子どもの教育で大事な「コミュニケーション力」を育む3つのポイント
子どもが自立できるのか、主体性を持てるのか…悩まれている方がたくさんいるというデータが報告されました。これからの教育でも大切な「コミュニケーション力」に注目して、子ども向け教育事業に取り組む株式会社ハグカム代表・道村弥生がわかりやすくご説明します。
ベネッセ教育総合研究所から小学 1 年生から高校 3 年生までの親子を対象にした「子どもの生活と学び」に関する調査結果が報告されました。
なんと、5割の保護者が「将来、子どもが自立できるか不安」と回答していました…!
そして、小学生の保護者の悩み・気がかりの一番は「友だちとのかかわり」。コミュニケーション力の高い子に育てるには、どう支援したらよいのか、親としてどう関わったらよいのか、というのは大きな課題になっているようです。
注目のICT教育。“C”の意味を分かってますか?
親世代には、「IT」という言葉はなじみがあると思います。
Information Technologyの略ですね。
一方、最近の教育業界では「ICT教育」が注目されています。間に入った“C”は「Communication」のCなんです。
ICTとは、Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略で、日本ではすでに一般的となったITの概念をさらに一歩進め、IT=情報技術に通信コミュニケーションの重要性を加味した言葉です。
出典:www.ocn.ne.jp
文部科学省:初等中等教育における学習指導でのICT活用
出典:www.mext.go.jp
総務省:教育におけるICT活用事例
出典:www.soumu.go.jp
先生1人に対して、20~30名の生徒がいる授業に対して、タブレットやインターネットを活用することで授業の双方向性を高め、主体性、意欲・関心や知識・理解を高める効果があります。
冒頭の研究結果もそうですが、子どもの自立や主体性において、コミュニケーション力というのは欠かせないスキルになってきています。
先日の記事で「IQでは測れないコミュニケーション力などは幼少期の家庭環境が大事」ということをお伝えしたとおり、子どものうちにコミュ二ケーション力を高めておくことはとても大切です。
IQよりも“EQ”の時代。仕事に必要なEQは幼少期にしか育たない!?
出典:up-to-you.me
子どものうちにコミュニケーション力を育む3つのポイント
■「口出し」はNG!励ましたり、応援をする
親から「励ます・応援する」などの働きかけを受けている子どもは、将来の目標や行動力などを持っている傾向が強く、一方で、「何でも口出しする」という働きかけを受けている子どもは、自立心が低い結果がでていました。
■年上と接する機会をつくる
同年代と接するのはもちろん大事ですが、年上のお兄さんお姉さん、あるいは親や先生だけではない大人と接するのも友好的です。子ども可愛さに親子や家族、おうちの中でだけで遊んでいては他人と話すのが苦手になってしまいます。
■子どもの話をよく聞く
忙しかたったり疲れているを理由に子どもの話を中途半端に聞いていませんか?
一番の話し相手は両親、兄弟姉妹といった家族なのです。子ども達の話をじっくりと受け止め、話しやすい環境や雰囲気をつくってあげましょう。
親も子も忙しい現代社会。少子化により親の期待は、1人の子どもに集中する傾向にあります。
子ども達が幼い期間は限られています。ぜひこの機会に、子ども達と一緒に「コミュニケーション力」について考えてみてませんか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■道村弥生(株式会社ハグカム代表取締役)
1984年生まれ。明治大学商学部卒。2007年に株式会社サイバーエージェント入社後、広告営業、子会社経営、プロデューサー、新卒採用・組織活性化など幅広く事業に従事。
幼少期の好奇心育成がその後の人間形成や人生に大きな影響を与えていると感じ、子供向けの教育サービス事業としてハグカムを設立し、2015年にサイバーエージェントより独立。
2020年に向けた英語教育改革を考慮し、子供のためのマンツーマン英会話「GLOBAL CROWN」を運営。日本人バイリンガル講師と毎日20分間おうちでレッスンができるため、英会話スキルだけでなくコミュニケーション力の向上にも効果が期待できる。
ハグカムが提供する「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」は毎日20分間、自宅で英会話レッスンを受けられるマンツーマン英会話サービスです。
子供のころの「できた!」という体験はかけがえのないものになります。送り迎えがなく、家族の愛情を感じられるおうち英会話は頑張るパパママの味方です。