【音読が苦手】小学生の保護者様に1日3分だけ試してほしい音読練習法
音読が苦手な子に向けて「1日3分でできる音読の練習法」をプロ国語講師がお伝えします!
お子様の音読を聞いていて
「もう少しスラスラ読めるようにならないかな?」
と感じたことはありませんか?
※音読が苦手だと、国語だけでなく勉強そのものが嫌になったり
点数が下がったりする可能性があります。
そこで今回は1日3分でできる音読の練習法をお伝えしますので
是非音読が苦手なお子様がいらっしゃる保護者様は最後までご覧ください!
小学生で音読が苦手なままだと勉強はどうなる?
結論からお伝えしますと、
音読が苦手になるということは、「勉強が苦手になる」ということです。
※これは【読むことが勉強の根幹】にあたるからです。
例えばテストに取り組むときは、問題文を読んで趣旨を理解することから始まります。
問題文が正しく読めないと問題の意味を理解できません。そして意味が分からないと、問題が解けない(できない)ことにつながります。
こうして、わからない→できない→つまらないという学習の負のスパイラルに陥ります。
音読が苦手だと勉強への苦手意識にも影響
音読で身につく読解力は、国語以外の教科とも強く関わっています。
現行の学習指導要領では、教科を問わず、資料から情報を読み解く問題が増えています。
そのため、昔は暗記で点数が取れた教科でも、読解力がないと解けない問題が
大きな割合を占めるようになるということです。
つまり、音読が苦手だと読解力が身につかず、多くの教科で問題が解けなくなる可能性があるのです。
音読が苦手な小学生が音読上手になると得られるメリットは?
音読が得意になることで、さまざまなメリットがあります。
一番のメリットは【読解力が身につくこと】です。
ここからは、音読で身につく読解力を
▶語彙の量が増える
▶情報を理解し自ら解釈できるようになる
▶情報を整理する力が身につく
の3つに分けて解説します。
メリット1:語彙の量が増える
音読を続けることで、語彙力が身につき、言葉の引き出しが増えます。
また、音読をするとわからない言葉を知ることができます。
知った言葉を覚える→忘れる→思い出す
こうした繰り返しが新しい言葉の定着に繋がるのです。
たくさんの語彙・知識が身につけば、より高いレベルの読解ができるようにもなります。
また音読では多くの情報を処理します。
その過程で、一時的に脳に保管できる情報量(ワーキングメモリ)が増えるため、より効率的に問題を解いたり、作業したりすることが可能になります。
※語彙が増えれば、自分の感情を様々な言葉で表現できます。
語彙力はそういった言語的な表現も豊かにしてくれます。
メリット2:情報を理解し自ら解釈できるようになる
正しく・はっきり・スラスラと音読できることは、文を意味のかたまりで理解できることを意味します。
⚠音読できない場合、文を単語の羅列として認識していることが多い。
文章の理解の過程は以下の通りになります。
①まずは「文」を理解します。
②次に「段落」を理解します。
③最後に「文章全体」を理解します。
このステップを踏んでいくことで文章の全体観を把握し、わかりやすく解釈できるように
なっていくのです。
音読を繰り返すと、理解から解釈までの一連の読解手順が早くなります。
テストであれば問題を解くスピードが上がり、見直しの余裕が生まれます。すると、テストの点数も安定して高くなります。
これが、わかる→できる→面白い学習の好スパイラルです
このような習慣が身につけば、一生かけて学び続けられます。
これは勉強面だけでなく将来の仕事などでも発揮されます。
メリット3:情報を整理する力が身につく
情報を整理することで、伝えたことを自分の言葉で言い換えられるようになります。
また作文やディベートなどでも、自分の意見をまとめて、かつ相手に伝わりやすい言葉で表現できるようになるので、「表現力」の観点によい影響を与えます。
⚠表現力は、身振り手振りや話し方以前に、伝えたい内容を整理する能力が重要です。
【プロが教える】音読が苦手な小学生向けのレベル別練習法!
