自粛期間中、とつぜん泣き出した7歳の息子くん。「なくなっていく不安」と戦う子どもの心をフォローする方法は?
遊びに行くはずだった予定がなくなり、毎週の習い事もなくなり、毎日仕事に行っていたパパが家にいる……。今までの日常とは違う「今の現実」が、まだ詳しいことがよく分からない子どもの心に「大きな不安」を与えているかもしれません。
サポートは? どう過ごす? そんなフォローの仕方も含め、リアルな漫画と共にご紹介します。
お出かけも、習い事も。変わっていく「当たり前の日常」
「えんどうちほ(@mamechiiiii)」さんがTwitterに投稿したのは、パパのリモートワーク初日に起こった“とある出来事”のこと。
未就学児や小学校低学年のお子さんを育てるママ・パパのなかには、すでに同じようなやりとりをした方もおられるかもしれません。先の見えないこの状況、大人はもちろん、子どもだって大きな負担を抱えている……そんな現実を、あらためて感じる内容です。
突然泣き出した、7歳の息子くん。
育児イラストは面白かった事だけ記録していこうかなと思ってたので、こんなの描いてもしゃーないな…と思ったのだけど、なんか印象的だったので、色々なくなっていく(ように見える)のを不安に思う息子を記録しました。#けいちゃんとゆうちゃん pic.twitter.com/rsQyX0QJIh
— えんどうちほ (@mamechiiiii) April 25, 2020
いやぁ、ほんとに。ほんとにそうですよね。
目に見えないもののために「やめなければいけない」ことが多すぎて、まだ理解することが難しい子どもにとっては“何もかもが順番になくなっていってしまう”ような気がするのはきっと当然のこと。
情報を集めて先を考えることができる大人だって不安だもの、子どもが感じている“不安感”は計り知れません。
みんな「分からない」。だからこそ「現実」を受け止めよう
WHOが出した提言を日本語訳にした「新型コロナウイルスから子どもの心を守る。WHOから世界中の保護者たちへ。」は、お子さんがいるご家庭の保護者の方へ向けて書かれたもの。若手の小児科医・研究者・デザイナーさんたちが日本語版にしてくれたものだそうで、とてもシンプルで分かりやすくまとまっています。
「分からない」ことだらけだからこそ、全てをやろうとせずできる範囲でできることをやり、自分のペースを保って生活すること。今後は新型コロナウイルスが身近にある、という環境の中で生活していくことが必要になるかもしれません。
【答えを知らなくても大丈夫】
出典:covid-19-act.jp
分からないことは「分からないけど、今それを理解しようとしているよ。」や、「分からないけど多分・・・」などと答えて大丈夫です。子ども達と一緒に考える機会にしましょう!
【新しい日課を作る】
出典:covid-19-act.jp
新型コロナウイルスによって、仕事、家庭、学校での日常が奪われてしまいました。これは子どもにもあなたにもとても厳しい現実です。新しく、家での日課を作ってみてはいかがでしょうか。
年齢問わず「子育てをしている家庭」には気付きになる提言がたくさんあるので、ぜひ詳しく読んで、これからに生かしてみて。
詳細はこちらから
また、
・新型コロナウイルスが子どもに与える影響
・感染疑いのある人の受診の様子、感染疑いのある家族との過ごし方を知りたい
などを含め、「新型コロナウイルス」に関する正しくて分かりやすい情報を発信する“noteアカウント”「コロナ専門家有志の会」もあります。ぜひぜひチェックを。
新型コロナウイルスを早く収束させるには、それぞれができることをコツコツとやるのみ。とはいえ日常生活やストレスのこともあるので、ムリなく、できる範囲でがんばるしかありません。
できるだけ正しい情報やお役立ち情報を取り入れ、今ある日常を少しでも充実させ、楽しむこと。難しいけれど、今できるのはそれくらいですかね……。先はまだ長そうだけど、一刻も早く収束に向かいますように~!!!
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