流行色って誰がどうやって決めているの?2024年の色もご紹介!
ファッション誌では「今季のトレンドカラーは○○」として、当たり前のように流行色が紹介されていますね。
…ん?流行る前からトレンドカラーって決まってるの?流行って、みんなが作るムーブメントじゃないの⁉
今回はそんな疑問を解決するべく、流行色の決め方について迫ってみます。2021年の流行色もご紹介しますよ!
流行色は国際機関で決められていた!
流行色って、なんとなく世界のハイブランドや有名ファッションショーが起点となっているようなイメージがありますよね。
実は、流行色を決めているのはインターカラー(国際流行色委員会)という機関です。年に2回、加盟国の代表者が参加する会議で決められていますよ!
ちなみに、その年の流行色は1色だけではなく、毎年500色の中から20~30色ほど選ばれています。意外と多い!
これはファッションに限らず、さまざまな分野の流行色を決めているからという理由もあります。
流行が決まるのは、なんと2年前
会議により流行色が決定するのは、その色を使うと決めたシーズンの24ヶ月前。つまり、2年前に流行色は決定します。
具体的には、6月の会議で2年後の春夏シーズン、12月の会議では2年後の秋冬シーズン用の流行色を決めているのです。
ちょうど今頃、2024年の秋冬流行色が決まっているというわけですね!
ちょっと早すぎじゃ…?と思ってしまいますが、素材選びやデザイン、試作から本格的に生産するまで、お店にファッションアイテムが並ぶまでにはとても時間がかかるんですよ!これくらいでちょうどいいんです。
日本向け流行色は1年半前に決定
ファッショントレンドって、必ずしも世界共通ではありません。これは流行色でも同じことで、日本国内向けの流行色は「日本流行色協会」というところが選定します。この協会は、先程のインターカラーに日本代表として参加していますよ!
ここでインターカラーで決まった流行色と世間の動向などを加えて、1年半前にファッション業界に向けて流行色情報を発信しています。
流行色=流行らせたい色というわけではない
ここまでで分かったこと。流行色は会議によって作られていたという事実!
ただし、流行色とは言っても商業的に流行らせる目的とはちょっと違うようで…
さまざまな社会情勢や市場の動向を分析した結果、その年の世界を表す色やニーズが高まりそうな色を先取りしたのが、流行色として提案されています。
街に溢れるほど流行するかは誰にも分かりませんが、ファッショントレンドの最前線であることには変わりありません!
2024年の色は「ハロー!ブルー」
先日、日本流行色協会から発表された2024年の色は「ハロー!ブルー」。
ブルーは平和のイメージもあると言われており、地球環境問題や紛争問題など困難を乗り越えていけるようにとの願いが込められています。
流行色を取り入れてオシャレ気分を盛り上げよう♪
2024年の色はブルー系ということで、差し色として取り入れてみるとオシャレ度が増しそうですね。
子育てに追われていると、どうしても流行りに疎くなってしまいがちですが、色だけでもトレンド要素を取り入れてオシャレを楽しみましょう!
参考サイト
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