する、という衝撃的な展開からスタートする『ママレード・ボーイ』は、目が離せない展開で女の子達のハートをがっちり掴んでいた漫画でした。
アニメやドラマにもなり、今でも長く人気がある作品です。
「昔はかなり新鮮でした。親同士の再婚により兄妹になった2人の、内緒の関係。当時の私には甘くて苦いというフレーズがちょっと大人な感じで大好きでした」(なかじま)
出典:prtimes.jp
兄妹なの?兄妹じゃないの?とハラハラさせるラブストーリーは、絶対におさえておきたいおすすめの漫画です!
第2位:『ときめきトゥナイト』
池野恋先生作の『ときめきトゥナイト』は、1982年から1994年まで連載されていたファンタジーであり、ラブストーリー。
コミックスは全30巻。
2021年に雑誌『Cookie』で新シリーズ『ときめきトゥナイト それから』が連載されています。
江藤蘭世は同級生の真壁悛に恋する普通の少女ですが、実は父は吸血鬼、母は狼女という魔界出身の女の子。
人や物に噛み付くとその姿に変身する事ができ、くしゃみをすると元通りに。弟の江藤鈴世は、走り出すと狼男に変身します。
悛に一目惚れしてからは、ドキドキの学園生活を送っていますが、同級生の神谷曜子が何かと邪魔をしてきて…。
少女漫画の定番といえば、『ときめきトゥナイト』!ですよね〜♪
蘭世と悛の関係に割り込んでくる曜子には最初はイライラしちゃうんですが、曜子も彼女のお父さんもこれまたいいキャラでなんだか憎めなくなってきます(笑)
次第に深まっていく登場人物の間柄も見逃せないのですが、実は魔界と深く関係がある蘭世は、悛も交えて次第に不思議な世界でのあれこれに巻き込まれていくのでドキドキの展開に。全30巻の大作ですが飽きさせません!
蘭世&俊の物語の後は、弟の鈴世と幼馴染のなるみが主人公になり、その後は蘭世の娘・愛良が主人公に…と、世代を超えて進んでいく3部構成の展開にも注目。
「バンパイアと狼女の子供として生まれた主人公・蘭世が、変身能力を使い、その能力に振り回されながら、恋愛や高校生活、魔界のトラブルに臨んで成長していく物語。ギャグありのファンタジー恋愛ものかと思いきや、戦いや過去・未来を巻き込んだシリアスなストーリーもあって引き込まれる。相手役の真壁くんもカッコいい!蘭世編の後に違う女の子が主役として描かれる続編も含め、見応えのある少女漫画」(seiko)
出典:prtimes.jp
アニメも大人気で、世代を超えた名作です!
第1位:『ちびまる子ちゃん』
さくらももこ先生作の『ちびまる子ちゃん』は、1986年に『りぼん』で発表されてから媒体を変えて2015年まで続いた、エッセイかつコメディ。コミックスは全17巻、新聞4コマ版は全13巻。
舞台は1970年代の静岡県清水市。主人公の“ちびまる子ちゃん”ことさくらももこは、小学校3年生の女の子です。
さくらももこ先生本人の実体験をもとにした作品は、まる子のユニークな家族、友達のたまちゃんをはじめ、パンチの強いキャラクター達が巻き起こす微笑ましい毎日を描いています。
言わずと知れた名作『ちびまる子ちゃん』は、今もアニメが放送されている事もあって、『りぼん』連載当時から読んでいたママから子どもにまで馴染み深い作品です!
連載開始当初は、かなりギャグ漫画感が強く読むたびに抱腹絶倒でした。
子ども達がみんな、涙を流しながら笑って読んでいましたよね〜♪
今でも愛され続けているキャラクター達はコミックスだけでなく、アニメや映画、アパレルブランドとのコラボや勉強ドリルのキャラクターなど、いろんな所で見かけます。
堂々第1位になるのも納得の作品ですね!
「幼稚園の頃からずーっと変わらない大好きな漫画です。明るくて面白いまるちゃんは私の憧れでした。家族やクラスメイトとのエピソードに毎回お腹を抱えて笑っていました。悩みを吹き飛ばして人に元気を与える漫画だと思います」(akko)
出典:prtimes.jp
親子で楽しめる内容なので、家族で改めてコミックスを読んでみる…という楽しみ方もおすすめです♪
どの時代でも色褪せない!歴代の『りぼん』作品は名作ばかり
ランキングTOP7の中に、みなさんもハマった!今も好き!という作品はありましたか?
どの作品も、今読んでも納得のおもしろさのおすすめ漫画ばかり。
『りぼん』は、現在も子どもが夢中になれる魅力的な作品をたくさん連載中です。
歴代おすすめ漫画も、今の連載も…子どもと一緒に楽しんでみてもいいかも!
今回のランキングも『りぼん』の歴史と思い出をふりかえるきっかけにしてみてくださいね♡