『漫画 君たちはどう生きるか』が100万部突破！世代・年齢を超えて読まれる“歴史的名著”が話題に
2017年8月に発売されて以降、じわじわと人気を集め、ついに発売から5ヶ月足らずで発行部数100万部を達成した、『漫画 君たちはどう生きるか』。
なぜこんなにも話題になっているのか？
これからの時代を生きていくうえで、とても大切なヒントがたくさん詰まってるからです。
原作は1937年に出版された本
原作の「君たちはどう生きるか」は、吉野 源三郎によって戦前に書かれた本です。
「戦前に書かれた本」でありながらずっと多くの人に読み続けられ、80年経って「漫画」になって生まれ変わったこちらの本。
なぜそんなに多くの人に読まれているのか？
なぜそんなに絶賛されているのか？
「君たちはどう生きるか」の主人公は旧制中学2年生、15歳の「コペル君」。
彼の叔父さんや友人、まわりの人々との関わりや出来事を通して、コペル君の精神的な成長を描いていく本です。
悩むコペル君、言葉を投げかける叔父さん
二年前に父を亡くし、母とお手伝いさんとで暮らすコペル君。
よく家に遊びに来る、母の弟である「元編集者」の叔父さん。
正義感にあふれ、そのために多くの問題を引き起こしてしまう北見君。
勉強も運動も苦手で、家が裕福ではないためにいじめに遭うが、実家の豆腐屋をよく手伝う働き者の浦川君。
浦川君をいじめ、それを止めようとした北見君とケンカになる山口君。
さまざまな背景を持つ登場人物。
日々直面するさまざまな問題に取り組む中で、友人との関係やものの見方、真実・勇気について“叔父さん”からアドバイスを受けながら考え、学んでいく姿が描かれていきます。
本当に必要なものとは何か
めまぐるしく変わっていく現代の状況。
正しいと思っていたことが、実はそうではなかったという出来事。
モノや情報があふれ、自分に本当に必要なものは何なのかを見つけにくい今の時代。
子どもを育てていくうえで、子どもに伝えたいことはたくさんあるのだけれど、何を伝えてあげればいいのか分からない、どのように伝えてあげればいいのか分からない。
大人自身がもう一度今の自分を見つめ直してみるためにも。
ぜひぜひ、大人にも子どもにも読んでもらいたい本です。
読んだ人からは、さまざまな感想が
人間らしく誇りを持って生きて行くにはどうするべきかを立ち止まって考えさせられたので、この本に出会えて良かったと思います。
出典：www.amazon.co.jp
肩ひじを張って読む必要もないが
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少年時代に読んでおけば、きっと役に立つ本。
歴史的名著と持ち上げるほどでも、
この程度と切り捨てるものでもなく、クオレやウェルテルや
読んでおくべき作品に共通の上質な倫理観と、少年の純潔さが
ある。同質のものは「博多っ子純情」や「アルプスの少女ハイジ」にも
感じたはずだ。いい本。
うちの子供たち3人に薦めました。
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3人とも帰国子女ですが、漫画なので読みやすかったようです。
帰ってきた感想は「そうやんなあ」でした。
アメリカではこの思想は当たり前のようです。
アメリカでは、人種差別を受けた経験もあり、どう生きるべきかをずいぶん考えたようです。
必ずしも、ここに書いてあることすべてがキレイで、正解と言うわけではない。
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だとしても、何が正しくってなにがキレイなのか、考える必要はあると思う。
とにかく読みやすくて、原作のイメージを崩さない内容でした。
子供に読ませたいと思う。だけど、それは書いてあることを鵜呑みにさせるんじゃなくて、
どう考えていくのか、を学ばせたいなぁ。
それこそが、この本の本質だと思う
ジブリ新作のタイトルになる、という情報も
なんとなんと、スタジオジブリ・宮崎駿監督が現在手掛けている新作のタイトルが「君たちはどう生きるか」になるそう！
実際に吉野 源三郎原作の「君たちはどう生きるか」からタイトルを取ったそうで、「その本が主人公にとって大きな意味を持つ」内容になるとのこと。
ジブリの新作をより楽しむためにも、ぜひ一度目を通しておきたいですね。
大切なのは、考えること
「君たちはどう生きるか」原作は戦前に書かれた本であるため、現代とは少し違う感じ方をする場面もあると思います。
そんな時は「どうすればいいのかな」「こういう場合はどうするだろう」など、今の時代に合わせて考えてみることが大切。
「みんながやっているから、自分も合わせる」では息苦しさを感じてしまう事も多い今の時代。
「あなたならどう生きるか？」をあらためて考えさせてくれるおすすめの本です。
新装版・原作本もぜひ
漫画版は読みやすくスラスラ読むことができますが、じっくり読みたい、原作ならではの「そのままの文字」を感じたい、という方は改訂版や原作本がおすすめです。
新装版は
・活字を大きく、かな遣いも現代風に改め、原作を読みやすくしたもの。こちらも発行30万部を超えています。
原作本は
・「そのままの文章」を感じることができます。ぜひおすすめ。
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