ーーお熱が出ています。すぐにお迎えを!の保育園からの電話に焦らない!「事前対策と当日の対処方法」
子どもたちからたくさんのエネルギーをもらうことで、女性はよりパワフルになり、すばらしい仕事ができる!株式会社リクルートエグゼクティブエージェント/森本千賀子が子育てと仕事を両立しながらパワフルに生きるコツをお伝えします。
子どもって、突然熱を出しますよね。業務が立て込んでいたり大切な会議が入っているときに限って保育園から電話を受けて焦った経験は、ワーキングマザーなら誰にでもあるのではないでしょうか。
私自身、親や兄弟姉妹が近くにいないので、こうした急なアクシデントには夫婦だけで対処しなければなりませんでした。そこで私が実践してきた、「仕事への影響を最小限にとどめる対策」をお伝えします。
仕事への影響を最小限にとどめる対策
【1】夫とのスケジュール共有は「リアルタイム」で
月や週の始まりなどに、夫とお互いのスケジュールを確認して子どものお迎えや世話を分担している人は多いかと思います。しかし、それだけだとアクシデントにはすぐに対応できません。
そこで我が家では、グーグル上でスケジュールを共有できるツールを活用。「夫に電話しても出ない!」「夫にメールやLINEメッセージを送っても返事がない!」といった場合でも、相手の今の状況をリアルタイムで確認し、この後任せられるかどうかを判断できます。スケジュール共通ツールにはいろいろな種類があるようですので、自分たちにとって使いやすいものを探してみてはいかがでしょうか。
【2】「家族外家族」を作り、協力をお願いしておく
「子どもが熱を出して、私も夫もすぐに保育園に迎えに行けないときは、代わりにお願いします!」――そんなお願いができる、家族以外の「家族のような存在」を作っておくのも有効です。もちろん、相手が困ったときにはこちらが助けるという、「お互い協力し合える関係」を築いておくのです。
私が、いざというときに頼ると決めた相手は4~5人。どの順番でお願いするかも、事前に想定しておきます。1番目はなじみのシッターさん、その人の都合が悪ければ同じマンションのママ友、彼女もNGであればそのママ友と同居しているお母さまにお願いする、といったように。
「いざというときはよろしくね」だけでなく、具体的に「こうしてほしい」という要望を伝えておくのもポイントです。
【3】「病児保育サービス」は複数リストアップし、利用規約を把握しておく
子どもの体調不良は長引くこともあります。翌日、翌々日にどうしても仕事を休めない場合は、病児保育サービスを利用する手も。近くの施設をピックアップしておき、なるべく早めに予約を取りましょう。ただし、定員いっぱいで断られることもあります。複数の候補をリストアップしておき、利用規約を確認した上で、どの順番に問い合わせをするかを事前に決めておいてください。
また、私の場合、インフルエンザや水疱瘡などの感染性の病気で「長引きそうだ」と判断すると、実家から母を呼んでお願いしました。「長引くときには誰に頼るか」も準備しておくことが大切です。
【4】連絡を受けたらすぐに、翌日~翌々日のスケジュールを調整
「迎えに来て」の連絡を受けると、とりあえず早く向かうこと、今日の分の仕事をどう乗り切るかに気をとられがちですが、この時点で翌日、翌々日のスケジュールも確認すべき。アポイントを変更したり、他のメンバーに
代理を依頼するのは、少しでも早いタイミングで行いたいものです。後回しにするほど、相手が迷惑と感じる度合いが高まってしまいますので、先回りして準備しておきましょう。
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■森本千賀子 (株式会社リクルートエグゼクティブエージェント)
1993年、リクルート人材センター(現:リクルートキャリア)に入社。法人向け営業として新規顧客開拓を行い、入社1年目から営業成績1位、全社MVPを受賞。以来20年以上、トップクラスの業績。現在はリクルートエグゼクティブエージェントに在籍し、経営幹部層の採用支援、転職支援を手がける。12歳6歳の2児の母でもある。
【著書紹介】
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