生涯年収は小学校までに決まる!?幼少期の教育投資がもたらすメリットとは。
子どもには幸せな人生を送ってほしい。どんな親でも願うことです。しかし、子育てに追われているとなかなか子どもの習い事や勉強まで時間をかけるのは大変ですよね。。実は、未就学の時期にかける教育がわが子の人生を左右するんです!子供向け教育事業に取り組む株式会社ハグカム代表・道村弥生がわかりやすく解説します。
“早期教育”っていいの?悪いの?
子育て情報に敏感なパパママなら“早期教育”という言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、学習面だけではなく、発想力、協調性、持続力などを高めるための教育も含まれます。
幼少期に好奇心を養うことによって、学習に対する前向きな姿勢をつくったり、基礎学力をつけたりすることができ、「子どもの将来の選択肢を広げる」という点でもとても大事な教育なんです。
早期教育は、脳が柔軟なうちに子供の知的好奇心を促進し、高い吸収能力や順応能力を持つ幼い間に教育を開始することで脳の活性化を高めれば、「優秀な」人間に育つという理念に基づいている。そのため脳科学や発達心理学と非常に深い関係がある。
出典:ja.wikipedia.org
幼少期の教育投資が人生を変える!?
「しつけをするには〇〇をしたほうがいい」「勉強をさせるには△△が効果的」など、様々な教育論がありますが、近年では、30~40年前に実証実験をスタートした子どもたちが大人になり、その研究データを元にした教育論が注目されるようになってきました。
小学校前に教育を受けた子どもと、そうでない子ども。その40年後は…?
これは、シカゴ大学のジェームズ・J・ヘックマン教授の追跡調査の結果です。
就学前に教育を受けた子どもは、そうでない子どもたちに比べて、学歴・収入・持ち家比率がいずれも高く、雇用が安定していました。また、反社会的な行為に及ぶ確率や、生活保護受給率や逮捕者率も低かったそうです。
さらに、ヘックマン教授の研究の最大のポイントは「人的資本投資に対する投資対効果(コスパ)」でした。
一言でいうと、教育にかけるお金や時間は年齢が低ければ低いほどいい、ということです。
脳科学の観点から見ても、これは明らかです。
成人を100%とすると、1歳になった時点で30%、6歳までに80%が作られるのです!
それまでの貴重な黄金期に脳に働きかけるかかけないかで、学力や人間力に大きな違いが現れます。
ぶっちゃけ子どもの早期教育みたいなやつを軽視して、一切やらせてきませんでした。私が間違っていましたごめんなさい。勉強しなさいって言われなくても自分でそこそこやれる子は、やっぱりそれなりの素地を持ってるものなのですね…
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ここに注意!学力を上げることが“早期教育”ではない!
間違えないでいただきたいのが、“早期教育”は勉強させることだけではないという点です。
「好奇心」や「セルフコントロール力」など、子どもたちが将来生きていくうえで必要な基本スキルを伸ばすことが最大の利点なので、「勉強しなさい」だけでは意味がありません。
私は早期教育をすること自体が駄目だとは言わないけど、子どもが楽しんでやってるならそれで良いかなあ( ˆᴗˆ )大事なのは持続させることだと思うんだ
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また、教育投資というのはお金だけでなく時間や関与の仕方も含まれます。
子どもが勉強する習慣をつけるために親子で勉強する時間を作ったり、テレビを見たりゲームをする時間のルールを一緒に決めたり、色んなものへの知識欲求満たすために家族で動物園や博物館に行ったりするのも効果的とされています。
今しかない大事な時期にもっと好奇心を育めるように、家族それぞれの“教育投資”を考えてみませんか?
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■道村弥生(株式会社ハグカム代表取締役)
1984年生まれ。明治大学商学部卒。2007年に株式会社サイバーエージェント入社後、広告営業、子会社経営、プロデューサー、新卒採用・組織活性化など幅広く事業に従事。
幼少期の好奇心育成がその後の人間形成や人生に大きな影響を与えていると感じ、子供向けの教育サービス事業としてハグカムを設立し、2015年にサイバーエージェントより独立。
2020年に向けた英語教育改革を考慮し、子供のためのマンツーマン英会話「GLOBAL CROWN」を運営。日本人バイリンガル講師と毎日20分間おうちでレッスンができるため、英会話スキルだけでなくコミュニケーション力の向上にも効果が期待できる。
ハグカムが提供する「GLOBAL CROWN(グローバルクラウン)」は毎日20分間、自宅で英会話レッスンを受けられるマンツーマン英会話サービスです。
子供のころの「できた!」という体験はかけがえのないものになります。送り迎えがなく、家族の愛情を感じられるおうち英会話は頑張るパパママの味方です。