世界には問題だらけの子供の権利「この問題は、本当に問題」
セーブ・ザ・チルドレン。子どもを守る、当たり前のことが成されていないのが現実。
今、このような問題が話題になっています。
普通に解いてみます。
・一日は24時間、そのうちサラさんは6時間寝る → 18時間起きている。
・起きている18時間のうち、半分を家の手伝いをしている → 余り9時間
・9時間のうち、2/3時間(6時間)ほど妹の世話をしている → 余り3時間
・学校まで往復3時間かかる → サラさんが学校に行って勉強できる時間は0時間
よって、正解は「0時間」
はい、正解ですが…問題の本質はソコではありませんね。
学ぶ機会が奪われるのはなぜ?
子ども支援の国際NGOである「セーブ・ザ・チルドレン」
「車で行けばいいじゃん」「妹と一緒に学校行けば?」…と問題を捻じ曲げてはいけません。
本質は「0時間」と答えを出すのではなく、世界の子どもたちが置かれた状況と、子供の権利を守る必要があると理解することが重要ですね。
世界では、6歳から17歳の子どもの6人に1人にあたる2億6,300万人が学校に通えていません(UNESCO 2016)。
これは、先進国の子どもの人口2億4,500万人よりも多い人数です。
紛争や貧困など、さまざまな課題が複合的に絡み合い、子どもたちの学びに影響を与えています。
■紛争
安全であるはずの学校が、攻撃で破壊されることがあります。
避難のため、学校に通えなくなる子どもたちもいます。
紛争下のシリアでは、3校に1校の学校が爆撃などの被害を受けています。
■「女の子だから」
世界では1,500万人の少女が、一度も小学校に通えていません。
この数字は少年の1.5倍にあたります。
5億7,500 万人の少女が、少女への差別が根強い国々で暮らしており、教育からの排除のほか、児童婚などのリスクにさらされています。
■貧困
世界では約6億人の子どもが極度の貧困の中で生活しています。
貧困のために、児童労働や児童婚を強いられ、十分な教育を受けられない子どもたちがいます。
■場や人材の不足
学校が遠すぎて通えないというケースや、学校に行けても、教員の質の問題で十分な学びが得られないケースもあります。
※「セーブ・ザ・チルドレン/HP」から抜粋
子どもの支援専門の国際非政府組織です