音読が得意になることは学習において様々なメリットがあります。
では実際にお子様が音読を好きになるために
音読が苦手でも簡単に始められる練習法をご紹介します。
今回はレベル別に3つ紹介します。
①ひらがなとカタカナの単語
②文節ごとに区切った音読
③音読おいかけっこ
だれでも簡単に実践できるものなので、
「うちの子の音読練習はどこから始めたらよいのだろう?」
と考える小学生のお子様がいらっしゃる保護者様は、ぜひレベル1から始めてみましょう。
レベル1:「ひらがなとカタカナの単語」
レベル1は、【ひらがなとカタカナの単語】です。
まずは、ひらがなの言葉を正しく発声できるかどうかの確認から、スタートしましょう。
特に、
▶二文字の言葉
▶三文字の言葉
▶濁音のついた言葉
▶「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」がついた言葉
このような言葉の音読練習をします。
それができたら、次はカタカナの言葉の練習をします。徐々に難易度を上げていくことが重要です。
レベル2:「文節ごとに区切った音読」
単語の練習が終わったら、文節音読です。
短い文章を「/(スラッシュ)」で文節に区切りながら、読む練習をしましょう。
文節で区切れるようになると、少しずつ文章の意味が掴めるようになります。
レベル3:「音読追いかけっこ」
音読は自分が読むだけでなく、正しい読み方や発音の仕方を聞くことも大切です。
そのため、まずは保護者様が文節音読をしてみて、それをお子様がマネして読んでみる、
という【音読追いかけっこ】もおすすめです。
☑文節音読で音読おいかけっこができたら、次は一文で同じように音読追いかけっこをしてみましょう!
子供にとって見本になる人を追いかけながら読むことで、音読が上手になります。
まとめ:「音読が苦手な小学生のお子様とは毎日一緒にコツコツ続けることが大切!」
この記事のポイント!
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①音読は声に出して、正しく・はっきり・スラスラと読めることを指す
②音読が苦手だと勉強そのものが苦手になる可能性が高まる
③音読できると語彙力・理解力・情報整理力が身につき。自学自習する力にも繋がる
④音読はまず単語が読めるかどうかを確認する。
⑤文節・一文での追いかけっこも効果的
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☑一人で音読するよりも反応して褒めてくれる人がいてくれることは、
子どもたちのモチベーションアップにもつながります。
なので、子供たちの音読を評価したり、一緒に練習したりできる人がいる必要があります。
毎日お花に水をやるように、毎日音読の宿題や練習を一緒に取り組んで上げることが望ましいです。
ただ、毎日欠かさず、つきっきりで音読練習に時間を割くことが、物理的に難しい保護者様は多くいらっしゃいます。
そのようなときは、保護者様のなかで分担をしたり、塾のような第三者に任せることもおすすめです。
\お子様の音読にお悩みの方/
お子様の音読に不安を感じている保護者様は大勢いらっしゃいます。
「なんとかしてあげたいけど…」
と思っていても、仕事や家事・育児でなかなか時間が取れなかったり、どうやって指導したらいいのかわからずに悩んでいらっしゃれば、ぜひフラップスにご相談ください。
▶お子様がなぜ音読につまずいているのか?
▶どこに注意すれば良いか?
▶ご家庭でできる取り組みとは?
などをプロの塾講師がアドバイスする【30分無料学習相談会】を実施中です!
ご希望の方は、公式LINEアカウントから【小学校低学年学習相談会希望】とメッセージを送ってくださいね。
※相談会は【教室での相談会】と【オンラインでの相談会】から選択いただけます。
フラップスでは小学1年生から授業を開講しており、音読練習にも力を入れております。早くから入塾されたお子様ほど、高学年になるにつれて安定した学力向上につながっています。
ぜひこの機会に、プロの学習アドバイスを体験してみてくださいね!
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