祖父母と孫。パパとママとは考え方が違うことを前提に、子どもの安全を最大限に考えた決断を。
山口県の2歳児が迷子になった件に関連し、さまざまな意見が飛び交っています。
他人事ではなく、我が子にももしかすると起こりうる出来事。
とにかくパパやママができることは、「万が一」のことを最大限に考えてから決断すること。
“後悔先に立たず”ですから。
考え方が違う「親と祖父母」
生まれてから24時間365日、常に我が子を見守っているママやパパと違い、祖父母って実際には「少し手伝う」「孫を甘やかす(良い意味で)」関わり方が主ですよね。
しょっちゅう子どもを預かって面倒見てくれている祖父母ならまだしも、普段の子どもをきちんと知らない祖父母に預けてしまうと「えっ!?」という展開になってしまうこともあります。
3人のお子さんを育てるママ「自由なおかん@篠原みなも(@jiyuunaokan)」さんは、実父の発言に“恐怖を感じた”と言います。
気持ちは分からなくもないが「リスク」の方が大きい。
祖父が二歳の子を見失った話、
— 自由なおかん@篠原みなも (@jiyuunaokan) 2018年8月15日
全然他人事ではない。
長男が2歳のとき、実父が『祇園祭でみこし担がせて写真とりたい』って言い出して、際どい妊婦の私はいけないし、息子と二人は心配すぎるからごめんやめて!って断った。
熱中症、迷子、誘拐、交通事故とか考えもしない雰囲気が恐怖だった。
おじいちゃんの気持ちは分からなくもない。
初孫だし男の子だし、今しかないこの時期にみこしを担ぐカッコイイ姿を写真に収めておきたい!
もちろんステキな姿や体験をさせてあげたいのはパパやママも一緒ですが、親はそれに付随する「リスク」を考えます。
父は60代後半、会社人間。家事育児は母に丸投げしてきた人。
— 自由なおかん@篠原みなも (@jiyuunaokan) 2018年8月15日
そしてうちは初孫で頻繁に会ってもいない。
喉がかわいたって言えない、いきなり走りだす、『じっとしてね』が通じない2歳児。
カメラチェックしてる間に消えたと思う。あのとき断って良かった。
自覚なき無知は子を守れない。
「普段の子どもを知っている」からいざというタイミングで気をつけることができるけど、「普段の子どもを知らない」人はその子がどのタイミングでどんな行動をするのか予測がつきません。
何かが起これば「まさかあそこでこうなるとは思わなかった」「予想外の動きをした」しか言うことができません。
そして「しょうがないよ、普段関わってない祖父母だから」ってなっちゃいます。
「知らなかったんだからしょうがない」
で我が子が取り返しのつかない事態になってしまったら、あまりにも辛いし悲しい。
祖父母の要求が断りづらくても、子どものために勇気をもって「NO」を
義理の祖父母も実の祖父母も、やはりパパやママから見れば親であり、年上の先輩です。
強引に話を進められたり勝手にアレコレやられたり、ゴリゴリと文句を言われたりするかもしれませんが「ダメなものはダメじゃい!」とはっきり「NO」を示すことが大切です。
あいまいなまま我が子に万が一のことが起こったら、ママやパパは死ぬほど後悔するでしょう。
「祖父母は親と考え方が違う」ということをきちんと理解し、子どもを「リスク」から守るのも親の大切な役目です。
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