画用紙ちょきちょき/2歳頃〜
ハサミは「危ない!」という心配が先行しがちですが、こどもにとってはとても興味深い道具です。環境を整えてあげて安全に注意しながら、「紙を切る」という楽しさや達成感を十分に味わえるようにしてあげましょう。モンテッソーリ教育でも取り入れられている遊びです。
折り紙よりも画用紙の方が小さい子には切りやすいです。1回で切り落とせるサイズから始まり、慣れてきたら少しずつ紙の幅を広くしていきます。切り取り線をあらかじめ書いておき、線の上を上手に切ることも、夢中になる工夫の一つです。
大きな子たちは切り絵などの少し難しい線にも挑戦してみましょう。
小麦粉粘土でこねこね/1歳半〜
小麦粉粘土はよく練り込むと触っているだけでも気持ちよく、安心感がもてる素材です。最初から形を作らせようとせず、ふわふわした小麦粉粘土の感触を楽しむところからスタートするのがポイントです。手の感触で学ぶことはシュタイナー教育でも大切にされています。
にじみ絵/1歳半〜
シュタイナー教育で取り入れられている水彩お絵描き。絵の具は赤、青、黄色の3原色を使います。画用紙を水で十分濡らし、そこに色を落とす「にじみ絵」という描き方が大きな特徴。色と色が重なり合い、無限に新たな色彩が広がっていくのが面白く、大人も癒されます。自由に色を表現することで、子どもの感性を高めます。
水と色の織りなす穏やかで優しい世界にこどもも夢中に!大人がやってみても面白いですよ。
シールペタペタ/1歳半〜
子どもが大好きな遊びの1つ“シール貼り”も手指の巧緻性を高めるには、もってこいの遊び。思った通りに指先をコントロールする事で洗練された動作が身につき、同じことを繰り返すことで、指先の機能が成熟するとともに、充実感、喜び、自信など、心も育ち、さらに高度な活動へ自活的に進んでいくということでモンテッソーリ教育の遊びとしても取り入れられています。白い紙に自由に貼ったり、枠を設けて線に沿って貼ったり、月齢に合わせて取り組んでみてください。
モンテッソーリでは、「貼る」技術の取得を次のような順序で進めていきます。
1.布製マジックテープ・ビニール製磁石などを使い、柄の裏表に気づかせたり、シール貼りに必要な手順を教える。
2.大きめのサイズのシールを1枚ずつカットしたものを使い、台紙からはがす→大判の紙に好きなように貼らせる→不要になった台紙を捨てる、の手順を教える。
3.シールのサイズを小さくし、台紙に枠を描く。枠の中に自由に貼らせる。枠の形は楕円形から始め、段々図案を変化させ、着色したりして、絵に近づけていく。
4.点のうえに貼る。
5.シールより一回り大きな枠の中に決めうちで貼る→枠とシールの大きさを段々近づけていく。
6.棒線の上に貼る→親が線画を描き加えて絵を完成させる。
7.直線を隠すように貼る。
8.直線の線に揃えて貼る。反対側にも貼ったり、段々線を延ばしてシールを並べて貼ったり…
9.曲線に揃えて貼る。
10.円に揃えて貼る。
11.図案の内側に埋めて貼る
12.構成を考えながら自由に工夫して貼る。
出典:ameblo.jp
ネックレス作り/2歳頃〜
モンテッソーリ教育でも定番の遊び、ひも通し。教具を買わなくても、フェルトや画用紙でもできます。ポイントはまずはいきなりさせるのではなく、膝の上にお子さんを乗せてスローモーションで丁寧にやり方を見せてあげから「やってみる?」と声をかけること。まだ難しい子には穴に紐を通すだけ、などお手伝い感覚からはじめてみます。できたらお姫様気分でごっこ遊びも♪
アートセラピー効果も!ぐちゃぐちゃ描き/2歳〜
自由にぐちゃぐちゃに描いた線から何に見えるかを想像し、好きなように描きたして、一枚の絵に完成させます。親子や友達同士で簡単にできるお絵かき遊び。実はスクイグル法という、非言語的な表現方法を用いるアートセラピーの一つです。その日の気分や状況、心の状態によっても見えるものは大きく異なるので面白いですよ。是非コミュニケーションのツールとして親子で取り組んでみてください。
女の子が大好き!紙のバッグ作り/3歳〜
紙組みや縫いさしを発展させて、女の子が大好きなバック作り!出来上がったバッグに何を入れようかわくわくしてしまいますね。
【番外編】大人も夢中に!可愛すぎるエルメスのペーパークラフト
夢中になってものづくりをするこどもを見ていると、沸々と創作意欲が湧いてくる…というママには、エルメスのペーパークラフトはいかがでしょうか?さすがはエルメス、クオリティが高いです!
【最後に】こどもの作品、どうやってほめればいいの?
こどもの作る作品は宝物。是非、できた作品が「上手にできたか」ということよりも、作品を作る過程で考えたことや工夫したことを見つけて、ほめてあげてください!そうすれば物を作るよろこび、成長のよろこびを、親子で共有することができるのではないでしょうか?