本サイトはプロモーションを含みます

世界が驚いたイギリスのEU離脱。ママがしっておきたい、 私たちの生活に影響があること。

世界が驚いたイギリスのEU離脱。ママがしっておきたい、 私たちの生活に影響があること。
参照 : www.flickr.com
6/23に行われた国民投票でイギリスがEU(ヨーロッパ連合)を離脱したというニュースが、世界で瞬く間にひろがりました。その影響で、市場は混乱しました。では、このEU離脱問題、子育て中の私たちの日常生活にどんな影響があるのでしょうか?簡単にまとめてみたいと思います。
世界が驚いたイギリスのEU離脱。ママがしっておきたい、 私たちの生活に影響があること。
参照 : www.flickr.com

★イギリスのEU離脱って、なに?

そもそもイギリスのEU(ヨーロッパ連合)の離脱とはどういうことなのでしょうか?そもそもEUとは?

EUはもともと、第2次大戦後、欧州内で2度と大きな戦争が起きないようにと言う思いから生まれた共同体だ。当初は経済が主体だったが、欧州連合(EU)と言う形になってからは政治統合の道を進んでゆく。 単一市場に加入するという経済的目的を主としてEC(後にEUとして発展)に英国が加盟したのは1973年。当時は加盟国は英国を含めて9カ国。人口は約2億5000万人。現在は28カ国、5億人だ。

出典:bylines.news.yahoo.co.jp
では、なぜイギリスの離脱派の人たちはそのEUから出たがっているのでしょうか?

「無制限にやってくるEU市民をどうにかしてほしい」-生活上の不便さから、そんなことを言う人が英国各地で増えてきた。しかし、人、モノ、サービスの自由な移動を原則とするEUに入っている限り、域内の市民の移動を阻止できない。また、一種の人種差別的発言とも受け取られるから、政治的に絶対にといっていいほど、認められない。

出典:up-to-you.me

底流として長い間存在してきたのが、反欧州、あるいは欧州(=EU)への懐疑感情だ。大英帝国としての過去があるし、「一人でもやっていける」という感覚がある。EUが拡大して、EU合衆国になる・・・というのはまっぴらごめんと言う感覚がある。 英国の司法、ビジネス、生活に及ぼすEUのさまざまな細かい規定を「干渉」と見なす人も多い。

出典:bylines.news.yahoo.co.jp
移民問題・社会福祉サービスの低下・EUの法律規制・失業問題など、さまざまな観点からイギリス国内の不満が高まり、ついにこの決定にいたったということになります。

★どんな影響が出ているの?

EU離脱の決定が出てから1週間が過ぎ、いわゆるEU離脱ショックによる混乱は収まりつつあります。では、私たちの生活に具体的にどんな影響が出てきているのでしょうか?長期的な影響はまだ未知・予想の範囲を出ませんが、短期的な影響は明らかになりつつあります。

①株価の下落

連日ニュースでもとりあげられていましたが、まず日経平均株価の大幅下落がありました。

市場はこの結果を受けて、大きく反応しました。為替は1ドル99円台まで円高が進み、日経平均は1,200円以上下げて本日の取引を終えました。円は対ユーロ、対ポンドともに強く円高方向に振れています。

出典:www.goodbyebluethursday.com
しかし、1週間たった今、株価は回復基調にあります。EU離脱以前の水準には戻っていませんが、じょじょにあがってきているのがわかると思います。安心とはもちろん行きませんが、回復してきている、ということは言えるでしょう。

②円高

そして、株安と同時に円高も進みました。ユーロへの不安から、日本円への信頼が高まり、”円”を欲しがる人が増えたのです。一時99円まで進んだ円高ですが、現在は102円付近に落ち着いています。しばらくはこのまま円高の状態が続くだろうと予想されます。

24日の東京外国為替市場は、英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票で離脱派が優勢との見方が強まり円が急騰、円相場は一時1ドル=99円00銭まで円高・ドル安が進み、2013年11月以来、約2年7カ月ぶりに1ドル=100円の大台を突破した。

出典:mainichi.jp
円高で困るのはいわゆる『輸出産業』。一生懸命国内で作った製品を輸出しても、円高だと売り上げが円安と比べて上がらないのです。そのため、株価にも影響が出てくると予想されていました。

★育児世代にとってはどんな影響があるの?

株価・円高という経済状況は、もちろん育児世代の私たちにとって大きな影響があります。会社の業績によっては、仕事が!お給料が!とあわてる方も多いかもしれません。でも悪いことばかりではないですよね!

①円高だと、輸入品が安くなる!

当然ですが、円高ですと海外からの輸入品は安くなります。原材料費(鉄鋼・パルプ・食料品なども)・燃料(石油など)が安くなれば、価格に反映されて、輸入商品でなくてもモノの価格が安くなることも。いわゆる”円高還元セール”が行われるかもしれません。

円高」は「円」の価値が上がること。原材料などの輸入価格が実質的に下落するするため、日本国内における原材料費.生産コストが低下する。特に鐵鋼や紙・パルプ.石油会社.電力会社など、輸入.国内消費型企業(内需型)の業績が上向く。

出典:oitakaikei.or.jp

行き過ぎた円高が長期化すれば、輸出企業を中心に業績不振を招き、給料ダウンにつながる。ただ、給料が横ばいなら、輸入資材をもとにする商品物価は下がり、実質的に給料が上がったも同然となる。

出典:dot.asahi.com
円高の影響でガソリン価格が安くなれば、相対的に国内移動の交通費も安くなり、レジャー・旅行にも行きやすくなりますよね。

②海外旅行に行きやすくなる!

石油の値段が下がれば、燃油サーチャージ料も安くなることが予想されます。また、円高の時こそ、海外でのショッピングがお得になります!わずか数円の差、と思うかもしれませんが、現地でのホテル宿泊費滞在費・食事代・ショッピング代・移動費…などを考えると、結構影響力があるんです。

円高の影響でハワイやグアム・韓国など、人気の海外旅行ツアーが安くなるのも大きなメリット。ユーロ安を利用してフランスやイタリアなどヨーロッパに目を向けてみるのもいいかもしれません

出典:www.toha-search.com

 海外で買い物をする時には現地通貨に交換しなければならないが、そのときのレ-トが「円」にとっては都合が良いため、たくさんの買い物ができる。極端な例として「1ドル200円」の時にアメリカ旅行へ1万円のお小遣いを持っていっても50ドルにしかならないが、「1ドル100円」の時になればお小遣いは倍増して100ドルになる。

出典:oitakaikei.or.jp

③円高でメリットをうける企業は?!

育児世代の中には、自分で株式を運用したり、株主優待を楽しみに受けている方々もいると思います。日経平均株価が一時下がっていますが、このまま円高基調がしばらく続くと予想されるため、円高でメリットを受ける企業に注目して投資するというのもひとつの手ですよね。

円高で恩恵を受ける銘柄は?国内の輸入企業にとっては、為替が企業の前提レートと比較して、円高になると少ない資金で仕入れる(輸入する)ことができます。前提レートと比較して円高になった場合に恩恵を受ける業種としては、水産、紙パルプ、電力ガス、空運、陸運、食品などの業界が注目されています。

出典:www.rakuten-sec.co.jp
EU離脱までまだ2年ほど。長期的に見てどんな影響があるのか、どんな風に世界が変わっていくのか、誰にも予想はつきません。自分たちの生活にどんな影響があるのか、どのように守っていくのか、意識的に考えてみるきっかけになれば、と思います。