子育て中のお家に遊びに行くと、「あら!こんな所にシールが貼ってある…(笑)」って微笑ましく思う事があります。
でも、当のご家庭ではシールを貼っちゃうイタズラに困っているかもしれません。
実は、我が家もそうなんです〜!
テーブルの裏や、家具の前面…特に病院でご褒美にもらったシールが貼られがちですね〜(笑)
しかも、「えいっ!」と力任せに剥がすと家具の塗料が一緒に剥がれてしまったり、シールのベタベタが残ってしまったりとなかなかシールを剥がすのってハードルが高い!
そこで、数々のシールを剥がしてきた私が、家にある身近なものや専用グッズを使って『シールのきれいな剥がし方』をシェアしちゃおうと思います♪
シールってどうして張り付くの?なんで剥がすとベタベタするの?
シールには、〝面の基材になる面〟と〝裏になる粘着剤が塗られている面〟という二重の構造になっています。
粘着剤には粘弾性があって、乾燥しにくく水にも流れにくいので、対象物にぴったりと埋め込むように密着するんです。
対象物とシールがぴたっとくっつくと、引き合う力〝分子間力〟が働いて、粘着剤が対象物の表面のデコボコした部分に隙間なく入り込むことで剥がれにくくなる…という事なんです!
シールを貼ってすぐならそれほど乾燥していないため、ゆっくりとシールを剥がせば基材と一緒に粘着剤も剥がれてくれます。
ですが、熱や乾燥が加わると粘着剤は対象物の凹凸にしっかり入り込んでより強度を持つので、基材と一緒に剥がれずに粘着剤が裂けてしまい、中途半端に残ってしまったりベタベタが残ってしまったりするんですね〜
シールの張り付く仕組みはお分かりいただけたでしょうか?
それでは、そのシールの剥がし方をお話していきます!
家にある〝安全で身近なもの〟でシールをきれいに剥がす3つの方法
シールって、家にある「こんな物で!?」って道具できれいに剥がす事ができるんですよ〜!
専用のシール剥がしもとっても便利なのですが、小さい子どもがいる場合などは剥がした後に口に含んでしまうかもしれないので、あまり危険な物は使いたくないですよね。
天然由来の物や、洗い流せるものなら小さな子どもがいても安心!
さっそくその3つの方法を、ご紹介していきます。
お酢の酸が粘着剤を溶かし、きれいに剥がせるんですよ〜!
私は子どもが乳児の頃は、もっぱらこの方法でシールを剥がしていました。
①シールの上にお酢をふりかけ、10分から15分ほどラップで密閉して放置する
②しっかりお酢が浸透したら、指でゆっくし剥がしていくか、スパチュラやヘラで優しくこすりながら剥がす
これだけで、きれいにシールが剥がれます!
お酢の匂いは残りますが、そのあときれいに水洗いすれば問題なし。
家具やフローリングなどでも、水拭きすればすぐ匂いは消えます。
まだハイハイの赤ちゃんがいるお家などには、とってもオススメな方法です♡
どのお家にもたいていある、ドライヤー。
シールの粘着剤は熱に弱いので、ドライヤーの熱風を当てるときれいにシールを剥がす事ができます!
①剥がしたいシールの上に、ドライヤーの温風を短時間ずつ当てて徐々に粘着剤を弱らせる
②長時間高音の熱風を当て続けると、粘着剤がドロドロに溶けすぎて粘着剤が残ってしまうので、短時間ずつ様子を見る
③あたためた部分を指で優しくめくり、少しずつシールを剥がす
ただ、プラスチック製品は熱風を当て過ぎると変形などの恐れがあります。
陶器などの変形しづらい、熱に強い製品向けのアイデアですね!
台所洗剤などの中性洗剤は、界面活性剤という成分がシールの粘着剤と対象物の間にすきまを作ってくれるので、きれいにシールを剥がせます。
①シールの上に中性洗剤をふりかけて、10分から15分ほどラップで密閉して放置する
②指ではしからゆっくり剥がすか、スパチュラやヘラなどで対象物を傷つけないようこすりとる
③中性洗剤を洗い流す
これは子どもが小さいうちは、シンクの中に放置してやっていましたね〜!
新品のお皿のシールが剥がれない時などに、「どうせ一度洗うから」と買った直後に一手間かけるといいですよ♪
家にある〝取り扱いに注意したいもの〟でシールをきれいに剥がす2つの方法
先ほどご紹介した3つの方法は、子どもが近くにいても比較的安全にシールを剥がせますが、ここからお話する物については、特に子どもがいる家庭では取り扱いに注意してほしい物を使います!
けれど、しっかりきれいに剥がれますので状況によってうまく使い分けてくださいね♪
ドライヤーと同じ仕組みで、熱を当てることによってきれいにシールを剥がせます。
ゆっくりシールに火を近づけて、短時間であたためてちょっと剥がして確認する…というやり方が危険がないと思います。
プラスチック製の物は変形の恐れがありますので、瀬戸物などに向いていますね。
くれぐれも火傷にはご注意を!
これらもお酢や中性洗剤と同じように、シールにふりかけてラップをして放置すればきれいに剥がせるのですが…
火気厳禁です!
換気をしつつ、火の気のない場所で注意しながらが鉄則。
ライターと併用、なんて事がないようにしっかり周りにある物に気をつけて剥がしてくださいね。
専用のシール剥がしグッズできれいに剥がす方法
今は、100均でも専用のシール剥がしが売っています!
スプレータイプのものもあり、すごく便利です。
家に剥がせそうな物がない場合は、シール剥がしを買ってもいいですね。
また「あまりに強力でなかなか家にあるものでは剥がれない…」なんていう時にも、オススメの商品をご紹介します!
