「勉強しなさい」大バトルはもう卒業!〝子どもの勉強習慣をつくる〟3つのコツ
【1】効果絶大!「お母さんが」リビングで勉強する
最近、リビング学習についての取材依頼が多くなり、広く、注目されてきているのだと実感しています。
出典:www.pierna.jp
勉強は、個室にこもって黙々とするものだと思っている方が多いでしょう。しかしそうではなく、家族と一緒に過ごすリビングで行う方が、はかどることがわかってきました。事実、成績優秀者に聞いてみると、リビングで勉強している子が多かったのです。
答えは簡単。子どもが学習に意欲を持って、なおかつリラックスできて臨んでいるのならば、集中して勉強に取り組めるからです。家族がいれば安心して学習ができ、苦手なところを教えてもらえます。頑張れば、その場でほめてもらえます。
一方、個室にこもって学習するのは、子どもが不安になり、意識が別のところにいってしまいます。こういったことから、リビングで勉強するのがいいのです。
シーンとした自室にこもって勉強したほうが、集中できていいと思いますよね。ところが実際は、シーンとした場所でしか勉強できない子供は、かえって集中力が身につかなくなってしまうそうです。
出典:moomii.jp
リビングだとテレビの音や兄弟の声、キッチンでの炊事の音など、雑音が子供の勉強の邪魔をしそうで心配ですが、反対に多少の騒音があっても気にせず集中できる力を養うことができるそうです。
お子さんに勉強してもらいたいと思っているのであれば、お子さんの勉強時間中は、親御さんも何か勉強したり、本を読んだりしてみましょう。お子さんが勉強しているとき、お父さんやお母さんが楽しそうにテレビを見ていたら、お子さんはどう思うでしょうか?
出典:papimami.jp
取材で分かったことですが、多くのママさんが、お子さんの勉強中に自分も勉強するようにしたら、子どもの成績が上がった! とおっしゃっていました。
お子さんも、親御さんが勉強する姿を見て、勉強がいかに重要なのか、実感できるはずです。
【2】毎日、「同じ時間」に勉強する
インターネットなどで、「勉強 やる気」で検索している中に多く出てきたのが“勉強を習慣にしてしまえば、自然にやる気が出てくる”というものでした。
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「勉強のやる気が出ないで悩んでるのに、どうやって習慣にするの?」と思ってしまいますが、脳内に学習するクセという“神経回路”を作ってしまえば、自動的に勉強が習慣になるとのことです。しかも、一度習慣になれば、勉強をしないと何だか落ち着かない気分になってくるのだそうです。
いつまでたっても勉強を習慣化できない理由は、やったりやらなかったりと「むら」があるからです。
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昨日は6時間勉強に集中したけれど、今日は1日中遊んでばかり、翌日は1時間だけの勉強・・・このような生活スタイルでは、いつまでたっても習慣になることはありません。
習慣は、毎日、同じ時間に同じことを実行することによって形作られます。ですから勉強を習慣にしたいなら、毎日同じようなスケジュールを組んで、淡々と学習していくことがポイントになります。
子どもの学習習慣をつくるには、まず「生活リズムの中に勉強時間を組み込む」ことが大事です。小学校に入ると、ほとんど毎日のように宿題が出ると思いますが、まずはその開始時間を決めましょう。その際、親が一方的に決めるのではなく、子どもが納得するような時間帯を設定します。
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学習習慣を身に付ける場合に、親や兄弟、さらには友人、教師のやり方を模倣することもあるし、勉強は大事だからと自覚し、自分から努力して習慣を付けることもある。しかし、低学年の子どもでは、条件反射の原理を応用し、「毎日、同じ時間に、同じ場所で勉強すること」が大事である。条件反射の原理によると、毎日、同じ時間に、同じ場所で勉強すると、それが習慣になり、その時刻がきて、その部屋にはいると、自然に勉強する気持ちになるという。このような方法の中で、子どもに適した方法を考えてみるのがよいであろう。
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【3】「やりなさい」ではなく、「こうしてみない?」の提案を
お子さま自身が「やらなくてはいけない」とわかっているのですから、気持ちを切り替えるサポートをしてあげましょう。例えば、「○時になったらテレビを消して勉強しようね」「タイマーが鳴ったらゲームをやめようね」などと、時間を設定してあげるのはよい方法です。それでもなかなかやる気が起きなければ、再びタイマーを設定し、「30分間だけ勉強に集中できたら、またテレビを見ようね」などと、先の見通しをもたせると、目の前の学習に向かいやすくなるでしょう。
出典:learning-park.net
親が子供に勉強を教えるときの5つのルール
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1、間違いを正さない
2、否定をしない
3、他人と比べない
4、できなくて当たり前の心構え
5、一度では覚えられないという心構え
今のゲームはもともと夢中になるよう工夫して作られています。子供がゲームにはまるのは当たり前。その分、時間管理への意識を育むことが大切になってきます。
出典:blog.benesse.ne.jp
特に低学年は、生活習慣を確立する大切な時期。楽しさに流されがちな幼さもあるので、「1日30分」などの時間制限だけでなく、「宿題を終えてから夕飯までの間」「8時以降はゲーム禁止」などやる時間帯まで含んだ具体的なルールを決め、生活習慣を乱させない工夫をしましょう。ルールを守る意識を育むため「守れなかったら1週間ゲームなし」など罰則をあらかじめ話し合っておくのも手です。
高学年になると、「勉強すべき」などの意識が出てくる反面、自立心から親のいうことを素直に聞かなくなることも。ルールで縛るより、「毎日の学習時間が確保できているか」「寝る時間にはゲームから離れて就寝しているか」など「やるべきことができているかどうか」で判断するとよいでしょう。メディアに接触した時間を記録する「メディア日記」をつけさせて、ゲームに使う時間の長さを子供自身に意識させるのも手。そのうえで「学習時間が取れていないのが心配」「夜更かししすぎでは?」など心配している点を具体的に伝え、解決策を親子で話し合いましょう。