科学的に解明!幸せな子供を育てる4つのカギ★慶応義塾大学大学院『幸福学』研究より
 
                                                                                                     
                                                                                            ★幸福学ってなに?
人が「幸せ」を感じるメカニズムとは何か。「幸福」の謎を解き明かせば、人類はより幸せになれるのではないか。いま「幸福」の正体をアカデミックに解き明かそうと、分野を超えた研究が進められています。個人の強さや積極性にスポットを当てる「ポジティブ心理学」、社会福祉の立場から幸福を考える取り組み「ウェル・ビーイング」、そして脳内物質や脳そのものの機能を解き明かす医学・・・。これらを統合した新しい学問が「幸福学」と呼ばれるもの。
出典:www.nhk.or.jp
 
        武蔵野大学教授・慶應義塾大学名誉教授
★幸せを感じるためのポイント
 
        幸せには、長続きしない幸せと長続きする幸せがあります。長続きしない幸せは「地位財」による幸せです。地位財とは、金、モノ、地位など、他人と比べられる財です。ダニエル・カーネマンらは、感情的幸福は、年収7万5000ドルまでは収入に比例して増大するのに対し、7万5000ドルを超えると比例しなくなる、という研究結果を得ています。一定以上の経済的な豊かさやモノの豊かさは、必ずしも幸せをもたらさないのです。
出典:www.recruit-ms.co.jp
一方、長続きする幸せは「非地位財」による幸せで、他人との比較に関係なく幸せを感じることができます。ここには環境に恵まれている幸せ、健康である幸せなどのほかに、「心の要因による幸せ」が多く含まれています。私は因子分析によって、心の要因による幸せを「4つの因子」に整理しました。この4つを満たせば、私たちは長続きする幸せを手に入れることができます。
出典:www.recruit-ms.co.jp
 
        ★幸福な子供を育てる4つのカギ
①やってみよう因子(自己実現と成長の因子)
「自分の強みを活かせているか?」、「自分が成長している実感はあるか?」などの要素。例えば自分の強みを把握し、それを社会に活かせるようチャレンジすることが幸福度アップにつながります。
出典:happyw.jp
②ありがとう因子(つながりと感謝の因子)
「人を喜ばせているか?」、「感謝することはたくさんあるか?」などの要素。仕事の同僚やビジネスパートナー、プライベートでは家族や友人、趣味のつながりなど。人との安定した関係を築けるかどうかが大切ですね。
出典:happyw.jp
面白いのは、友人の数が多いかどうかはあまり幸福に関係せず、幅広い種類の友人がいたほうが幸福度が高いところ。いろんな国籍、性別、年齢、職業の友人を持つように心がけたほうがいいわけですね。
出典:yuchrszk.blogspot.jp
③なんとかなる因子(前向きと楽観の因子)
 
        「ものごとが思い通りにいくと思っているか?」、「失敗や不安をあまり引きずらないか?」などの要素。楽観主義は「そこそこで満足できる」態度にもつながっていて、ある程度のところでOKを出すのが大事なのだとか。完璧主義に陥ってしまうといつまでも満足できないことがあるので要注意です。
出典:happyw.jp
④あなたらしく因子(独立とマイペースの因子)
「自分と他人を比べずに生きているか?」、「人目を気にせず物事を楽しめるか?」などの要素。本書によれば、マイペースを維持するためには「メタ認知(自分を“他人事”のように見る能力)のトレーニングが重要」とのことです。
出典:happyw.jp
自分と他人を比べずに生きているか? 他人や環境のせいにしていないか? 自分についての信念は変化していないか? 人目を気にせず物事を楽しめるか? といった要素。一言でいえばマイペースが大事ってことですかね。 本書によれば、マイペースを維持するためには「メタ認知(自分を“他人事”のように見る能力)のトレーニングが重要だ!」ってことです。
出典:yuchrszk.blogspot.jp




 
                                                                                                                            
 
                                                                 
                                                                 
                                                                 
                                                                 
                                                                 
                                                                 
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                         
                                                                        