育児の役割分担を見直してみませんか?「パパ育児デー」のトリプルハッピー効果
子どもたちからたくさんのエネルギーをもらうことで、女性はよりパワフルになり、すばらしい仕事ができる!株式会社リクルートエグゼクティブエージェント/森本千賀子が子育てと仕事を両立しながらパワフルに生きるコツをお伝えします。
パパとママの家事・育児分担のバランスは、それぞれの家庭によって異なるものですよね。皆さんは、そのバランスに満足していますか?
週1回、「パパ育児デー」
我が家の場合、平日の家事・育児は、夫より私の方が大きな割合を担っています。というのも、夫はもともと育児には積極的なのですが、遠方への出張が多い部署に異動になり、留守の時間が長くなってしまったためです。
そこで、家事代行サービスを利用したりシッターさんにサポートしていただりするほか、夫婦にとって効率的な役割分担のルールを設けました。
それは、週1回、「パパ育児デー」を設定すること。
毎月中旬、翌月のお互いのスケジュールを共有して、木曜か金曜あたりを「パパ育児デー」とするのです。
この日は、保育園へのお迎えも、夕食を用意して子どもに食べさせるのも、子どもをお風呂にいれるのも、パパが1人で担当します。(※現在は下の子も小学校に上がったため保育園へのお迎えはありませんが…)
このルールは、私、パパ、子どもにとって、次のような「トリプルハッピー効果」をもたらしました。
パパ育児デーのトリプルハッピー効果!
●ママはたまった仕事を片付ける&自分の時間を楽しめる
パパ育児デーは、私にとっては「仕事の調整日」として使うことができます。この日は残業もOK。時間を気にせず、溜まっていた仕事を一気に片付けてしまいます。
普段の平日、「保育園のお迎えの時間だから、もう会社を出なければならないけれど、まだ仕事が終わってない!」ともなると、プレッシャーやストレスを感じてしまいます。
その点、週1回の「調整日」を設けておき、「その日にやればいい」と思うことで、普段から気持ちにゆとりができます。
また、残務処理に追われていないときの「パパ育児デー」では、社内外の人と飲みに行くこともあります。大切な人たちとのコミュニケーションやリレーション構築、情報収集、リフレッシュの時間として使うのです。
●パパは子どもと集中コミュニケーション
普段、出張が多く、子どもと過ごす時間が少ないパパ。けれど、この日は子どもたちと濃密なコミュニケーションを取ることになります。ママがいない分、子どもたちは自然とパパに集中。パパの存在感を、しっかりと子どもたちに認識させられるというわけです。
●子どもは、パパに頼りがいや安心感を持てる
子どもたちにとっては、ママには言えないようなこと、ママの前ではできないようなことも、パパにはできる、ということがあるのではないでしょうか。それは普段とはまた違った、楽しい時間になるはずです。
パパとの濃密なコミュニケーションによって距離が縮まれば、例えば、ママに叱られて傷付いてしまうようなことがあっても、「パパのところに逃げ込める」という安心感が持てると思うのです。そのように精神のバランスをとるのに効果があるのではないかと思います。
4月は、新たなルールを決めたり、新たな習慣づけをするにはうってつけの時期。皆さんも、家族みんながハッピーになれるルールを考えてみてはいかがでしょうか。
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■森本千賀子 (株式会社リクルートエグゼクティブエージェント)
1993年、リクルート人材センター(現:リクルートキャリア)に入社。法人向け営業として新規顧客開拓を行い、入社1年目から営業成績1位、全社MVPを受賞。以来20年以上、トップクラスの業績。現在はリクルートエグゼクティブエージェントに在籍し、経営幹部層の採用支援、転職支援を手がける。12歳6歳の2児の母でもある。
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