原因不明の頭痛や肩こり…もしかして「天気痛」かも⁉ 今すぐできる方法で乗り切ろう!
風邪をひいたわけでもないのに、なんだか体調が悪く感じられる日はありませんか?もし天気が悪い日なら、それは天気痛が原因かもしれません!
天気が原因で体調不良に⁉天気痛とは
朝から雨が降っていると、気分がイマイチ上がらないことってよくありますよね。それに加えて頭や肩がなんだか重い、だるくてやる気が出ない…。
昔から、雨は憂うつな気分にさせる天気というイメージがありますが、実は本当にそんな作用があるんです。いろいろな不快症状をひっくるめて「天気痛」と名付けられていますよ。天気予報サイトのウェザーニュースでは「天気痛予報」まで出されているほど!
悩む人が意外と多い天気痛ですが、なぜ天気が悪くなると発症するのでしょうか?
気圧の急激な変化が天気痛の原因に!
天気痛の原因は、雨や強風ではなく気圧の急激な変化です。気圧の変化は、耳の奥(内耳)にあるセンサーで感じ取ることができます。
ちなみに、エレベーターに乗った時に耳がキーンと詰まったような感じになるのは、急激な気圧の変化に内耳の調節が追い付かないからなんですよ!天気による気圧の変化は1日単位と長く、しかも規模が大きくなるので体調にも悪影響が及ぶことに…。
センサーが急激な気圧の変化にさらされていると、自律神経のバランスが不安定になってしまいます。自律神経が乱れると、心が不安定になったり頭痛や肩こりが強く感じられる、古傷が傷むといった症状が出ます。これが天気痛の原因なのです。
…ところで「気圧」ってなに?
当然のように出てきた気圧という言葉ですが、これは簡単に言うと空気の重さです。台風予報などでよく聞くヘクトパスカル(hPa)は、台風の強さの単位ではなく気圧の単位のことですよ!
高度が高いほど、のしかかる空気の量は少なくなるので気圧は低くなります。1000メートル高度が上がると、気圧は約100hPa下がるのが目安です。
天気で気圧が下がるのは、台風など低気圧が近づいてきた時になります。台風がよく来る夏から秋、高気圧と低気圧が入れ替わり訪れて天気が変わりやすい季節の変わり目は、天気痛に要注意です!
天気が荒れる時ほど急激に気圧が下がる
気圧の線が、狭い範囲に多く書かれているほど気圧の変化が急です。台風や強い低気圧が来た時の天気予報では、線がたくさんあるのを見たことがありますよね。
爆弾低気圧と呼ばれるものになると、24時間で30hPa(高度300メートル分!)の気圧の変化があったりします。
また、標準気圧は約1013hPaとされていますが、台風の中心気圧は強いものだと900hPa前後という時もあります。その差、高度1,000メートル分…!!
エレベーターの比ではない高度差分の気圧変化、それは体調も悪くなります…。
すぐにできる!耳のマッサージで天気痛対策をしよう
気圧の変化はどうすることもできないので、天気痛対策には耳まわりの状態を整えることが大事になります。耳まわりの血流が悪いと、内耳に影響して天気痛になりやすくなるので、日ごろから耳をマッサージしておくと良いですよ。
上下や横に引っ張ったり回したりすると、耳がポカポカしてくるのが分かります♪仕事や家事の合間に行うといい気分転換にもなるので、ぜひ習慣にしてみてくださいね!
雨の日の「なんとなくダルい」が、少しでも解消されますように…!
「一時雨」や「曇り時々雨」など、天気予報には分かりにくく感じてしまう用語がたくさん。しかしこれを理解してしまえばお出かけ時の“しまった、降ってきた~!”が激減。時間のロスや不要な出費、洗濯物が濡れるのも防げちゃいますよ~!
明日は絶対雨が降らないでほしい!という日に、「あ〜した天気にしておくれ♪」と歌いながら、てるてる坊主を飾った経験はありませんか?もうすぐ梅雨がやってきます!お出かけの前日には晴れる事をお願いするために、てるてる坊主を飾る機会があるかも!