こんにちは、東京都議会議員のおときたです。オリエンタルラジオの中田さんが自身の「イクメン」っぷりを語る記事があちこちで話題になっていますね!
オリエンタルラジオとして活躍する、お笑い芸人・中田敦彦さん。タレントの福田萌さんを妻に、2歳の娘を育てるパパとして、日経DUALでその熱い育児論を展開しています。同世代のパパママたちの共感を呼ぶ記事をまとめてみました。
パーフェクトダディ?!
モーレツに働いて稼ぎ、家計を支えるだけでは不十分。よく稼ぎ、「よく休み」、家事育児に参加してこそ今の時代の夫のあるべき姿だ!という言葉に、目からウロコが落ちた人も多いのではないでしょうか。そして同時に「そんなこと言われたって、実現できるわけないよ!」と感じた人も沢山いらっしゃることでしょう。何を隠そう、私もその一人です(苦笑)。
上記の記事の中で中田さんも述べていらっしゃる通り、「一家の大黒柱として、稼ぐのが男の仕事だ」と思っている方々が中心の世界では、積極的に家族の時間を確保することがなかなか理解されません。中田さん自身も、芸能界で大変なご苦労をされているようです。
政治家・議員はワーク・ライフ・バランスを実現しやすい?
では、政治家・議員というのはどうなのでしょうか?議員には上司もいませんし、議会がない時のスケジュールは自分で自由に決めることができます。厳しい芸能界や縦社会の企業と違って、中田さんの言うようなワーク・ライフ・バランスが実現できるのでは?!
ところがどっこい、われわれ政治家にも様々な「縛り」があります。税金からお給料をもらっている以上、人一倍働かなければならないのは当然ですし、自らの裁量で仕事ができるということは、無限に仕事を作り出すことができます。政治の問題解決に、はっきり言って終わりはありません…。
加えて、「選挙」という事情が立ちはだかります。早朝から駅に立ち、夜は地域の様々な会合にマメに顔を出し続けなければ、残念ながら次の選挙で当選することはできません。職業と収入を失ってしまえば、イクメンなんて言っていられない!というのも現実としてあるわけです。
育児に時間を割くことに大義が与えられる世の中であれば、また事情も異なるのかもしれませんが、現状で「家族のために今日は帰ります、会合には参加できません」と言ったら、減る票はあっても増える票はないと言えるでしょう…。結局、まわりの「無理解」というハードルがあるのは、結局のところ芸能界や政界でも一緒なんですね。
「変革にチャレンジ」していくしかない!
ですが、こうした「無理ゲー」に挑戦して変革するチャレンジャーがいなければ、社会が変わっていくことはありません。やはりこれまでの仕事のスタイルや地域のしがらみから、積極的に「休む」ということに挑戦できていなかった私ですが、決意を新たに致しました。
政界初の育休議員…じゃなくて、真のイクメン議員を目指し、挑戦をしてみたいと思います。またその経過を、ここでご報告していきますね。
それでは、また次回。
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■おときた 駿
1983年9月21日生まれの32歳。東京都北区出身。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループに新卒採用され、化粧品ブランド「ゲラン」で営業・マーケティングに従事する。現在、東京都議会議員一期目。
主な政策として「社会的養護・児童養護」「子育て支援」「聴覚障害を中心とする障がい者支援政策」「情報公開によるオープンガバメントの促進」に取り組む。
【著者メディア】
日本一のブロガー議員「音喜多駿」のブログです。政策やお知らせ、日々の活動についてお伝えしていきます!