私も実際に車のステッカーを剥がすのに使った事があるのですが、さすが3Mという感じです!
何時間か放置したら、頑固なステッカーもするりと剥がれました。
室内で使用する場合は、換気をしっかりしてくださいね!
▼こちらは口コミです!
子どもが収納や包丁ケースなどを開けないよう設置していたストッパーが成長に伴い不要となった為、見た目も子どもっぽくて良くないし剥がしたいなぁ…と検討したものの両面テープがあまりに強力で素手では剥がせずこちらを購入。
説明通りに使用したら本当につるっと木製、アクリル製の家具をどちらも傷ませず剥がす事が出来ました。
この手の製品特有の匂いは当然しますが正しく換気していればすぐに消えます。わたしは家具を傷ませても構わないと考え特にテストを行わずぶっつけ本番で使用しましたが使い方も分かりやすかったです。
出典:www.amazon.co.jp
シュッシュッと強めのスプレー圧
放置すればシール浮き出す
力入らず すぐ剥がれます
跡を残したくない場合 満遍なく振りかけることが必要
ムラがあると変色したりします。
★剥がせなかったもの★
TSUTAYAなどのレンタル落ちCDに貼ってあるレインボーのタグシールみたいなものは無理でした。
使用したときオレンジのむせ返るような匂い(なんとなく有害っぽい匂い)
がしつこく残りますので
換気の良い部屋でやらないと辛い
100均のシール剥がしと比べるとパワー5倍くらいあると思いますが、量も少ないので、ここぞという時の秘密兵器です。
どうしても剥がしたい 剥がれないシールがある場合はオススメです!
出典:www.amazon.co.jp
口コミでも評判上々!
どうしても剥がれないシールにはもってこいですよ!
こちらは、低臭でヘラ付きの便利なセット。
このセットでたいていの物は、きれいにシールを剥がせるので、一つ持っておいてもいいかもしれません!
▼こちらは口コミです!
ドライブレコーダーの入れ替えのため、今まで使用していたコムテックのドライブレコーダーの土台をはがすのに使用。
3年前に張り付けたため両面テープがかなり強力にくっついてしまい、手でいくら引っ張っても土台が壊れそうになるだけで全くはがれませんでした。
そこでこのカーボンはがしヘラを使用。(いろいろなブログでフロントガラス面の両面テープの剥がし方などを見ていると薬剤を使用して10分~20分など結構時間がかかるものだと思っていました。)
実際にやってみたら5分もたたない内に剥がす事ができました。
金属製の薄いヘラや、内装はがしの様にしなりが強くないので力を入れやすく、またカーボンの為ガラス面に傷もつかず簡単にはがすことができました。(一か所だけを攻めるのではなく、いろいろな角度から両面テープをはがすようにヘラを入れてください。)
土台はルームミラーの後ろの目隠し用の黒いドットのついている所(センターバイザー部)でしたが、そのドットにも傷をつけずに土台を剥がすことができました。
正直これは購入して正解と素直に思えた商品です。
出典:www.amazon.co.jp
これ、すごくいいです!
毎日使うものではないですが、イザという時に頼れるアイテムですね。
もっと早く買えばよかった~!!
木製の収納棚に強力粘着のテープの跡が2年ぐらい放置してありました。
白いほわほわ、べとべとな跡で、何をやっても剥がせなかったのです。
しかし、こちらを使ったら、あっという間に!跡が取れました。
ものすごく嬉しくて、家族みんなで大喜び。
木製の棚も全く、全然傷がつきませんでした。すごい!!
これは、本当にいい商品です。オススメ♪
出典:www.amazon.co.jp
やっぱりヘラ付きというのが大きなポイントですね!
シールを剥がしたあとの、いや〜なベタベタをきれいにとる4つの方法
いろいろな物を使ってシールを剥がしても、ベタベタと粘着剤が残ってしまう場合もありますよね。
そんな時に便利な方法をご紹介します♡
シールを剥がしたあとのベタベタに有効なのが、ハンドクリームなどの油分の多い物!
ハンドクリームやボディクリームをたっぷりベタベタした部分に塗り、しばらく放置したあとにいらない布でこすってみてください。
ツルツルピカピカになりますよ♪
広い面ならガムテープ、ほんのちょっとのベタベタならセロテープでとれます!
ガムテープやセロテープを丸めて、ぽんぽんと粘着剤を叩くようにとっていきます。
ガムテープは、紙製でなく布製の方がしっかりとれますので、試してみてください!
これは子どもでもできちゃう、手軽で簡単な方法ですよね〜!
ベタベタしている部分にひたすら消しゴムをかけると…あら不思議!
消しカスと一緒にベタベタもきれいに取り去る事ができます。
子どもと一緒に、という時には危険もなく簡単なのでぜひトライしてみてください。
液体カーワックスには、界面活性剤の他に研磨剤やロウ、灯油などが含まれているので、シールのベタベタを浮かせてこすり取る事ができるんです。
いらない布などに液体カーワックスをしみこませ、ベタベタをゆっくり拭いてみてください。
拭き上がりも光沢が出てピカピカできれいです。
自転車やストライダー、三輪車などにシールを貼ってしまった場合に便利ですよ!
もう子どものイタズラに悩まない!シールのきれいな剥がし方をマスターしよう
とんでもないところにシールが貼られていると、ついつい慌ててしまいますよね〜!
子どもってちょっとしたすきに、いろんなイタズラをしてくれます(笑)
でも、家にある身近な物や専用グッズで、シール本体はもちろん残ったベタベタもきれいに剥がせます♪
それぞれのライフスタイルに合った道具をセレクトして、シールを剥がすストレスをなくしていきましょう!
関連記事はこちらから